「飯は?」「パートのくせに」「誰の稼ぎで生活してると思ってるの?」「手を抜くのだけは一流」 毎日パートで働き、残業まで頑張って帰宅した加奈子を待っているのは、夫のいつものモラハラ発言。外面のいい夫は、ママ友たちからは優しそうな人と思われているが、加奈子とその母親にはどこまでも冷たい態度を取っている。家計は夫が管理しているため、外でコーヒー一杯を飲む自由さえない。そんな理不尽な人生に、宝くじの3億円当選という大きな転機が訪れる。あの人には絶対渡さない、使い道ももう決めた――。加奈子は、新しい人生に向けて準備を始めるのだが…。