スペインを完封してみせたボジーニャ Photo/Getty Images
現在はポルトガル2部でプレイ
北中米W杯グループH、初戦は優勝候補スペイン代表と、初出場カーボベルデ代表の一戦となった。
同じく初出場の小国キュラソー代表がドイツ代表に1-7と大敗を喫していたこともあり、戦前の予想はスペインが大量得点でカーボベルデを蹂躙するだろうというものだった。しかし、試合は予想外の展開を見せる。
打っても打ってもスペインのシュートが入らない。特にGKボジーニャのビッグセーブが光っていた。ボジーニャは39分にこぼれ球を押し込もうとしたミケル・オヤルサバルのシュートに飛びついてみせると、45分にはフェラン・トーレスのシュートも横っ飛びでセーブ。73分にもマルコス・ジョレンテのシュートもしっかりと抑えてみせ、試合は0-0で終了。ボジーニャは大番狂わせの立役者となった。
大会史上2番目に多い1試合7セーブを記録したボジーニャは、この試合のMOTMに輝いている。
現在はポルトガル2部のチャベスでプレイするボジーニャは、本名をジョジマール・ジョゼ・エヴォラ・ディアスという。1986年のW杯に出場したブラジル代表サイドバックのジョジマールにちなんで名付けられたと『ESPN』は報じている。
そんな彼がボジーニャと呼ばれるようになったのは、幼少の頃のエピソードに由来しているようだ。ボジーニャとは「小さなおばあちゃん」という意味だ。負けん気の強い子供だったボジーニャは、よく年上の子供とケンカしては泣かされており、そうなると彼はいつも彼を育ててくれた祖母のところへ帰った。周りの友達は「またおばあちゃんに言うんだろう?」とボジーニャをからかい、そこから「おばあちゃん」と呼ばれるようになったのだという。
「以前は(その名前に)もっと腹を立てていたけど、時が経つにつれて、その名前には違った意味合いを感じるようになった」と、ボジーニャは『ESPN』に語っている。サッカー選手としてデビューし、アンゴラのクラブに移籍した際、チームにジョシマールという名前のGKがいたため、彼は「ボジーニャ」を名乗るようになった。
『AP』によると、その祖母は数年前に亡くなっているという。W杯に初出場するにあたって、祖母への想いも胸に抱いていることだろう。ボジーニャはスペイン戦の活躍によって一躍脚光を浴びることになり、Instagramのフォロワーは一夜にして5万人から190万人に増えていたという。現在、ボジーニャのフォロワーは5.3M、つまり530万人にも膨れ上がっている。
歴史的な勝ち点1をもたらしたボジーニャ。次戦ウルグアイ代表戦の活躍からも目が離せそうにない。

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