イングランドで、世界最大規模の恐竜の足跡群が発見される!の画像はこちら >>



 1億6600万年前のイングランドで繰り広げられた恐竜たちの生々しい「追跡劇」が、現代に蘇った。



 オックスフォードシャーにあるデュワーズ・ファーム採石場の作業員が最初に発見したこの足跡群は、世界で発見された同種の足跡群としては最大規模であるとみられており、研究者らは、この足跡が巨大な竜脚類であるケティオサウルスに属するものと考えている。



 オックスフォード大学自然史博物館のエマ・ニコルズ氏はBBCに対し、こう語った。「竜脚類の足跡からなる4つの足跡列があり、そのどれもが互いに同じ大きさではなかった。このことから、いくつかの異なる可能性が考えられる。すべてがケティオサウルスであり家族群として移動していた可能性もあれば、必ずしも血縁関係のない、年齢の異なる個体たちの群れとして移動していた可能性もある。あるいは、複数の種類の竜脚類が存在していた可能性もある」



 また、オックスフォードシャーで大きな発見がなされたのは今回が初めてではないとして、ニコルズ氏はこう続けた。「1997年、最近行っている発掘調査と関連する最初の大規模な発掘調査において、メガロサウルスの足跡列という本当に驚くべきものが発見された。オックスフォードシャーの土地はメガロサウルスに支配されていたはずだ。体長9メートルにも及ぶメガロサウルスは、英国版ティラノサウルスと言える存在だった」



 ジュラ紀当時、足跡の周辺地域は「実に美しい、熱帯のような緑豊かな環境」だったとニコルズ氏は説明する。「当時、イギリスは実際には水没しており、オックスフォードシャー一帯は浅い内海に覆われていた。しかし、バハマやフロリダ・キーズのような一連の島々があり、恐竜たちはそこに生息していたと考えられる。つまり、メガロサウルスやケティオサウルス、その他の恐竜たちは、こうした小さな島々で暮らしていたのだろう」



 さらにニコルズ氏は、ある特定の足跡が、その独特な間隔のせいで他の足跡の中でもひときわ目立っていたと指摘し、こう結論づけた。「動物がそうした行動をとった理由はたくさん考えられるし、もちろん 1億6600万年前に私たちはその場にいなかった。

しかし、その足跡列の中でメガロサウルスがどの位置にいたか、つまりその竜脚類が足を踏み下ろした瞬間にメガロサウルスがどこにいたかによって、メガロサウルスが後ろから追いかけてきたという説明が容易に成り立つ」



文:BEST T!MES編集部

編集部おすすめ