TVアニメ『令和のダラさん』のエンディング主題歌となる「ひなたぼっこ」、そして「斑」。温かな日常と、あやかしの情念という対照的な2曲を通して見えてきたのは、REIRIEの新たな表現力だった。
そしてインタビューは、「老後まで考えている」「REIRIEは100年後も200年後も概念として存在する」と語り合う二人の関係性へ。笑いあり、哲学ありのロングトークから、REIRIEという唯一無二の世界を紐解いた。

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―今回、アニメ『令和のダラさん』のエンディング主題歌ということで、歌詞を読むと、作品の内容とすごくリンクしてますよね。タイアップ曲としてかなり作り込まれている印象です。

REI:最初に「斑」の方を聴いて、辻村有記くんらしいサウンドだなと思いましたね。今までも「BaD=DoLL」とかを作ってくださっているので、その雰囲気もありつつ、『令和のダラさん』の世界観や言葉が自然に入っててすごいなって。一方で「ひなたぼっこ」を聴いた時は、「え、REIRIEがこれ歌うの?」って思ったんだけど(笑)。

―どういうところが意外だった?

REI:「ひなたぼっこ」みたいに温かみがあって、ここまでストレートな楽曲は歌ったことがなかったので。「REIRIEが歌うとどうなるんだろう?」って、レコーディングまでずっと思ってましたね。

―そうか。すごくREIRIEらしい曲だなと思ってました。二人の温かい雰囲気が詰まっていて、本当に幸せな曲でぴったりだなって。


REI:でも、私たち自身がそういう幸せな部分を前面に出して発信してきたわけではなくて。REIRIEという存在を通して、温かさとか二人の関係性を感じ取ってくださる方は多いんですけど、それを曲として表現したことはあまりなかった。

―そう言われてみれば、確かに。何より、歌詞が幸せに満ちてますね。〈この日々が美しい〉とか〈手を繋ごう〉とか。

REI:私たち自身では書けないREIRIEらしさを、「ひなたぼっこ」という曲を通して表現できているんです。それでいて『令和のダラさん』のタイアップ曲としてもちゃんと成立していて、その両方がきれいにリンクしてる。

ひなたぼっこ」と「斑」、光と影を歌う2人の新境地

―そして今回一番感じたのが、歌唱法の進化。2曲ともかなり新境地で、特にRIEちゃんはいろいろと試してますよね。

REI:すごい、気づいてくれて嬉しい!

―特に「ひなたぼっこ」だと、〈知らない世界に不安を抱えて〉のあたりや、〈笑顔1つ/ふざけて2つ〉〈一人じゃない/掴んだ両手〉の掛け合いなど、今まであまりなかった歌い方。

RIE:うん、今までやってないね。

―特に最後の〈笑えれたらそれでいい〉から〈知らない世界に不安を抱えて〉へのところは、人肌や体温が伝わってくるような歌声で。
今回はボーカルディレクションもかなり細かく入ったんですか?

RIE:辻村くんと歌う時は、「もう少しこういう雰囲気で」みたいなことは言ってもらいますけど、基本的には自由に歌わせてもらってます。

―歌い方のインスピレーションは、どういうところから?

RIE:今回は、『令和のダラさん』という作品があったから。もしREIRIEがタイアップではなくこの曲を歌うとなったら、ちょっと照れくさい感覚になると思うんですよ。でも『令和のダラさん』があるから、その日常やキャラクターたちにリンクさせながら歌える。だから恥ずかしさは全然なくて、今回はそっと見守るような感覚で歌えました。もちろん最終的にはREIRIEの曲でもあるし、私たちにもリンクしています。ただ、どちらかというと『令和のダラさん』の世界観に気持ちを持っていって歌った。

―理想的なタイアップって、それによって普段とは違うアーティストの魅力が引き出されるもの。ちゃんとそうなってますね。

RIE:あと、「REIちゃんはこう歌ってくるだろうな」というのもだいたい分かるので。それを想像して、「じゃあ私はこう歌ったら面白いかな」と考えながら録ってる。

―REIちゃんは、今回のRIEちゃんの歌い方を聴いてどう思いましたか?

