【調査結果のポイント】
●総合ランキングトップ3は「楽天市場」「Yahoo! JAPAN」「Google」
●一般企業編(インターネット専業企業を除く)では、「マクドナルド公式サイト」が首位を獲得。第2位は「ミスタードーナツ」、第3位は「ローソン」
●スコア上昇サイトは、「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」「dメニュー」「楽天銀行」がトップ3
●企業活動への理解、関心などの意識変化を測る「態度変容:企業活動」のトップ3は「Oisix(おいしっくす)」「トヨタ自動車 公式企業サイト」「パナソニック ホールディングス」
■総合ランキングの首位は「楽天市場」で、「Yahoo! JAPAN」「Google」が続く
調査対象500サイト中の総合ランキング第1位は「楽天市場」で、2025-秋冬の第2位から順位を上げ首位を獲得した。第2位は前回第4位の「Yahoo! JAPAN」、第3位は「Google」となった(図表1)。
第1位の「楽天市場」は、Webブランド指数(WBI:Web Brand Index)が前回(2025-秋冬)の102.6ポイントから8.2ポイント増の110.8ポイントとなり、前回第2位から順位を上げた。WBIを構成する6つの個別評価指標※1のうち、サイトの使い勝手を評価する「行動喚起」で500サイト中第1位のスコアを獲得した。
当サイトでは、バナー広告や会員向けメール、ダイレクトメール等からのサイト訪問が多く、サイトへのアクセスを促す施策・導線が広く整備されていることから、一般生活者にとって、日常生活に密着したWebサイトとして認識されている。
※1:WBIは、「アクセス頻度」「サイト・ユーザビリティ」「サイト・ロイヤルティ」「態度変容:製品・サービス」「態度変容:企業活動」「行動喚起」の6つの個別評価指標で構成している。
■一般企業サイト編は、「マクドナルド公式サイト」が首位を獲得。第2位は「ミスタードーナツ」、第3位は「ローソン」
一般企業サイト(インターネット専業企業サイトを除く)のトップ3は、「マクドナルド公式サイト」「ミスタードーナツ」「ローソン」となった(図表2)。
「マクドナルド公式サイト」は、6つの個別指標全てでスコアが上昇し、WBIが一般企業サイトでトップとなった。特に「サイト・ユーザビリティ」のスコアは、79.6ポイントと高評価を獲得し、全体で第4位であった。
第2位の「ミスタードーナツ」も、6つの個別指標全てでスコアが上昇した。
第3位の「ローソン」は「アクセス頻度」「サイト・ユーザビリティ」「サイト・ロイヤルティ」の3指標でスコアが上昇したが、他3指標でのスコア減少。前回、一般企業で第1位だったが、今回は第3位となった。
■スコア上昇サイトは、「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」「dメニュー」「楽天銀行」がトップ3
前回から今回にかけてスコアが大きく上昇したサイトのトップ3は「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」「dメニュー」「楽天銀行」となった(図表3)。
「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」は前回から15.0ポイント増の65.7ポイント、「dメニュー」は13.9ポイント増の55.8ポイントだった。「楽天銀行」は、13.7ポイント増の72.5ポイント。順位は「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」が前回第202位から第30位、「dメニュー」は前回第399位から第112位、「楽天銀行」は前回第72位から第13位となった。
「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」はWBIを構成する6つの個別指標において、「サイト・ユーザビリティ」、「サイト・ロイヤルティ」、「態度変容:製品・サービス」、「態度変容:企業活動」の4項目でスコアが前回を上回った。特に「態度変容:企業活動」は、前回から43.6ポイント増の80.0ポイントで、順位は第467位から第4位と大きく順位をあげた。また、「態度変容:製品・サービス」は前回から8.0ポイント増の69.2ポイントで、前回第68位から第24位と順位を上昇させた。「サイト・ユーザビリティ」は前回から7.9ポイント増の65.3ポイント。
