短時間で目元の印象を変えられる二重整形。
美容整形の中でも人気の施術ですが、理想の二重を手に入れた人がいる一方で「理想とは違う仕上がりになった」「二重幅に左右差が出た」など、失敗したと後悔している人もいます。
二重整形で失敗した人の中には、再施術を受ける人もいますが、繰り返し施術を受けるとまぶたに異変が生じる恐れがあります。
二重整形による失敗リスクを避けるためには、適切な知識と対策を知っておくことが重要です。
そこで本記事では、二重整形の失敗例と原因、対策法について詳しく解説します。
二重整形に興味はあるものの失敗が心配な方や、手術のリスクについてしっかり理解したいという方はぜひ参考にしてください。
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※掲載されているクリニックと医師は無関係です。
1.二重整形とは?
二重整形とは、一重まぶたや奥二重、左右差があるまぶたを二重に変える美容外科手術のこと。二重整形の術式は、主に埋没法と切開法の2種類に分かれます。
2つの術式の大きな違いは「切開をするかしないか」です。そのため、施術方法や仕上がりに違いがあり、失敗リスクも異なります。
ここから各術式について詳しくチェックしていきましょう。
施術方法 | 埋没法 | 切開法 |
---|---|---|
特徴 | ![]() まぶたを切らずに、細い糸を結んで二重をつくる | ![]() まぶたを切開して、二重をつくる |
仕上がり | 自然な二重 | はっきりとした二重 |
ダウンタイム | 2日〜1週間 | 2週間〜1ヶ月 |
施術時間 | 10〜30分 | 20〜60分 |
平均相場 | 約3〜10万円 | 約10〜40万円 |
持続期間 | 3〜10年程度 | 半永久的 |
やり直し | 2〜3回まで再施術可能 | ほぼ不可能 |
メリット | ・治療費が安い ・施術時間が短い ・ダウンタイムが短い ・やり直ししやすい | ・二重が持続する ・デザイン性が高い ・まぶたの脂肪も取れる |
デメリット | ・二重が取れる場合がある ・まぶたに脂肪が多い人は できないことがある | ・ダウンタイムが長い ・治療費が高い ・やり直しができない |
1-1.埋没法
埋没法は、医療用の針と糸を用いて、まぶたの内側から皮膚と筋肉を結び付けることで二重まぶたを作る術式です。
メスを使わないことから施術時間は10分〜20分程度と短く、自然な二重に仕上がるため、初めての二重整形としても人気があります。
ダウンタイムは2日〜1週間程度と切開法よりも短く、症状はメイクやメガネでカバーできる程度の腫れや内出血が生じます。人によっては、長引く場合がありますが、2週間ほどで落ち着くケースがほとんどです。
ただし、効果は永続的ではなく、糸が外れたりゆるんだりすると元の状態に戻ってしまうデメリットがあります。
しかし、逆を言えば糸を外すことで、元に戻したり再施術を受けられたりできるため、メリットとも捉えられるでしょう。

初めて二重整形をする方は、まず埋没法がおすすめです。本当に自分のイメージ通りの二重幅が叶うのか確認できますし、元に戻したい場合は抜糸することで比較的簡単に戻せるのが特徴です。
1-2.切開法
切開法は、まぶたを切開し縫い合わせることで二重ラインを作る術式です。目頭から目尻までを切開する全切開や一部だけを切開する部分切開があります。
切開することでまぶたの内部構造を再構築し、再生する過程で皮膚や筋肉が作り上げた二重ラインに沿って癒着する仕組みになっており、二重の効果は永続的です。
また、切開時にまぶたにある余分な皮膚や脂肪を除去できるため、大きな目元の変化を求める方やまぶたに厚みやたるみがある方に向いているでしょう。
ダウンタイムは、術後2〜3週間と埋没法よりも長く、腫れや内出血、痛みなどの症状が現れます。ダウンタイム中は傷跡が目立ちやすく、赤みが1ヶ月程度続きます。
一度施術を受ければ二重が半永久的に続く切開法ですが、まぶたの一部を除去しているため、再施術が難しくなるというデメリットも。特に、二重幅を狭くするための修正手術には高い技術が求められます。
二重整形の失敗リスクを避けるためには、各術式の特徴をしっかりと理解し、自分の目の特徴や希望の仕上がり、ダウンタイムなどを考慮した上で術式を選ぶことが大切です。
信頼できる医師と十分に話し合い、納得してから施術を受けましょう。
2.二重整形の失敗例
二重整形の失敗例は主に5つあります。
- 二重幅を広く取りすぎる
- アイプチやメザイクと同じ幅で希望する
- 施術中に体に力を入れすぎる
- 二重幅に左右差が出る
- 糸玉がぽっこりと目立つ
ここから1例ずつ詳しくチェックしていきましょう。
2-1.二重幅を広く取りすぎる

二重整形の失敗例の1つ目は「二重幅を広く取りすぎる」ことです。埋没法は、糸を通す場所や縫合する位置を調整することで二重ラインを作ります。
しかし、患者さんの目に対して二重幅を広く取りすぎると次のようなトラブルが生じる可能性があります。
- ハム目になってしまい不自然に見える
- まぶたの開閉に影響を与え、眠そうに見える
- まぶたへの負担が大きくダウンタイムが長くなる
- 糸に過度な負担がかかり、二重が元の状態に戻りやすくなる(埋没法)
- 皮膚や組織を切除しているため、二重幅を狭める修正手術が困難になる(切開法)
二重幅を広く取りすぎることは、見た目の不自然さや機能面、持続期間など、さまざまな悪影響を引き起こします。
二重幅を広く取りすぎないようにするためには、経験豊富な医師を選び、顔全体のバランスを考慮した自分の目に最適な二重幅を提案してもらうことが大切です。
さらに二重幅が決まったら、入念にシミュレーションを行い納得した上で施術に臨みましょう。