REI:今回に限らずいろんな楽曲で思うことなんですけど、レコーディングの時って、RIEちゃんは自分でいろいろ歌い方を変えていくんですよ。
ディレクションがなくても、自分でニュアンスを調整していて。私はそれが本当にすごいと思ってる。表現力もそうだし、「このほうが聴き心地がいい」とか、「ここはこういうニュアンスのほうがいい」とか、そういう感度がすごく高い。私はそれができないから、本当にすごいなって思う。だから、基本的にはレコーディングも先に録ってもらうんですけど、RIEちゃんが作ってくれた世界の上に自分はベースを補っていくような気持ちで歌ってて。以前、「RIEちゃんの声はクリスマスツリーの飾りみたいにキラキラしてて、REIちゃんの声は大きな木みたいだ」って言われたことがあるんです。

RIE:そう、REIちゃんは木なの(笑)。

REI:私は土台の木で、その上にRIEちゃんの声が飾り付けをしてくれる。だから、「今日も大きな木になろう」っていう気持ちで歌ってる(笑)。

―逆に、RIEちゃんはREIちゃんの歌を聴いてどう思いました?

RIE:REIちゃんって、本当に楽器みたいに歌うでしょ。ボーカリストとしてもすごく尊敬してます。REIちゃんが安定感のある歌を歌ってくれるからこそ、私はそこに飾り付けさせていただいてる。


REI:やめてください、その言い方(笑)。

―いつも予想もしない褒め方が出てくるからすごい。

RIE:褒めてるわけじゃないけどね。本当にリスペクトがあるということ。お互い、自分にはないものを持っていると思ってるから。

REI:二人でひとつなので。じゃあ逆質問、私たちの今回の歌はどう聴きました?

―今回、「ひなたぼっこ」の歌い方を聴いて思ったのは、ひなたぼっこという風景を感じさせるのがREIちゃんの歌で、その風景の中にいる時の幸せな気持ちを伝えるのがRIEちゃんの歌なのかなと思いました。「木」と「飾り付け」の話に近いのかもしれないけど。

RIE:えー、ちゃんと読まれてる感じがして恥ずかしい(笑)。

REI:ごめんけど、恥ずかしいからやめてほしい(笑)。

―(笑)。「斑」についても知りたいです。
歌詞にある〈何度でも命は芽吹いて〉という言葉は、REIRIEの関係性に当てはめられるように感じました。

RIE:そう思う。そのあとの〈時を繋ぐ”0”で結んで〉の「霊」をREIちゃんが歌っているところもポイント。

REI:え、これってそういう意味だったの!?

RIE:冒頭の「よー、はっ!」のところも話したくて。「斑」は「はん」とも読めるじゃないですか。だから、あの「はっ!」は「斑」の「はん!」なんじゃないかと思って。ダブルミーニング。それで辻村くんに聞いたら、「違うけど、そういうことにしよう」って(笑)。

―(笑)「斑」の歌い方も、かなり工夫していますよね。

RIE:この曲、実は自分のパートはすべて歌い方を変えてます。聴いている人に「私は何を聴いているんだろう?」と思ってもらえたらいいな、という気持ちで歌った。ラップのパートもすべて声色を変えてて、1曲の中に何人いるんだ、と思わせたかった。
多重人格のようなイメージです。

―今回、なぜそこまで変幻自在に歌い方を変えようと?

RIE:『令和のダラさん』を読んで、個人的に、この曲は過去の部分にかなりフォーカスした歌詞やトラックになってると思ったんですよ。現在のダラさんは、恨みを晴らし終えて落ち着いていて、ほのぼのとした日常を過ごしてる。その部分が「ひなたぼっこ」だとすると、「斑」はもっと感情の部分を描いた曲だと思う。だから、人間ではないなと思わせるような歌い方にしたかった。最終的に「何を聴かされてるんだ?」と思わせられたら勝ちかな、という気持ちで歌いました。

―なるほど。REIちゃんは歌で工夫したところは?

REI:大変だったのはラップパート。あやかしの話なので、できるだけ怪しく聞こえるように歌いましたね。

―今回は二人とも怪しい雰囲気がすごく出ていて。

RIE:得意ですよね。こういう楽曲はやっぱりREIRIEっぽい。

―そう、REIRIEらしい。しかも最近、「漢祭り」的なラウドロックが特に増えてません? これは、今後増やしていこうという意識がある?

RIE:発作ですね。

―発作?

