女優、タレントとして活躍するまるぴが、スーパー戦隊シリーズ『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』(テレビ朝日系)で演じた敵幹部・慈愛のブーケ。敵キャラクターながら異例の人気を集め、敵幹部としては初となるフィギュア化も実現した。
約1年に及ぶ放送、そしてファイナルライブツアーまで含めれば、作品と向き合った時間は約2年。多くのファンに愛されたブーケという存在を通じて、彼女は何を感じ、何を得たのか。役との向き合い方から意外な素顔まで、たっぷりと語ってもらった。

【写真】ゴジュウジャーで敵幹部"慈愛のブーケ"を演じたまるぴ【16点】

――約1年間の放送、さらにファイナルライブツアーと、長い旅路になりました。

まるぴ 本当にそうですね。撮影が始まってから1年間放送があって、さらにファイナルライブツアーで全国を回らせていただいているので、気づけば2年近くこの作品に関わっている感覚です。ありがたいことに、とても充実した日々を過ごさせてもらっています。

――改めて、慈愛のブーケというキャラクターについて教えてください。

まるぴ 私は、人間界とは別の世界「ノーワンワールド」に存在する組織・ブライダンのテクニカル隊長「慈愛のブーケ」を演じました。見た目はお姫様のような淑女ですが、テクニカル隊長らしく知的な一面も持っています。

ただ、ある出来事をきっかけに白夜陸王(ゴジュウレオン)のファンになってしまって(笑)。そこから「もっと人間界を知りたい」という気持ちが芽生え、物語が大きく動き始めます。
作品全体のなかでも重要な立ち位置で、本当にさまざまな表情を見せてくれる魅力的なキャラクターだと思っています。

――最初から重要人物になる予定だったのでしょうか。

まるぴ それが全然違うんです(笑)。陸王様のファンになる設定はありましたが、その後どうなるかは私自身まったく知らなくて。スーパー戦隊シリーズは脚本が同時進行で作られていくので、先の展開が分からないんですよ。だから今振り返ると、皆さんがブーケを好きになってくださったおかげで出番が増えて、生き残れたんじゃないかと思うくらい(笑)。

実際、プロデューサーさんも「ここまで人気が出るとは思わなかった」とおっしゃっていて。本当に嬉しい誤算でした。たくさんの方に愛されるキャラクターになれたことは、自分にとっても大きな自信になりましたね。

――特に印象に残っているシーンはありますか。

まるぴ 第40話から41話にかけてのエピソードです。推しだった陸王様がゴジュウレオンだと知り、その彼によって大切な妹を失ってしまう場面ですね。
そのときは、ブーケが人間ではない存在であることを忘れてしまうくらい、悲しみの感情が溢れてきました。私自身も喜怒哀楽がはっきりしているタイプなので、すごく感情移入しましたね。

――ブーケはクールで知的なキャラクターですが、ご自身とはかなり違う部分もありそうです。

まるぴ そうですね(笑)。少なくとも私は、自分で自分を聡明だとは思っていません。普段はすぐ笑っちゃうので、ブーケを演じるときは歯を見せて笑わないことまで意識していました。基本はクールで上品な佇まいを保ちながら、陸王様が絡む場面だけ感情が溢れて自然に笑顔になる。その演じ分けは最初かなり難しかったです。

でも十数話を過ぎたあたりから、ブーケとして存在することがすごく自然になっていって。脚本を読んでも「ブーケなら絶対こうするよね」と思えるようになったんです。自分の感覚と脚本が完全に一致する瞬間があって、それは長く演じ続けたからこそ味わえた感覚でした。

――まるぴさん自身は、ブーケのように何か一つに熱狂するタイプですか。


まるぴ いや、私はむしろ博愛主義なんですよ(笑)。本当にいろんなことが好きで、生きているだけでみんな好きなくらい。だから一つのものに全振りするタイプではないんです。好奇心旺盛で、何でも面白そうと思っちゃう。もし「何のために生きているの?」って聞かれたら、「ご飯を食べるため」って答えるかもしれません(笑)。

――かなりの“ご飯好き”だと聞きました。

まるぴ そうなんです(笑)。キャストのみんなと初めてご飯に行ったとき、おいしい料理を食べて思わず「えー!おいしい!」って大声で言ったら、「まるぴさん、カメラ回ってないですよ」ってツッコまれて(笑)。それくらいテンションが上がるんですよね。ご飯を前にした私は、もしかしたら陸王様を見つけたブーケと同じくらい騒いでいるのかもしれません。

――推し活の対象が人ではなく、ご飯というわけですね。

まるぴ そうかもしれないです(笑)。
もちろん好きなものはたくさんありますけど、ブーケのオタク気質は人間のレベルを超えていますよね。妹を失ったことも含めて、あそこまで誰かを好きになることが生きる軸になってしまう。人間だったら途中で壊れてしまうと思うんです。でも慈愛のブーケという存在だからこそ、あそこまで突き抜けられたんだろうなって感じますね。

【Profile】
まるぴ
1999年11月5日生まれ、群馬県出身。身長157cm。スーパー戦隊シリーズ『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』(2025年2月~/テレビ朝日系)では敵幹部・慈愛のブーケ役を演じた。他にもバスケットボールBリーグの応援サポーターとしてスポーツ番組にも多数出演。趣味はバスケ観戦。好きな食べ物はワイン、コーヒー、春菊、いちじく。

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