夫はなおも声を荒げ、自分を正当化しました。
「俺は辛い仕事を毎日頑張って稼いでいる!それが父親だろ? 俺は何も間違ってない!」
生活するのにお金が必要なのは事実です。ですが、私はそれだけで幸せにはなれないことを、身をもって体験しました。子どもたちに、あなたのような歪んだ父親像は見せたくありません。もう離婚する覚悟はできています。
夫は自分の主張が通らないことを悟り、逃げるように去って行きました。張り詰めていた緊張が解け、私はまた涙が止まりませんでした。母はそんな私を抱きしめ、静かに言ってくれました。
「よく頑張ったわね」
父と母、ふたりが味方でいてくれたからこそ、私はここまで来られたのだと思います。しかし、父は現実を静かに見据えていました。
「弁護士を雇いなさい。恐らく当人同士では離婚についての決着はつかないだろう」
私は、いよいよ「離婚」という現実を進めるステージへと向かうことになりました。
※次回に続く「勘違い夫のプライド」(全11話)は19時更新!
※この漫画は実話を元に編集しています
※作:小畑りさ