RIE:「うるさい曲をやりたい!」って、ワーッとなる。

2人で飛び込む──REIRIEが取り戻そうとしているもの

―「斑」は、普段なら乗り越えられない壁を二人で越えていくような曲でもありますよね。〈2人で飛び込もう〉という歌詞もありますけど、REIRIEとして活動する中で、「これは本当に二人で飛び込んだな」と思う出来事はありますか?

RIE:ずっと二人で飛び込んではいるかな。最初にREIRIEをやると決めたのも2人の意思だったし、基本的に全部二人で決めてるし……最近でいうと、あれじゃない? 覚悟を決めたというか。そういう気持ちだったじゃない?

REI:まだ言えないけど、「何かやろう」ってなった話?

RIE:あ、その話? 人生の話をしているんだと思ってた。REIちゃんとRIEの。

REI:違う違う(笑)。

RIE:違う方の話?

―人生の方の話でも大丈夫なので(笑)。

REI:私が考えてたのは、意志はあったんですけど、少し寝かせていたことについてまた話して、ようやく覚悟を決めたんだよね。

RIE:具体的に何かはまだ言えないんですけど、REIとRIEだからこそできるものを作りたいということは考えています。

REI:その覚悟を決めたところ。

RIE:私たちも大人になってしまった部分があるんです。それは別に、自分たちの意思に背いているということではまったくないんですけど。ただ、本来のREIRIEらしさを引き出せるのは、やっぱりREIとRIEでしかない。それをどうしようかと話し始めたら、いろいろ出てくるんですよ。

REI:根本的に、人間って変わらないんですよ。

RIE:変わらないね。だから、みんな楽しみに待っててね。二人で飛び込むから。

RIE:REIRIEが好きなファンの方たちは、「待ってました」という気持ちと、ぶん殴られるような気持ちと、幸せな気持ちとが一度に来て、情緒が分からなくなるんじゃないかな。でも、そういうところもREIRIEらしさじゃん。

―えー、楽しみ!

RIE:うん、楽しみにしててほしい。

老後まで、100年後まで 終わらない2人の関係

―いま「根本的に、人間って変わらない」と話していたけれど、お互いに、最近ここが変わったかもと感じる部分はありますか?

REI:なくない?

RIE:ないよね。

REI:もう全部知ってしまってるから、仮に変わったところがあったとしても、「あ、RIEちゃんだ」で終わると思う。

―以前、そう言いながらも考えたらやっぱり出てきたので(笑)。

REI:そっか(笑)。

RIE:うーん……あ、そうそう。私は本当に、ものすごくREIちゃんのことを考えているんです。REIRIEに関係なく、REIちゃんひとりの人生についても、たぶん誰よりも考えてると自信を持って言える。それはREIRIEを始める時からずっと思ってたんだけど、そのことが、最近REIちゃんにようやく伝わってきたのかなと思う。

REIRIEが語る「概念」としての未来──光と影を歌う2人の終わらない関係

RIE(Photo by Yukitaka Amemiya)

―これまでは伝わってなかったんですか?

RIE:伝わってはいたんです。でも、言葉や気持ちとしてだけではなくて、「人生を通して考えているよ」ということが、大人になってきたからこそ分かることってあるじゃないですか。そういう部分まで伝わってきたのかなって。私は本当にREIちゃんのことを考えてるから、ちょっと怖いくらいに。

―「伝わってきた」と感じたきっかけは?

RIE:ロジックとして伝わってきたな、という感じ。感情としては以前から伝わっていたと思う。ただ、それを私が行動に移したり、形にしたりした時に、初めて分かることもあるじゃないですか。例えば、二人で活動するために会社を立ち上げたことで、「そこまで考えてくれてたんだ」って伝わるみたいな。私はそういう小さな行動を、REIちゃんに少しずつ見せてきてる。でも、「REIちゃんのためだから」と大々的に言うわけじゃない。小出しにしながら、自分の愛を少しずつ伝えてきてて、それが今ちょっとずつ届いているのかなと思う。

REI:思いがREIに届いてきてることを、自分で実感してるよってこと?

