KADOKAWAは、コミカライズ版『いまどきの死体 法医学者が見た幸せな死に方』を2026年5月30日より各電子書籍ストアで配信開始する。
本作は、ベストセラー『いまどきの死体 法医学者が見た「幸せな死に方」』を原作にした作品。
警察庁の発表(令和8年2月)によると、令和7年の死体取扱総数は20万4,562体にのぼり、この10年で約4万体増加。警察が扱う遺体は増加傾向にあるという。そうした社会状況を背景に、本作では溺死や突然死など、さまざまな原因不明死の真相を法医学の視点から描いていく。
物語の中心となるのは、法医学者である西田先生のもとに運ばれてくる遺体の数々。砂浜で埋められ窒息死した若者、自然死にしては不審な痣が残る老婆、勤務態度もまじめだった好青年の自殺など、さまざまな死のかたちを通じて、死因だけでなくその人がどのように生き、なぜ死に至ったのかという“物語”を読み解いていく。
○「遊びが事故に変わる」海水浴シーズンに潜む、砂浜での意外な死因とは?
なかでも注目されるのが、第10話で描かれる海辺での事故だ。友人たちとの遊びの最中、首から下を砂に埋められたまま数時間放置された20代男性が窒息死に至るエピソードで、頭が砂から出ていたにもかかわらず命を落とした理由が、法医学の知見から明かされる。
著者の西尾氏は、解剖で遺体と向き合うたびに「いまだに胸が痛む」と語る。本作には、「死を通して生を見つめ直すきっかけになる」「いまどきの死体を知ることで、明日の誰かを救うことができるかもしれない」という思いが込められている。
作中ではほかに、借金に苦しみ自ら命を絶った若者や、誰にも看取られず路上で亡くなった男性など、現代社会を映し出すさまざまな“死”も描かれる。法医学者が遺体の痕跡から拾い上げるメッセージを通して、読者に「どう生きるか」を問いかける一冊となっている。











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