海外版NNNが鳥と提携?タカが落としていった子猫、人間に救われ家族に

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 この世の中には、「猫適性のある人間の元に、最高のタイミングで猫を派遣してくるシステム」などというものが存在する。

 日本では「ねこねこネットワーク(NNN)」と呼ばれる秘密結社がそれにあたるが、海外では「猫分配システム(CDS)」と呼ばれる組織の存在が語られる。

 NNNは「猫に選ばれし人間のもとに、強制的に猫を送り込む」組織だが、CDSにはどちらかというと、「宇宙の意志によって猫が分配される」システムといったニュアンスがあるようなんだ。

 これまでCDSのやり方は、庭の茂みや駐車場、あるいは玄関先などにひっそりと猫を配置する方式が主流だった。

 だがついに、彼らは業務提携を行ったようだ。なんと空からドローン配送ならぬ、タカ配送によって子猫が適切な人間の元に届けられる事例が報告されたのだ。

タカにさらわれる途中で九死に一生を得た子猫

 2026年6月2日、TikTokに1匹の可愛い子猫の動画が投稿された。キャプションにはこう書いてあった。

チョッパーを紹介します。タカに運ばれて、隣の家の庭に落とされた子猫なの。CDSも、ついにタカと業務提携した鳥ドローン配送を始めたのかな?

[動画を見る]

 この子猫を保護して動画を投稿したのは、TikTokユーザーのPandora Adventures[https://www.tiktok.com/@pandoraadventures]さんだ。

 投稿者さんは、この子猫に「チョッパー(Chopper)」という名前をつけ、すぐに病院へ連れて行ったという。

 その翌日、さらなる動画が投稿された。

昨日、動物病院へ行ってきた! まだ本調子ではないけれど、たぶん元気になれると思う!

 キャプションによると、チョッパーは後ろ足を負傷していたものの、獣医師は「回復の見込みは十分にある」と診断したという。

 また、チョッパーはかなり強いショックを受けている様子ではあったが、幸いにして命に関わるような状態ではなかったそうだ。

[動画を見る]

支援を受けながら治療を続け、ケガも完治

 その後投稿者さんは、地元の複数の非営利団体から支援を受けながら、チョッパーの治療を続けた。

チョッパーは少しずつ後ろ足が動くようになってきています。地元のいくつかの非営利団体から、多大な支援をいただきました。

世界中から寄せられた温かいメッセージと応援にも、心から感謝しています

 2日後にはワクチン接種も済ませといい、チョッパーはタカに運ばれるという大冒険で受けた傷から、順調に回復している様子が伝えられた。

[動画を見る]

 6月21日には、オモチャで夢中になって遊ぶチョッパーの姿が投稿され、ケガをしていた足は完全に回復したとの報告があった。

[動画を見る]

 そして7月8日に投稿された、チョッパーの最新映像がこちら。すっかり回復して、やんちゃで甘えん坊な姿を見せてくれている

信じられないかもしれないけれど、1か月以上前にタカに落とされ、おびえていたあの小さな子猫が、こんなに元気に成長しました!

[動画を見る]

NNNやCDSも鳥ドローンを配送に使う時代に?

 一連の動画を見た視聴者からは、「CDSも鳥ドローンを使う時代になったのか!というジョーク混じりのコメントが多数寄せられていた。

  • この子猫、きっととんでもない修羅場をくぐってきたんだろうな
  • かわいそうに…。きっとすごく怖かっただろうね
  • コウノトリ業界もブラックすぎて、今じゃ子猫の配送をタカに外注してるってわけか
    • 今はみんな副業の時代だからね(投稿者さんコメ)
  • CDSにエクスプレス便までできてたなんて知らなかった
    • そうだよ、CDSにはドローン配送もあるからね
  • CDSも、ようやく時代に追いついたんだね
  • タカはドローンなんかじゃない。数か月前に、タカの労働組合がCDSと正式に契約を結んだってだけだ
  • CDSの方がAmazonより条件が良かったんだよ
  • この子を探して悲しんでいる人が、どこかにいるかもしれないね
    • 野良猫の子なら別だけど、どちらにせよ母猫はきっと悲しんでる
    • タカにさらわれたなら、どこかの家の庭から連れ去られた可能性もある。元の飼い主は、もう食べられてしまったと思っているかもしれない
    • SNSには奇跡を起こす力がある。飼い主さんがこの投稿を見つけて、再会できることを願ってる
      • 残念だけど、誰もがSNSを使っているわけじゃないんだ。うちの家族も、もう2年間ずっと行方不明の猫を探し続けてる。SNSも含め、できることは全部やったけど見つからない
  • うちの子も2年前、こんなふうに我が家にやって来たんだ。
    危うく「ホークベイト(タカの餌)」って名前になるところだったけど、結局「ポーターハウス(ステーキ)」って名前にしたんだ

身体の小さな猫は猛禽類の標的になりやすい

 動画のコメント欄には、「うちの猫もタカに襲われたことがある」「近所でフクロウに連れ去られた猫がいた」といった体験談も寄せられていた。

 実際、北米では猛禽類による小型のペットへの攻撃は決して珍しいものではなく、野生動物保護団体や野鳥保護団体も、体の小さな猫や犬を屋外に放置しないよう呼びかけている。

 特に体の小さな子猫は標的になりやすく、庭で遊ばせる場合でも目を離さないこと、屋外飼育では囲いのあるスペースを利用することなどが勧められている。

2025年10月には、タカが屋根の上に落とした子猫が保護されるという事案が報告されて、ネットで話題になっていた。

[画像を見る]

 下の動画の猫は、間一髪、身をくねらせてワシの爪から逃れることができたそうだが、いつも幸運が味方してくれるとは限らない。

[動画を見る]

 2025年11月には、ノースカロライナ州で走行中の車のフロントガラスを、ハクトウワシが落とした猫の身体が直撃した。

 運転手にケガはなかったが、残念ながら猫は助からなかったという。ワシがうっかり猫を落としてしまったのか、意図的に離したのかはわからないそうだ。

 そして下の映像は、2023年の暮れに投稿されたもの。その後さまざまなメディアやSNSで拡散されたので、見たことのある人も多いのではないだろうか。

 場所はロサンゼルスにあるマクドナルドの駐車場。生後5週間の子猫「チーター」が、フロントガラス越しにアカオノスリの攻撃を受けた瞬間がとらえられている。

 この時、アカオノスリは2回襲ってきたという。チーターの安全が確保されていたため、飼い主さんはスマホで2回目の攻撃の撮影に成功。

 幸いなことに誰もケガはしておらず、車体に傷もつかなかったそうだ。

[動画を見る]

 猛禽類が獲物を狩るのは、自然界では当たり前の営みだが、猫たちにとって、外の世界とはこれほどまでに危険でいっぱいなのである。

 保護されるまでに、チョッパーの身に実際に何が起こったのかはわからないが、彼が生き延びることができたのは、奇跡と言ってもいいだろう。

 猫には命が9個あるという。チョッパーは今回、そのうちいくつかを使ってしまったのかもしれないが、CDSの采配で無事に人間のもとに届けられた。

 これからも彼がPandoraAdventuresさんのもとで、穏やかな日々を送れるよう願わずにはいられない。

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