REIRIEが語る「概念」としての未来──光と影を歌う2人の終わらない関係

REI(Photo by Yukitaka Amemiya)

RIE:そうそう、そういうこと。ここまでの関係になっても、やっぱり他人は他人でしょ? だから面白い。一緒にいることに、まだやりがいがあるというか。思いを伝える側にもやりがいを感じる。楽しいし、幸せだなって。

REI:REIは理解してるつもりでいたけど、RIEちゃんの中には「まだ伝えきれていないかもしれない」って感覚があったのかな。逆にREIとしては、もう十分伝わってると思ってる。ただ、あまりにもREIがそういうことを言わなさすぎるからね。

RIE:足りないんです。

REI:それは、REIが言葉にするのが足りないってこと?

RIE:ううん、違う違う。

―まだ伝わっていないということ?

REI:いや、十分伝わってる。それでもまだ足りないんですよ。

―思いがずっとコップから溢れ続けている。

REI:うーん……どうしよう。REIはどうしたらいい?

RIE:だから、最近思ったのは、「REIちゃんは、REIちゃんでいて」ということなんです。REIちゃんはREIちゃんの時間を過ごして、そのうえで、私がREIちゃんの人生に少しでも安心や居場所のようなものを残したい。それも言葉だけではなく、形として残るようにしたいなって。だから、常に小出しにしながら、あれをして、これをして……と考えてる。REIちゃんの老後のことまで考えてます。

―それがさっきの人生の話?

RIE:将来どころか、もっと遠い先まで考えてるんです。だから、勝てるなって。

REI:誰と競ってるの? ずっと誰と戦ってるわけ? もうそれって、自分だよね。自分との戦いだ。

―老後までREIRIEは続く。

RIE:そうですね。

REI:「続く」というか、たぶん一生、REIとRIEはREIRIEだから、という感じだよね。

RIE:概念ですね。

REI:概念としてのREIRIEが存在してる。それが100年後も200年後も。

―究極ですよね。なぜなら、アイドルはいつか終わってしまうものだということを、ずっと背負っている存在でもあるから。まあ、そもそもREIRIEはアイドルではないけれど。

REI:私たちは、それを背負わない。

RIE:うちらは、その次元にいない。

―ということですよね。

REI:いつか終わるのなら終わらなければいいだけだし。背負いたくないなら、背負わなければいいだけ。みんな、背負いたくて背負ってるんでしょ? やりたくてやってるんだから、それでブースカ言うのは違うもんね。

RIE:そもそも「終わるって何?」という感じだけど。

REI:終わりたくなければ、ずっとやっていればいいって話だし。

―でも、終わることが美しいという考え方もあるから。桜と同じ。

REI:(安室)奈美恵方式? きれいな花が散る、みたいな。でも、ババアになってもいいじゃんね。うちらがババアになったら、みんなもババアかジジイだよ。

RIE:ファンには「ラジオ体操しようよ」って伝えてる。

REI:ライブでラジオ体操が始まるんでしょ。公民館とかで。

与える愛、受け取る愛──沖縄で気づいた2人の本心

―もうひとつ質問。お互いのことで、以前は理解できなかったけれど最近になって分かるようになったことはありますか?

REI:また聞いてくる質問が面白いね。

RIE:理解できないことなんてないよ。

REI:ないの?

RIE:「こういうことがあって、こうなったんだろうな」って、だいたい予測がつくから。お互いにね。たまによく分からないことを言っていても、疲れてるんだろうなって理解できるし。REIが無言の時とかもあるし。

REI:うんうん。

RIE:あ、いや、待って……! あるかも。

―やっぱり考えたら出てくる(笑)。

REI:何? ライブの時のこと?

RIE:違う。私がREIちゃんを思ってることは、もうみんな分かってるじゃないですか。でも私は、たぶん受け取るのが苦手なんです。自分が思っている以上に、REIちゃんも私に対していろんなものをくれてる。そのことに、最近、沖縄で気づきました。沖縄ツアーの最後に打ち上げをした時に……。

REI:ダメダメダメ。ダメー! その話はダメだってば(笑)。

RIE:大丈夫、核心には触れないから。その最後の打ち上げの時に、「REIちゃんって、意外とRIEのことが好きなんだな」って思ったんです。意外と、というか、本当に。REIちゃんは自分ではそんなつもりがないかもしれないし、「自己犠牲」とか言うと少し言葉が悪いかもしれないけど、それに近いくらいの覚悟でRIEと一緒にいてくれているんだなって、改めて気づかされた。それまでは、「RIEが好きすぎるから、もう分かったよ」って仕方なく付き合ってくれてるみたいなノリなのかなと思ってたんですよ。もちろん、言動の端々にはちゃんと感じていたんですけど、REIちゃんより自分の気持ちのほうが大きいと思っていたから。

―それを感じたのは、初めて?

