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クローズアップ

FLOW

FLOW

勢いはそのままに、深みを増した表現力

インタビュー

2006年09月01日 掲載

FLOW   インタビュー

  • Excite:昨年はリリースもライヴも年末以外は良い流れで進んでいたましたよね。

  • KOHSHI:去年は既に年明けから夏にアルバムを出したいと思って、メンバーが一丸となって取り組んでました。

  • TAKE:結果、アルバムは今までの流れを組んで納得いく形で作れました。ツアーも、バンドとして最長の36本という長いツアーの中で、成長がよく出ていたんですよ。そんな中で最終的にKEIGOのケガというアクシデントがあったんです。

  • KEIGO:きちんと積み上げて進んでいる実感があったので、締めのカウントダウンライヴは今年に繋がる形で終えられると思っていたし、最後の2本だけ大きな会場だったので特別感もあった。そこへ突然ケガして中止になって、その時は途方に暮れるというか…。

  • TAKE:出来なくなった瞬間は実感がなくて、年内は深く考えられなかった。年が明けて、人生最大に落ち込んだんじゃないかな。

  • Excite:そうか。みんなのキャラクターを考えると「ケガは仕方がない。ちょっと休んで曲でも作るか!」とか思ってるのかなと勝手に想像してました(笑)。

  • IWASAKI:実際、最初はそう思ってたんですよね(笑)。

  • TAKE:ただ、意外とそうではなかった(笑)。今まで自分たちで見ようとしなかった部分や、走り続けていた中で見落としていたことや感じられてなかった部分がリアルに表に出てきたのかなと思いますね。

  • KOHSHI:曲を作るけど全く良くない、スケジュールも真っ白で予定も組めない…だからまた曲を作るけどやっぱり良い曲は作れない。そのうち何して良いのか分からなくなって、そんな感じでどんどん一人になっていくのがわかって…。それで5人で集まったりして、改めてFLOWや自分たちについて考えたり、時間の使い方もよくなりました。

  • TAKE:それまで30、40曲ぐらい作ったけど、全部ボツ(笑)。日々を消耗していましたからね。それで久々にバンドでスタジオに入った時は本当にバンドって楽しいなと素直に実感が出来たんですよ。

  • IWASAKI:うん。素直に楽しいと思いました。

  • TAKE:member』を作り始めて、“完成させればその後に何か道がある”と信じてやりました。5人で一つの音をシンプルに表現しようと作っている中で、6月の開幕戦ライヴの予定も組めた。それからはガムシャラになりましたね。

  • KEIGO:事故では本当にどうしようもないことがあると教えられました。それと、そうならないとわからない有難みも感じたし。沢山の人に支えられて僕らはバンドをやれてることが実感出来ました。苦しかったし、時間もかかったけど、それもいい経験になっています。一度どん底を見たので曲に出てくるポジティヴ感も以前と少し違った感じになってきてますね。

  • Excite:これをスタートラインにして6/9の開幕戦ライヴはもう満載でした。“進化しよう”という印象を受けました。

  • KOHSHI:“これでもか!”というぐらい全部詰め込みました(笑)。それが感謝の気持ちでもあったし。俺らにとってもひとつの指標としてこのライヴは本当にでかかったですね。

  • TAKE:音楽に対する探究心もすごく貪欲になっていて、それをライヴでも表現したいですね。

  • GOT’S:時間が経ったり、歳を取って大人しくなるのは嫌なんですよ。僕も自分が憧れていた人が丸くなるのは見たくないし、どんどんトライしていきたい。

  • Excite:なるほど。新曲「Around the world」は、CMで既によく耳にしてます。

  • TAKE:member』からの、さらなるバンドの進化や広がりを表現したかったんですが、原曲の段階から核になってるループ感のあるコード進行やリフレインのフレーズは映像が見えていたし、バンドのスキル的にも今なら出来ると思ったんです。

  • KOHSHI:member』が僕らの存在証明だとしたら、今回は迷いなく信じるところへ進んで動き出す決意表明ですね。開幕戦後に詞を書いたんだけど、自分たちを支えてくれる人たちがたくさんいると考えると迷いもなくなったし、そんなことが伝わればいいですね。まあ、でかい曲想に引き出された部分もありますけどね。

  • Excite:プロデューサーは、FLOWとしては初めて蔦谷好位置さんですね

  • TAKE:ええ。今回は“KANDATA”もプロデュースがCHOKKAKUさんで、歌詞がいしわたり淳治さんですし、新しい挑戦の1つとしていろんな人とセッションするのが良いと思いまして。二人ともそれぞれ違う良さがあってすごく面白い。色々と勉強するところもあってメチャクチャ楽しかった。音楽探求の良い機会でもあったし。「KANDATA」は曲もですけど、ヴォーカルの2人が今までと全然違う。2人の表現が今まで以上に深く掘り下げられてますよね。

  • KOHSHI:こんな感じの曲は今までなかったから唄いたかったし、難しいとも思ったけど、やりがいのあるレコーディングでした。

  • IWASAKI:member』以降、個人でもそれぞれ自覚や努力があって、バンドにちょっとしたゆとりがあるんですよ。そのゆとりがあるからこそ攻めに行けるというか…余裕のある攻めは強いですからね。だからこそ、次のことに一生懸命向いていけるし、すごく大きいなと思いますね。

  • Excite:そうですね。サウンド的に違うことをやるのは今までもよくやっていたけど、作詞をバンド外の人がやったり、こういう世界観だったりは正直驚きです。

  • KEIGO:ストーリー性のある歌詞は小説を読んでるような感覚でしたね。それを消化し、理解して表現することに対してすごく考えた曲ですね。

  • KOHSHI:一年前なら他の人が自分たちの曲に詞を書くなんて絶対に嫌だと思ってた。ただ、自分自身、次に思うように進めていない現状があったんです。でも今、少しゆとりがあるから、誰かに書いてもらうという発想も出て来たりする。結果的に面白かったし、勉強にもなったし…いしわたりさんって人間的には僕とは逆にベクトルが向いてると思うんですよ。どうしたって俺はハッピーエンドにしたいんだけど、そうじゃない中にメッセージがあるし、表現方法はいろいろあるんだなと思った。そういった意味ではいろんな引き出しを持つことも必要ですね。個人的には森雪之丈さんのトリビュートに参加してFLOW以外の活動で刺激を受けたのも大きかったかもしれません。

  • Excite:一方で「Shakys」は、完全な今までのFLOW節。歌詞からサウンドからあらゆるものがFLOW全開です。

  • TAKE:なぜなら一年以上前に作った曲だからです(笑)。この並びはすごく良かったですね。「Around the world」の決意表明と「KANDATA」の新しいアプローチがある中でこの曲の持ってるバンドサウンドだったり、歌がある。これは去年のアルバムに入れるつもりでしたが、違う表現の仕方があるかもなと取っておいたんですよ。このタイミングしかないというところではまった。

  • KOHSHI:これはちょっと懐かしい。聴いたら「若いなあ!」と思いましたからね。KEIGOの声が少年のような声をしていて(笑)。

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