5月23日・24日の2日間、東京・池袋サンシャインシティでコスプレイベント「acosta!@池袋サンシャインシティ」が開催。初夏の陽気に恵まれ、会場は思い思いの扮装に身を包んだコスプレイヤーと来場者の熱気に包まれた。
『ENTAME next』では、当日会場で注目を集めたコスプレイヤーの撮り下ろしスナップを、直撃インタビューとともにお届けする。

【写真】たかふみさんの大佛(『SAKAMOTO DAYS』)撮り下ろしカット【12点】

今回話を伺ったのは、漫画『SAKAMOTO DAYS』の大佛(おさらぎ)に扮した、たかふみさん。コスプレ歴は3年目ながら、その情熱は計り知れない。「普段はフリーター」と語る彼女だが、生活の中心はあくまで“推し活”。月5~6万円が飛ぶグッズ代、最高9万円を記録した遠征費……。彼女をそこまで突き動かす“推しへの愛”の原点と、その先に描く大きな夢を聞いた。

――本日は『SAKAMOTO DAYS』の大佛ですね。武器のノコギリも迫力があります。

たかふみさん これが一番「買えてよかった」と思っているものなんです。手作りの作品を販売されている方から購入したんですけど、すごく軽くて豪華なのに1万円くらいで。しかも、ちゃんと回るんですよ! 塗装の匂いもないし、本当にありがたくて。今日はこの武器を見せびらかしに来ました(笑)。


――武器以外で、今日のコスプレでこだわったポイントは?

たかふみさん 大佛ちゃんは頭のレースが特徴なので、ヘアピンが見えないように、どうやって付けるかを考えました。あとは体のラインがしっかり出るように、応急処置なんですけど、安全ピンで衣装の内側を留めてシルエットを調整しているんです。ぱっつん前髪のキャラクターなので、メイクも重くなりすぎないように意識しました。いろいろ考えるんですけど、やっぱり難しいですね。

――そもそも、たかふみさんがコスプレを始めたきっかけを教えてください。

たかふみさん コスプレを始めて、まだ3年目くらいなんですけど、映画『ONE PIECE FILM RED』を観たことがきっかけで、ウタちゃんにハマってしまって。ちょうどその頃、TikTokでコスプレイヤーさんの動画がよく流れてきたのもあって「やってみよう!」っていう勢いですね。

――それまでは、アニメや漫画のキャラクターにハマることは?

たかふみさん いえ、まったくなかったです。アニメのイベント自体に行くことはありましたけど、今でいう“推し活”みたいなことはしたことがなかったですね。だから、人生で初めての推し活がコスプレだったんです。

――普段は何をされているのでしょう。

たかふみさん 普段はフリーターですね。
最近は本当に推し活のために働いていて、イベントがあれば、都内だけじゃなくて大阪とか、地方にも遠征します。

――推し活には、月にどれくらいお金を使っているんですか?

たかふみさん うーん……今月だけで、グッズ代だけで5、6万円くらいは飛んでいきましたね。移動費とか宿泊費も合わせると、もっとすごくて。今までで一番大きかった出費は、遠征のときのホテル代です。1泊2日で9万円とかいっちゃいました。

――9万円! 躊躇はなかったのでしょうか。

たかふみさん 好きなもののためなら、しょうがないって、自分で自分を許しました。好きなものだったら、いくらでも出しちゃいます。

――ご自身のチャームポイントはどこだと思いますか?

たかふみさん 自分では、この「えくぼ」かなって。キャラクターのイメージには合わないかもしれないんですけど、チャームポイントです。

――今日のコスプレに、なぜ大佛ちゃんを選んだのでしょう。

たかふみさん 私、『SAKAMOTO DAYS』の神々廻(ししば)さんっていうキャラクターがすごく好きで。
作中で、大佛ちゃんはいつも神々廻さんの隣にいるんです。だから、いつか獅子葉さんのコスプレをしている方と“併せ”(複数人で関連キャラに扮すること)をしたくて、大佛ちゃんを選んだんです(笑)。Xを見ていると、かっこいい獅子葉さんのレイヤーさんがたくさんいて、「私もかわいい大佛ちゃんで隣に並びたい!」って思ったんです。

――でも今日は、お一人での参加なんですね。

たかふみさん そうなんです。今日は隣に立つことは叶わなかったので、代わりにこの武器を見せびらかしています(笑)。

――今までで一番楽しかったアルバイトはありますか?

たかふみさん 居酒屋のバイトが一番楽しかったです。働いていたお店が商店街にあって、夏になると、そこでコスプレイベントが開催されていたんです。ある日、別のイベントでルフィのコスプレをした帰りにバイトがあって、「麦わら帽子をかぶったまま接客していいですか?」って聞いたら、店長が「いいよ」って言ってくれて。麦わら帽子をかぶりながら接客したのが、すごく良い思い出です。

――最後に、今後の目標を教えてください。

たかふみさん 目標は、『ONE PIECE』の“公式レイヤー”さんみたいになることです。
実際に公式のレイヤーさんがいるわけではないんですけど、「ワンピースっていえばこの子だよね」って言ってもらえるような、アイコン的な存在になれたらなって。

――やはり、原点である『ONE PIECE』への思いが強いんですね。

たかふみさん はい。ウタがきっかけでコスプレを始めましたし、ボア・ハンコックも大好きなので。ウタやハンコックのコスプレイヤーといえば「たかふみだよね」って言われるようになりたいです。

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