本作は、京極夏彦の同名小説(講談社文庫)を金井純一監督が実写映画化した異色のミステリー。奈緒が、亡くなった女性・亜佐美の足跡を追う謎めいた主人公・渡来映子を演じ、亜佐美役を伊東蒼が務める。
解禁された本編映像では、映子が亜佐美の恋人・佐久間のもとを訪ねる場面が描かれる。映子から、亜佐美が他の男に襲われていても無関心だった理由を問い詰められた佐久間は、「関わんじゃねぇ、俺の物に!」と激しく反論。それに対し映子が「物なんですか?亜佐美」と静かに問い返すと、佐久間は「買ってやったの!俺が」と感情を爆発させる。
これまでのイメージを覆す荒々しく暴力的な役柄に挑んだ草川は、奈緒との一対一の緊迫した芝居を披露。金井監督は、ドラマ『みなと商事コインランドリー』以来2度目のタッグとなった草川に対し、「見たことのない草川くんを出してほしい」と演出したという。
草川は撮影を振り返り、「奈緒さんに立ち向かうつもりで演じました。奈緒さんの煽(あお)るような表情が佐久間の人間性を引き出してくれました。その瞬間は、佐久間として生きていたと思います」とコメントした。
また、「佐久間は亜佐美に対して素直に好きと言えばいいのに、歪んでしまっているような人物」と分析。劇中では描かれていない家庭環境や生い立ちまで想像しながら役作りに臨んだことも明かしている。
なぜ映子は亜佐美を追い続けるのか。佐久間は亜佐美の死に関わっているのか。そしてタイトルにもなっている「死ねばいいのに」という言葉は、誰に向けられたものなのか。断片的な証言と交錯する感情が、観客を真実へと導いていく。
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