あまりに頭にきて、思わず自分の隠していた素の部分が溢れ出してしまった…あなたにはそんな経験はありませんか?
 
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今回はそんな経験をした女性のエピソードをご紹介しましょう。

飲み会で話した彼

臼井茉奈さん(仮名・28歳・契約社員)の元に、以前飲み会でグループLINEを作ってそれっきりになっていた和也さん(仮名・32歳・会社員)から連絡がきました。

「よくある『またこのメンバーで飲もうね』とグループLINEを作ったはいいけど、その晩に社交辞令のメッセージを送り合ってそのままになってしまう、あのパターンです。
和也さんとはその飲み会でしか話したことがないですが、場を盛り上げるのが上手いムードメーカーで好印象だったので、すぐに思い出すことができましたね」

その日以来、和也さんとなんとなく雑談LINEをするようになり、1週間が経つと、急に連絡が途絶えたそう。

「毎日和也さんの方から『おはよう』や『おやすみ』の挨拶や、あれこれ話題を投げかけてくれていたのにどうしたんだろう?と気になり、つい和也さんのことばかり考えてしまって」

「彼女いたら飲みに誘ったりしないよ」

すると数日後にいきなり和也さんから「体調崩していましたがなんとか復活しました!茉奈ちゃんの顔を見たらもっと元気が出るので明日飲みに行きませんか?」と誘われました。

「知らず知らずのうちに和也さんのLINEを待っている自分がいたので、食い気味にOKしてしまいました。いざ明日会えると思うと緊張するけど楽しみでしたね」

そして翌日、久しぶりに会った和也さんは以前より落ち着いた雰囲気がありかっこよく見えたそう。

「おしゃれなバルに連れて行ってもらい、美味しいお料理とお酒を楽しみながら会話も弾んでとてもいい感じになったので……一応確認しておこうと思い『和也さん彼女いないの?』と聞いたんです。そしたら『いたら飲みに誘ったりしないよ。彼女募集中かな』と私の手を握ってくれたので、やったー!と思いました」

ついに彼女になった……と思いきや

そして毎日のように甘いLINEを交わし数回の飲みデートを繰り返すと、茉奈さんは和也さんとホテルで関係を持ちました。

「和也さんが『茉奈ちゃんとこうなれて嬉しいよ』と、すごく優しくしてくれたので彼女になれたんだなと思い幸せな気持ちでしたね」

そんなある日、和也さんとの出会いのきっかけとなった飲み会に茉奈さんと参加した女友達の小春さん(仮名・29歳・会社員)と街中で偶然出会ったそう。

「久しぶりだねと盛り上がり、せっかくだからとそのままカフェに行ったんですよ」

そしてつい自慢をしたい気分になった茉奈さんは「実は私、和也さんと付き合い始めたんだよね」と小春さんに報告しました。

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彼が結婚していた
「すると『え、あの和也さんでしょ?おかしいな昨年結婚したって聞いたけど……』と言われてしまい、とても信じられなくて動揺する私を心配した小春が『ちょっと待って、和也さんと共通の友達に確認してみるね』と連絡を取ってくれたんです」

やはり既婚者だった

ですがやはり和也さんは昨年結婚しており、某高級住宅街に一戸建てを購入したばかりで、しかも奥さんは妊娠中だということまで判明。

「まさか彼女じゃなくて妻子がいたなんて。あんなに毎日私に『好きだよ』ってLINEしてきたくせに、あれは全部私を騙すための嘘だと分かると、はらわたが煮えくり返るほど頭にきました」

茉奈さんが『絶対に許さない!』と息巻くと『悔しい気持ちは分かるけど、あんな最低野郎と関わるだけ時間の無駄だし、はやく忘れた方が茉奈のためだよ』と小春さんが優しくたしなめてくれたそう。

「ですが私はとてもそんな気持ちにはなれず、その翌日に『今日も会えるかな?』と仕事帰りに和也を呼び出したんですよ」

何も知らずにやってきた彼に……

すると何も知らない和也さんが満面の笑顔で、手を振りながら待ち合わせ場所にやってきました。

「そしていつも通り手を繋ごうとしてきた和也の手を振り払い『おい、てめぇ結婚しているらしいな!何が彼女募集中だよ?ふざけやがって』と思いきり凄んでやりました。実は私……学生の頃ちょっとだけやんちゃだったんですよね(笑)」

すると明らかに視線が泳いで焦った様子の和也さんは、茉奈さんに背中を向けると走って逃げようとしたそう。

「ですが私が『お前◯◯に住んでんだってな!家も調べはついているし、妊娠中の奥さんに全部ブチまけてやろうか』と叫ぶと和也はピタッと足を止め、ものすごい苦々しい顔で私の方にゆっくり戻ってきたんです」

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土下座をする男性
そして茉奈さんが「いいように私のことを騙しやがって!謝れよ!!」と肩をどつくと、和也さんは歩道で土下座をして「お願いします!妻にバラすのだけはやめて下さい」と許しを乞うてきました。


ぶちまけてスッキリ

「私の豹変ぶりにかなりビビっているようで『本当にすみませんでした!』と何度も頭を下げていました。そんなみっともない和也の姿を見ていたら、何だかバカらしくなってきたし、周りに人が集まってきてヒソヒソ話を始められて面倒になってしまい『このクソが!』と吐き捨ててそのまま立ち去ったんですよ」

しばらくして振り返ってみると、もうそこには和也さんの姿はなかったそう。

「もちろん和也の家を知っているなんて嘘だし、妊娠中の奥さんに迷惑をかける気なんて最初からなかったのですが……こうでもしないとどうしても私の気が収まらなかったんですよね」

ただ泣き寝入りして、騙された屈辱を噛み締めながら忘れられる日まで待つなんて、茉奈さんはとても耐えられないと思いました。

「私はスッキリできましたが、こんな仕返しをしたことがバレたら『そんな危険なまねはするな』と小春に怒られるに決まっているので黙っておきたいと思います」と微笑む茉奈さんなのでした。

<文・イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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