当日の登壇者は黄前久美子役・黒沢ともよさん、加藤葉月役・朝井彩加さん、川島緑輝役・豊田萌絵さん、高坂麗奈役・安済知佳さん、黒江真由役・戸松遥さん、塚本秀一役・石谷春貴さん、そして小川太一監督。ここでは9時30分の回の上映後に行われた舞台挨拶のオフィシャルレポートをお届けする。
※本記事には、『最終楽章 響け!ユーフォニアム』後編の内容に関するネタバレが含まれます。未鑑賞の方はご注意ください。
>>>舞台挨拶の様子をチェック!(写真13点)
【オフィシャルレポート】
今回の舞台挨拶は前編の公開時と同様に交代制でMCを担当することになり、この日は豊田さんと石谷さんが進行役を務めました。「昨日、僕も後編を映画館で見させていただきました。その際、友達が ”ゴールド金賞” ということで百均の金のトロフィーを手渡してきたので、それをカバンに入れて今日やってまいりました」(石谷さん)、「私は試写会で見させていただいたんですけど、ハンカチを忘れてしまって。『うわ、どうしよう?』と思ったら、右手に大きなシュシュをしていたので、シュシュでずっと拭きながら何とか耐えられました」(豊田さん)と、エピソードトークを交えた自己紹介をするMC二人に続いて、登壇したキャスト陣&監督が劇場に集まってくれた大勢のお客さんに向けて一人ずつご挨拶。続けて、TVアニメ第1期から11年の歳月を経て堂々の完結を迎えたことへの想いをそれぞれ語ってくれました。
黒沢さん「久美子と同じように何度も『これが最後なんだ』と思いながらアフレコをしていたので、それが今、皆様に初めて届いているという、この時間差に俳優人生で初めて戸惑うくらい、あの(アフレコの)日に私の中でも完結したところがあって。今、みんなが観て、それを一緒に体感してくれているんだというのがすごく不思議な気持ちです」
朝井さん「観終わった後に京都アニメーションさんのすごさを再確認したのと、人生と言えるアニメが一つ増えたなと私は思っていて。この11年で、高校生活の3年間がきれいに着地して、これからの未来も楽しみだよねという気持ちにさせてくれる。
豊田さん「上映前に(公式Xで)『響け!ユーフォニアム』と『私』というテーマで、キャストさんが一人ずつコメントをしていたじゃないですか。あのコメントを見て、それだけでも胸に来るものがあって。みんなの人生にとって大事な作品になっているんだなと改めて実感したし、何よりも作品が良すぎて、語彙力が足りないことが申し訳なくなるくらいに、とても語りたいことがありますね」
安済さん「やっとこれが最後、という実感がわいてきました。アフレコのとき全然実感がなくて、そのまま取材とかも受けていて。でも、実際に観て、かつ観終わったお客様を見たら、これで最後なんだと実感しています」
石谷さん「僕は1期の台本から保管してあって、昨日それを見返したたんですけど、時間が経っているからちょっと色褪せているんですよ。いずれこの後編の台本も同じようになっていくんでしょうけど、『響け!ユーフォニアム』という作品は自分の中では色褪せていないので、皆さんの中でも同じように残っていくんじゃないかなと思いました」
戸松さん「すごくすっきりした気持ちです。完結ではあるんですけど、寂しさや悲しさよりも『この作品を観られてよかった』という、達成感のような気持ちもありました」
小川監督「すっきりしていますし、ホッとしております。まずTVの3期があって、その3期も完結させる覚悟で取り組んでいたので、そこからさらに作り続けるのは正直難しいだろうという気持ちだったのですが、さらに物語を拡張して、開いて終われる形でちゃんと公開できたことを本当にうれしく思っております」
ここで石谷さんが、後編では久美子と真由のシーンが深掘りされていることに言及。今回の真由を演じた感想を戸松さんに聞いてみると、「TVアニメのときの真由の印象と映画を観られてからの真由の印象が変わった方もいらっしゃるのかなと思うんですけど、もともとああいう子なんですよね?」と、真由の印象の変化について小川監督に確認します。監督が「3期のときはどうしても真由は部分的な映し方をしていて、今回は真由に可能性を感じながら描かせてもらえたなと思っています」と答えると、戸松さんは「どうしてもTVアニメのときは、久美子と二人でいるピリッとした空気のシーンが多かったんですけど、その中でも合間でもう少しリラックスしたシーンがあったんだよという、そういうちょっとほっこりしたところを演じられたのはうれしかったです」と、心からうれしそうに話していました。一方の黒沢さんが「久美子としては真由に限らず、麗奈とのシーンも膨らんだんですけど、この3人のシーンがちょっとずつ増えたことで見え方が変わっていって、総合的にだいぶ(TVアニメとは)違う印象になったんじゃないかなと思います」と言うと、安済さんは麗奈と真由のとあるシーンについて、「台本を読んでいるときから涙が出ちゃって、テストのときも泣いちゃって。でも、音響監督の鶴岡(陽太)さんに『高坂麗奈が特別なのは久美子の前だけだよな』って、これを言われた瞬間に『たしかにここでは泣かないな』と思って。
最後に登壇者を代表して、黒沢さんと小川監督がご挨拶。黒沢さんは「皆さんのおかげでここまで来られて本当にうれしいです。この黄前久美子の役が決まったときに、当時のマネージャーさんから言われたのが『すべての人に感謝を。人に優しく、尊敬する心を忘れない』ということで、その言葉を胸に今日ここまで走ってきました。久美子の物語は、無事完結しました。 悔いはありません。
「最終楽章 響け!ユーフォニアム」後編は現在絶賛公開中。舞台挨拶の追加日程など最新情報も盛りだくさんですので、ぜひ公式サイトをチェックしてください。
(C)武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会2024
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