糖尿病の治療薬『マンジャロ』が、ダイエット目的で使用されるケースが増え、問題となっています。
先日も厚生労働省が公式X(旧Twitter)で、「本来の目的以外で使用した場合、思わぬ健康被害が生じるおそれがあり危険です」と異例の警鐘を鳴らし、大きな話題となりました。


実は、セクシー女優の百合川みおりさんも、過去にマンジャロを使った医療ダイエットを実践していた一人。

現在は「マンジャロを使うのは絶対におすすめしない」と語る百合川さんに、ご自身のリアルな体験談と、そう強く訴える理由を詳しくお聞きしました。

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マンジャロで食欲がなくなり「3日でおにぎり1個」の生活

――百合川さんがマンジャロを利用したのは、いつ頃のことですか?

百合川みおり(以下 百合川): 2025年の3月くらいから12月までです。

――実際、効果はあったんでしょうか。「食欲がなくなる」とは聞きましたが。

百合川:食欲がなくなる、なんてレベルじゃないくらい、食べなくても平気になりますね。私は3日でおにぎり1個とか、そんな生活をしていたので、痩せたことはたしかです。

――どう考えても、健康的な痩せ方ではないですね。

百合川:はい。それで去年の12月に倒れて救急搬送されて、栄養失調と脱水症状になっていると言われましたね。そのときの体重が、38kgです。

――え、百合川さんは身長157㎝ありますよね。明らかに痩せすぎですし、栄養失調って言われても不思議じゃないです。


百合川:一応、少しでも栄養を摂ろうと思って高齢者の方が良く飲む高カロリー栄養ドリンクを飲んだりしていたんですけどね。

――それじゃ追いつかないレベルだった、と。

百合川:それでさすがにマズイと思って、マンジャロはやめました。

周囲から心配されても…「自分はまだ痩せてない」

マンジャロ使用で「体重38㎏」になった女性が“副作用と後遺症”を語る「食欲がなくなるなんてレベルじゃない」
周囲から心配されても
――と言うか、倒れる前に「痩せすぎだからやめよう」と自分から思わなかったんですか?

百合川:周囲の人から「病的に痩せているから、やめなさい」と言われたし、両親にもすごく心配されました。でも、自分からはやめられなかったんです。

――それはなぜでしょう?

百合川:不思議なことに、自分ではそんなに痩せているように思えなかったんですよ。あと、着られなかった服が着られるようになる嬉しさもありました。

「ここでやめたら、リバウンドするんじゃないか」という気持ちもやめられない原因でしたね。

――心理的な依存状態って感じですかね。マンジャロには副作用もあると聞いたんですが、そこはどうでした?

百合川:副作用、いろいろありましたよ。まず、めまいやふらつきがすごくて。倒れたときも、目の前が真っ白になって意識が飛びかけていました。

私、もともとメニエール病なのでそれが原因かと思っていたんですが、どう考えてもマンジャロを打った後にめまいが強くなるんで、これは副作用かな、と。


あと、直接影響しているのかはわかりませんが、マンジャロを打ち始めてから「低音難聴」とも診断されました。マンジャロを始めて腸閉塞になっている友達もいました。

マンジャロをやめた今でも食欲は戻らない

マンジャロ使用で「体重38㎏」になった女性が“副作用と後遺症”を語る「食欲がなくなるなんてレベルじゃない」
マンジャロを辞めても
――なかなかキツイ副作用ですね。マンジャロをやめてから、食欲は戻りましたか?

百合川:それが、今も全然食欲がないんですよ。でも「食べなきゃダメだ」って思って、一生懸命食べるようにしています。

――体重は戻りました?