「dメニュー」については、「態度変容:企業活動」を除いた5つの個別指標の評価が前回を上回り、WBIを押し上げた。特に「行動喚起」が18.6ポイント増の65.0ポイントで、前回第315位から第21位と順位を上げた。また、「サイト・ロイヤルティ」は前回から14.7ポイント増の55.1ポイントで、順位が前回第423位から第122位。「アクセス頻度」についても前回から14.4ポイント増の64.8ポイントで、前回第136位から第23位と大きく順位を上げた。サービス終了となった前回「goo」が今回「dメニュー」に引き継がれたことによって、より消費者と密接なサイトと認識されたようだ(図表5)。
「楽天銀行」は、6つの個別項目が全て上昇した。特に「態度変容:企業活動」が23.7ポイント増の68.4ポイント、「サイト・ユーザビリティ」が13.1ポイント増の61.5ポイント、「態度変容:製品・サービス」が11.1ポイントの58.7ポイントとそれぞれ高評価を獲得した。
■企業活動への理解、関心などの意識変化を測る「態度変容:企業活動」トップ3は、「Oisix(おいしっくす)」「トヨタ自動車 公式企業サイト」「パナソニック ホールディングス」
Webブランド調査のノミネートサイトにおいては、企業理念やサステナビリティなど、企業としての取り組み発信を強化する傾向がみられる。企業活動訴求の評価指標となる「態度変容:企業活動」で高いスコアを獲得したサイトを見ると、トップ3は「Oisix(おいしっくす)」「トヨタ自動車 公式企業サイト」「パナソニック ホールディングス」となった(図表6)。
「Oisix(おいしっくす)」は、「運営主の事業活動・技術や取り組みが理解できた」の得票率が500サイト中で第1位となり、企業に対する信頼形成だけでなく、将来的な期待の高さもうかがえる。
近年、企業サイトには商品・サービス情報の提供に加え、企業の理念や社会課題への取り組み、研究開発、人的資本など、企業価値を伝える情報発信の役割がますます求められている。一般生活者は企業の事業活動や技術、社会への取り組みに対して高い関心を寄せており、企業サイトが企業理解やブランド形成における重要な接点となっていることがうかがえる。本調査が、企業サイトを通じたコミュニケーション戦略の見直しや、ブランド価値向上に向けた施策検討の一助となれば幸いである。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/606266/LL_img_606266_1.jpg
図表1● Webブランド指数 総合ランキング トップ50
※図表1:ランキング表中のサイト名表記は、トップページのタイトルによるサイトの正式名称
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/606266/LL_img_606266_2.jpg
図表2● 【一般企業編(ネット専業企業除く)】Webブランド指数ランキングトップ10
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/606266/LL_img_606266_3.jpg
図表3● Webブランド指数 スコア上昇ランキングトップ10
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/606266/LL_img_606266_4.jpg
図表4●「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」のスコアチャート
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/606266/LL_img_606266_5.jpg
図表5●「dメニュー」のスコアチャート
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/606266/LL_img_606266_6.jpg
表6 ●態度変容:企業活動 スコアランキングトップ10
日経BPコンサルティング:日経BP全額出資の「調査・コンサルティング」「企画・編集」「制作」など、コンサルティング、コンテンツ関連のマーケティング・ソリューション提供企業(2002年3月1日設立。資本金9000万円)
■Webブランド調査について
調査目的 : Webサイトのブランド力を測定し、企業や団体のWebにおける
ブランド・コミュニケーション戦略の成果を定点観測する
調査手法 : インターネット調査
調査対象 : 全国、20歳以上のインターネット・ユーザー
(日経BPコンサルティングの提携調査会社の調査モニター)
有効回答数 : 35,904件
調査対象ブランド: 企業や団体が運営する日本の主要500サイト
調査実施期間 : 2026年4月10日(金)~22日(水)
※半年ごとに年2回実施(春夏:4月、秋冬:10月)
調査企画・実施 : 株式会社日経BPコンサルティング
URL : https://consult.nikkeibp.co.jp/branding/solutions/web-brand/