コンプリート・シングル・コレクション『POWERS OF TEN』リリース。10年の想いを語る
| 直角二等辺三角形TOUR | 2009.10.14(WED) at 横浜アリーナ |
ニュー・アルバム「⊿」を引っさげ、8月から行われて来たツアーもいよいよ大詰め。最終公演地である横浜アリーナでは追加公演を含む4公演が行われたのだが、この日も、ツアーのファイナルに向けてまだまだ上昇し続ける3人のテンションに圧倒されっぱなし!終始、予想を遥かに上回る盛り上がりとなっていた。
オープニングはもちろん、アルバム同様に「Take off」から。「NIGHT FLIGHT」へ続く流れは胸躍る今宵のフライトを演出し、CAさながらのキュートなパフォーマンスでオーディエンスを迎え入れてくれた。
かしゆか:今日は、全19公演中の16公演目。本当にあっという間。信じられんね!?
のっち:充実したツアー。満を持して、帰って来ました!」
あ~ちゃん:自分の中のメモリが振り切ってしまうくらい楽しんで帰って!「ライヴ、どうだった!?」って聞かれても、「ようわからん!!」しか言えんぐらいね!(笑)
意気込み充分のMCを挟みつつ、花道の先にあるセンターステージでは名曲「マカロニ」やセクシーな「SEVENTH HEAVEN」、白いハットでクールな表情を印象づけた「Kiss and Music」などを披露。その後は衣装を黒にチェンジし、「edge(⊿-mix)」の映像と見事にシンクロしたパフォーマンスで登場するなど、視覚的な部分からも会場を大いに沸かせていった。「コンピューターシティ」では3人を乗せた花道が動いていくなど、大きな会場、広いステージならではの“見せ場”が続く。ものすごいスピードで変化していく目の前の景色も、四方八方から押し寄せてくる享楽のビートも、とにかくそこかしこがプロフェッショナルで埋め尽くされていた。体験してみてあらためて感じる完成度の高さと、いつまでもまとわりついてるこの興奮。確かに「ようわからん!!」としか言いようがない(笑)。
後半のMCは、会場にいるお客さんひとりひとりと会話する勢いでのコミュニケーションタイム。コスプレの3人組や懐かしいツアーTシャツを見つけてはきちんとフォローしていくのだが、こういうアットホームな距離感は昨日今日で出来るもんじゃない。会場の大きさも人数も関係なく、みんながちゃんとPerfumeと繋がってることを実感させられるから不思議というかさすがというか。一層強まった一体感の中で繰り広げられる、キラーチューン満載の後半戦。ディスコと化した横浜アリーナの盛り上がりは言うまでもなく、である。
アンコールでは、結成10周年を迎える来年、ファンクラブ・ツアーでライブハウスをまわることを発表。より近くでこの完成度と3人の魅力を目の当たりに出来るとあって、会場からは絶叫のような歓声が上がっていた。まだまだ聴いていたい!もっともっと楽しみたい!そんなオーディエンスの熱気を一気に上昇させるべく披露された「Perfume」では会場がひとつになって歌い踊り、ラストはじっくりと「願い(Album-mix)」に聴き入る。エンディングの余韻に包まれながら名残惜しそうに手を振る彼女たちの笑顔は、やり遂げた充実感とさらなる意欲で輝いているように見えた。
取材・文/山田邦子