RIE:初めて。

REI:私は、別に言う必要がないと思ってるの。RIEちゃんは「私はこれだけやってるから、REIちゃんも応えてくれるよね」みたいに、たまに欲しがって待ちの姿勢になることがある。

RIE:まあ、あるよね。

―期待している。

REI:期待している。何か言われるのを待っている。でも、REIがあまりにも言わなさすぎるからさ。でも、ちゃんと思ってるよ。「ありがとう」って。

RIE:もちろん。それは伝わってるよ。

REI:じゃあ、どうしたらいいわけ?

RIE:別に、本当に何も求めていないよ。

REI:それは嘘だよね。120%、大嘘つき。

RIE:嘘じゃない。別に、REIちゃんから何かが欲しいわけじゃない。

REI:欲しいでしょ。

RIE:言い方は悪いけど、何も求めていないし、そういう言葉もいらないと思ってる。でも、どこかで自分のことを考えててほしいとは思ってる。

REI:思ってるよね。でも、それはもう分かりきってるからさ。「REIからの何かを待ってるんだろうな」と思うと、「ぷぷぷ、かわいい」ってなるよ。それに、私はちゃんとした時にしか言いたくないんです。RIEちゃんがしてくれることにはすごく感謝してるけど、私はRIEちゃんみたいに上手に表現できないから。だったら、本当に思っている時にきちんと言えたほうがいい。だから沖縄の時には、ちゃんと伝えましたけど。

―けど?

RIE:自分では分からないけど、求めてるっぽいです。REIちゃんの反応を。

REI:求めてるよ。たまに欲してる目をしてる。

RIE:マジで?

―それをもらえなくて、拗ねることはないんですか?

REI:拗ねはしないけど、たまに「OK、OK」みたいな感じで、自分の中で立て直していると思う。

RIE:そこまではしてないけどさ(笑)。

REI:それで私は「RIEちゃんはこういう性格だから、今度また機会をうかがおう」みたいな。タイミングが合えばREIも言うんですけど、なかなかこういう性格なので。そのタイミングが合ったのが、今回の沖縄だったというだけ。

―たまに、ご褒美が来る。

RIE:そのご褒美が来た時は、めちゃくちゃ「かわいい、愛しい」ってなります。

REI:でも、それを表には出さないよね。

RIE:出さないです。

REI:出てるよ。さっきから大嘘つきだよね。

RIE:自分の中では出してないよ。100%出し切ってない。「うれしい!」じゃなくて、「うれしい」くらい。

REI:そんなんじゃない! 嘘つかないでよ。

RIE:嘘ついてないよ。

―REIちゃんが供給をセーブすることで、RIEちゃんの渇望感が高まってることは分かりました。

RIE:怖い。策士ってこと? やめてよ。

REI:年に1回、みたいな(笑)。

REIRIEが語る「概念」としての未来──光と影を歌う2人の終わらない関係

Photo by Yukitaka Amemiya

孤独と没入、その先にある唯一無二のREIRIEワールド

―お二人は普段から、ひとりで何かを考えたり、物思いに浸ったりする時間はありますか? 例えば、自分の存在やパートナーについて、あるいは「私たちがやりたいこととは何か」「世界とは何か」といったことについてじっくり考える時間。

RIE:ありますよ。そういう時は、ものすごく孤独になる。でも、その孤独の中にいても分かり合えるパートナーに出会えたことが、人生における一番の宝だと思う。私にとっては、それがREIちゃん。

REI:それぞれ一人で考えてるから、二人で会った時に話が合うんだと思う。

RIE:REIRIEの仕事がなくなると、私はどこかに行ってしまうんです。REIちゃんと会わない時間が長いと、一つの世界に没入しすぎて。

―没入先は……?

