[W杯マッチ63]エースのPK失敗やVARによるゴールの取り...の画像はこちら >>

試合終了間際にイランがネットを揺らすも、ゴールは認められず photo/Getty Images

エジプトは2位通過 イランも突破の可能性は高いか

MATCH 63 グループG第3戦

2026年6月27日 12:00キックオフ(会場:シアトルスタジアム)

エジプト 1-1 イラン

1強と見られたベルギー代表の大苦戦により、混戦模様となっているグループG。運命が決まる最終節では、エジプト代表とイラン代表が相見えた。



ここまで1勝1分と、グループGの首位に立つエジプト。他グループの結果により、この試合に敗れて3位まで順位を落としたとしても、勝ち点を「4」まで積み上げているため、すでにGL突破は確定している(勝ち点3でGLを終えた3位の国がすでに4カ国あるため)。対して、ここまで2分で2位のイランは、勝てば問答無用で自力突破が決まる。一方で、この試合に敗れるとGL敗退が確定する。そのため、引き分け以上で試合を終えたい。

エジプトボールでキックオフされた試合は、開始からわずか5分でスコアが動く。エジプトは、最終ラインのラーミー・ラビーアが浮き球のボールをゴール前へ送ると、モスタファ・ズィーコが胸で落とし、モハメド・サラーがゴールを狙う。一度はGKにセーブされたものの、この一戦で今大会初出場を果たしていたマフムード・サベルが押し込んだ。

エジプトに先制点を許したイランだが、こちらにもすぐさまチャンスが訪れる。9分、最前線で相手にプレッシャーをかけるメフディ・タレミが、ボールを奪おうとした際にPA内で倒され、PKを獲得。これをエースのタレミ自らがキッカーを務める。ゴール右を目掛けて放ったシュートは、タイミング、コースともにやや甘く、エジプトの守護神モスタファ・ショベイルに阻止されてしまった。
タレミは今大会いまだノーゴールと、苦しい時間が続く。

しかし、そんな苦境に陥るエースを救って見せたのが、苦楽をともにしてきた仲間たち。イランは14分、相手のクリアしきれなかったボールをモハマド・モヘビがPA内左で拾い、中へ折り返す。このボールを受けたミラド・モハマディは、巧みな切り返しで相手をかわし、右足を振り抜く。強烈なシュートがエジプトゴールを襲うが、これはGKが必死に左手を伸ばしてセーブ。ただ、こぼれ球に素早く反応していたラミン・レザイーアンが、角度のないところからGKの左肩上を抜くシュートでネットに突き刺した。PKの失敗により嫌な流れになりそうではあったが、すぐさまそれを帳消しにする貴重な同点ゴールを奪ってみせたのだ。

試合が振り出しに戻って以降は、エジプトがボールを握る中で、両チームが一進一退の攻防を繰り広げる。しかし、ともに最後のところはやらせず、1-1のまま試合を折り返すこととなった。

後半に入っても、お互いに攻めの姿勢は見せるものの、最後のところのアイデアや決定力に欠け、なかなか均衡を崩すことができない。ほとんどシュートを枠に飛ばさせていないことから、両チームの守備陣が集中力を切らさず、しっかり守っているとも言えるかもしれない。

試合終了間際にイランが攻勢を強める。
89分には、この日初めて得たCKのチャンスからヘディングシュートがクロスバーに直撃。さらに後半ATには、セットプレイの流れからネットを揺らしたが、VARによりオフサイドの判定で認められない。その後も猛攻を仕掛けたが、勝ち越しゴールを奪うには至らず、エジプトとイランの一戦は1-1のドローで試合終了のホイッスルを迎えた。

この結果、エジプトは同時刻に行われていた試合でベルギーが大勝したため、2位で決勝トーナメントへ。イランは3位フィニッシュとなり、初の決勝トーナメント進出の夢は明日のGL最終日の結果に委ねられることとなった。

ただ、3分となったイラン(勝ち点3、得失点差0)は、グループA3位の韓国(勝ち点3、得失点差−1)、グループC3位のスコットランド(勝ち点3、得失点差−3)、グループH3位のウルグアイ(勝ち点2)をすでに上回っている。各グループ3位の12カ国中、4カ国のみがGL敗退となることを考えると、GLを突破する可能性は高いか。


[スコア]
エジプト 1-1 イラン

[得点者]
エジプト
マフムード・サベル(5)

イラン
ラミン・レザイーアン(14)

[ポゼッション]
エジプト:56%
 
イラン:37%
 
中立:7%

[シュート数]
エジプト:15本

イラン:13本

[枠内シュート]
エジプト:3本

イラン:4本

[イエローカード]
エジプト
マフムード・サベル
ヤセル・イブラヒム
モハナド・ラシーン

イラン
ホセイン・カナーニ
アリ・ネマティ
サイード・エザトラヒ
ショジャー・ハリルザデー

[レッドカード]
なし



エジプト

フォーメーション:[4-2-3-1]

監督:ホッサム・ハッサン

GK
モスタファ・ショベイル(アル・アハリ)

DF
モハメド・ハニー(アル・アハリ)
ラーミー・ラビーア(アル・アイン)
モハメド・アブデルモネイム(ニース)
アフメド・ファトゥー(ザマレク)

MF
モハナド・ラシーン(ピラミッズ)
マフムード・サベル(ZED)
エマム・アシュール(アル・アハリ)
モハメド・サラー(リヴァプール)
トレゼゲ(アル・アハリ)

FW
モスタファ・ズィーコ(ピラミッズ)

交代出場
14分 モハメド・アブデルモネイム→ヤセル・イブラヒム(アル・アハリ)
HT エマム・アシュール→オマル・マルムシュ(マンチェスター・シティ
HT マフムード・サベル→マルワン・アティア(アル・アハリ)
57分 モハメド・サラー→アーメド・サイード・ジゾ(アル・アハリ)
76分 モスタファ・ズィーコ→ハムザ・アブデルカリム(バルセロナB)



イラン

フォーメーション:[5-4-1]

監督:アミール・ガレノエイ

GK
アリレザ・ベイランヴァンド(トラクター)

DF
ラミン・レザイーアン(フーラード)
ホセイン・カナーニ(ペルセポリス)
ショジャー・ハリルザデー(トラクター)
アリ・ネマティ(フーラード)
ミラド・モハマディ(ペルセポリス)

MF
サマン・ゴドス(カルバ)
モハマンド・ゴルバニ(アル・ワフダ)
サイード・エザトラヒ(アル・アハリ)
モハマド・モヘビ(ロストフ)

FW
メフディ・タレミ(オリンピアコス)

交代出場
HT ホセイン・カナーニ→サレー・ハルダニ(エステグラル)
67分 サマン・ゴドス→シャフリヤール・モガンロウ(カルバ)
90+4分 モハマド・モヘビ→アリレザ・ジャハンバフシュ(デンデル)

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