百合川:ある程度は戻りましたが、まだBMIは17くらいなので、痩せすぎではあります。

みんなからは「もうちょっと太りなさい」って言われるんですが、私はもうこれ以上戻すのは怖いですね。「せっかく痩せたのに」って気持ちも強いんです。

マンジャロは誰でも簡単に手に入る

マンジャロ使用で「体重38㎏」になった女性が“副作用と後遺症”を語る「食欲がなくなるなんてレベルじゃない」
マンジャロは誰でも簡単に手に入る
――ところで、マンジャロってどうやって手に入れるんですか?ドラッグストアで買えるものでもないですよね。

百合川:美容外科で自費診療を受けて、送ってもらうんです。今はオンライン診療が受けられる美容外科も多いので、簡単に手に入っちゃうんですよ。

――想像以上にハードルが低いですね。打つ頻度はどれくらいなんですか?

百合川:週に1回、自分でお腹に打つんです。

――自分で打つのは怖くなかったですか?

百合川:髪の毛くらい細い針なんで、痛くもないし大丈夫でしたね。


芸能界では医療ダイエットは「やって当然」な感覚だった

マンジャロ使用で「体重38㎏」になった女性が“副作用と後遺症”を語る「食欲がなくなるなんてレベルじゃない」
芸能界では医療ダイエットは「やって当然」な感覚だった
――と言うか、薬を使ってダイエットする、という行為自体は平気だったんでしょうか。なんだか健康に悪影響がありそうなイメージが、どうしてもぬぐえないんですが。

百合川:そのあたりは平気でした。というのも、私は15歳の頃からアイドルとして活動しているんですけれど、当時から「痩せなきゃいけない」という思いが強くて。

特に太っていたわけではないですが、やっぱり周りの子とかすごく細くて、それを見ていたら焦ってしまうんですよね。

でも、なかなか痩せられない。代謝も悪いし、運動も大嫌いなので(笑)。

だから実は、もう当時から薬を使った医療ダイエットをやっていたんですよ。だから、マンジャロも抵抗感は全然なかったです。

――そんなに早い時期から、ですか。医療ダイエットの存在はどうやって知ったんですか?

百合川:友達に聞いたりして。当時から、もう医療ダイエットをしている子は多かったです。みんなで情報を交換しあって、海外から薬を個人輸入するとか。


だから、芸能界に入ってからマンジャロをやめるまで、ずっと医療ダイエットを続けてきたって感じなんです。

――なるほど。では医療ダイエットは、業界的にはもう日常の一部だったわけですね。

百合川:「痩せられるなら、なんだってOK」って感じでしたね。

医療ダイエットは絶対にダメ!……だけど太る恐怖は消えない

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医療ダイエットは絶対にダメ!……だけど太る恐怖は消えない
――では、今後もしほかの子から「マンジャロを使ってみたい」と相談を受けたら、どうします?

百合川:絶対に止めます。実際にときどき「興味がある」って子もいるんですけど、耳に入った時点で「やめたほうがいい」と伝えています。

SNSでの「マンジャロ、危ないです」って注意喚起の投稿も、今後も続けたいと思っています。

――実体験を伴う言葉ですから、多くの人に伝わるかと。それにしても、それだけ強く「痩せたい」と思うってことは、太ること自体が恐怖の対象ですか。

百合川:すごく恐怖です!10代の頃から、今でもずっと。この恐怖は、たぶんこれからもずっと消えないですね。

――では、また医療ダイエットに手を出してしまうかもしれない?

百合川:マンジャロの副作用が本当にヒドかったので、手は出さないようにしたいです。
今度こそジムに通って痩せたいと思います!

救急搬送や副作用を経験した百合川さんの言葉は、安易な医療ダイエットの恐ろしさを物語っています。

厚労省が警鐘を鳴らす通り、目的外の薬の使用は危険です。周囲の意見やSNSでの評判に騙されず、冷静に見極める姿勢が求められています。

<取材・文/蒼樹リュウスケ 写真/杉原洋平>

【蒼樹リュウスケ】
単純に「本が好きだから」との理由で出版社に入社。雑誌制作をメインに仕事を続け、なんとなくフリーライターとして独立。「なんか面白ければ、それで良し」をモットーに、興味を持ったことを取材して記事にしながら人生を楽しむタイプのおじさんライター
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