RIE:最近だと、マイケル・ジャクソン

―映画(『Michael/マイケル』)を観て。

RIE:そう。没入しすぎて一人で3回観に行って、そこからダイアナ妃の映画にまでたどり着いたり。どんどんディグって、抜け出せなくなるんですよ。そういう時にREIRIEの仕事が入って、「ねえREIちゃん、やばいんだけど」って。

REI:「早くこっちに戻ってきて。帰っておいで」って言うんですけど。

RIE:周りに熱をまき散らしちゃうんです。「こういう作品があって」って。マイケルの後は今、『令和のダラさん』に没入してるので誰か救って。

―というわけで、お二人の最近の関係性が分かったところで次の質問なんですけど。

REI:さっきから、REIRIEのことを好きな人がする質問だよね。気になるのが、REIRIEのどこがそんなに好きなんですか?

RIE:確かに気になる。

―まず、曲。メタルっぽい曲も好きだし、エレクトロやハイパーポップ寄りの曲も好きです。

REI:曲が好きかぁ。

―そして、ファッション。おしゃれ。

RIE:おしゃれ! やばいな。

REI:衣装が、ということですか?

―ステージ衣装も、モデル衣装も、私服も。あとは、さっきからずっと話してるような二人の関係性もすばらしいと思う。今回の「ひなたぼっこ」もまさにそうだけど、これほど多幸感に満ちた、本当に幸せな曲を成立させられるのはREIRIEしかいない。それは、二人だけの夢みたいな関係性があるからこそだと思います。

REI:確かに、実際のカップルが多幸感満載の曲を歌ったら、ちょっとうっとうしいもんね。

RIE:私たちだからこそいいバランスで聴けるのかもしれない。へえ、ありがとう。聞けてよかった。

―いろんなグループやバンドがいますけど、REIRIEのような世界観は、本当にREIRIEにしかないんですよ。REIRIEワールドは、他の関係性に置き換えて、「ああ、あれに近いね」と言えるものがないので。

REI:でも私たちは主観でしか見られないので、REIRIEワールドを客観視できないんですよ。みんなこんな感じじゃないの?

RIE:自分たちがどう見えているのかは、たぶん分からないんだよね。私たちにしかない世界観はもちろんあるんだけど、それが他の人にどう見えているのかは分からない。

―この世のものとは思えない世界観。

RIE:面白いよね。ただ普通に二人でいるだけなのに。一体それが何なのか、ちょっと気になる。今度また教えてください。

―最後に、8月18日に「ALL ELECTRO Remix Party『Singularity』」、19日に「ALL METAL&ROCK ARRANGE Party『漢祭り2026』」とライブがありますが、とてもコンセプトのはっきりした2日間で。

REI:これまでも沖縄ツアーのファイナルなどで、曲をエレクトロっぽくアレンジして披露したことがあって、それが結構好評だったんですよ。盛り上がれるし、知ってる曲が少し違うアレンジになって新しいREIRIEも見られる。この間までやっていたツアーはバンドサウンドだったので、そういう音が少し苦手だったり、激しく騒ぐのは怖いなと思ったりする方は、1日目のエレクトロの日がいいかもしれない。でも、私たちとしてはやっぱり両方観てもらいたい。「漢祭り」では、REIRIEが胸に秘めているエネルギーも観てほしいから。

RIE:まさに「ひなたぼっこ」と「斑」みたいな感じで、雰囲気は違うけどどっちの日もREIRIEとして成立してる。

―同じ曲を、2日間で異なるアレンジにして披露することもある?

REI:ある。でもアレンジは違うので、両方を観てもらったら楽しめるはず。「昨日はこんな感じだったけど、2日目はこうなるんだ」って。待ってる!

REIRIE
メジャー1stシングル「ひなたぼっこ / 斑」
MoooD Records / Bandai Namco Music Live
8月26日リリース Format:CD, Digital
配信リンク:https://lnk.to/LAMR-4044d

REIRIEが語る「概念」としての未来──光と影を歌う2人の終わらない関係

【斑盤】品番:LAMR-4044価格:2,200円(税込)
=収録曲=
1. 斑
2. ひなたぼっこ
3. 斑 -Instrumental-
4. ひなたぼっこ -Instrumental-

REIRIEが語る「概念」としての未来──光と影を歌う2人の終わらない関係

【ひなたぼっこ盤】品番:LAMR-4045価格:2,200円(税込)
=収録曲=
1. ひなたぼっこ
2. 斑
3. ひなたぼっこ -Instrumental-
4. 斑 -Instrumental-

初回生産特典:ランダムトレーディングカード(全6種)

Official HP:https://reirie.jp/
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