二重幅は、皮膚のたるみ具合でも変化します。その状態をしっかり見極めて説明してくれるドクターを探すのが良いのではないでしょうか。
2-2.アイプチやメザイクと同じ幅で希望する

二重整形の失敗例の2つ目は「アイプチやメザイクと同じ二重幅で希望する」ことです。
アイプチやメザイクは、まぶたの皮膚を持ち上げ一時的に二重ラインを作る便利なアイテムです。対して、埋没法は糸を使い、切開法は切開を行うことで二重ラインを作ります。
アイプチやメザイクで作る二重は、好みの位置に二重ラインを作りますが、二重整形の場合、目の形や開き具合、まぶたの厚さなどを総合的に判断して最適な二重幅を決める必要があります。
そのため、アイプチやメザイクと同じ二重幅で手術を行うと不自然な仕上がりになる可能性があるのです。
例えば、アイプチやメザイクで作る幅が広すぎる場合、同じ幅で二重整形をすると、見た目が不自然になって整形がバレてしまったり、まぶたが開きづらくなったりする恐れがあります。
日頃からアイプチやメザイクを使用しており、同じ二重幅で施術を希望する場合は、まず医師に相談することが大切です。
失敗のリスクを避けるためにも、アイプチやメザイクの二重幅にこだわらず、自分の顔のバランスに合った二重幅を選びましょう。
2-3.施術中に体に力を入れすぎる
二重整形の失敗例の3つ目は「施術中に体に力を入れすぎる」ことです。
施術中に体に力を入れすぎると、理想の仕上がりにならなかったり、術後の回復が遅くなったりする失敗リスクがあります。
手術の不安や緊張から体に力を入れてしまうと、まぶたや周囲の筋肉が硬直し、医師が正確な位置に施術を施すことが難しくなります。その結果、左右差が出たり、希望と違う仕上がりになってしまったりするのです。
また、力を入れることで血流が悪くなり、腫れや内出血などの症状が強く出てしまい、ダウンタイムが長引くこともあります。
二重整形は麻酔をした状態で施術を行うため、術中に痛みを感じることはほぼありません。施術中は医師や看護師が細かく声掛けをしてくれるクリニックも多いため、リラックスした状態で施術が受けられるでしょう。

施術中に恐怖や不安から身体に力が入ってしまうと、術後に腫れや内出血するリスクが高まります。リラックスするのはなかなか難しいですが、力が入ったら「肩がすくんでいたら肩を下げてみる」「お腹からため息をつくように息を吐いてみる」ことで力が抜けることもありますよ。
2-4.二重幅に左右差が出る

二重整形の失敗例の4つ目は「二重幅に左右差が出る」ことです。左右差が出てしまう原因は、主に3つ挙げられます。
- 顔にもともとある自然な左右差による影響
- シミュレーション不足
- ダウンタイムのケア不十分
左右差は埋没法と切開法のどちらでも起こる可能性があり、両目の二重幅が完全に一致することはほぼありません。もともと人間の体は、骨格や筋肉のつき方によって若干の違いがあり、左右対称ではないからです。
まぶたの状態や体質が二重の仕上がりに少なからず影響してきますが、経験豊富な医師は元ある左右差を考慮しつつデザインの考案や施術を行います。
しかし、カウンセリング時の医師とのコミュニケーション不足によって、二重幅に左右差が出てしまう可能性があるのです。
二重整形の適切なシミュレーションを行うためには、目の開き具合やまぶたの厚み、目の形などを入念に分析した上で、医師と患者さんが仕上がりイメージを一致させることが大切です。
シミュレーションが不十分だと、手術後の二重ラインが予想と異なる仕上がりになることがあるでしょう。
また、施術直後は二重幅が揃っていても、時間の経過とともに左右差が生じることがあります。この場合、術後のダウンタイムのケアが不十分だったことが考えられます。
たとえ手術が適切に行われていても、ダウンタイムの過ごし方次第で二重幅に左右差が出ることがあるため注意が必要です。
2-5.糸玉がぽっこりと目立つ

二重整形の失敗例の5つ目は「糸玉がぽっこりと目立つ」ことです。
糸玉は、埋没法で二重ラインを作った糸を結んだ際にできる小さな膨らみのことを指します。通常、糸玉はまぶたの表面から見えないように埋め込まれますが、医師の技術が不十分だと、結び目がまぶたの上に浮き出てぽっこりと目立ってしまうことがあります。
多くの場合、時間の経過とともに目立たなくなっていきますが、二重ラインが完成しても糸玉が浮き出たままということも。術後2週間〜1ヶ月程度経過しても糸玉が目立つ場合は、早めに医師に相談しましょう。
また、稀に糸玉がまぶたの表面に飛び出してしまうケースもあるため、注意が必要です。
糸玉が飛び出した場合、見た目が不自然になるだけではなく感染症のリスクも伴うため、自己判断で対処せずすぐにクリニックに相談し、適切な処置を受けることが大切です。

まぶたの皮膚が薄い方や皮下脂肪が少ない方などは結び目が目立つこともあります。気になれば必ずクリニックに相談しましょう。
3.二重整形で失敗や後悔をしないために
美容整形の中でも人気の二重整形。しかし、安易に施術を受けてしまうと失敗して後悔することがあるため注意が必要です。
二重整形の失敗リスクを最小限に抑えるために、次の5つの対策をきちんと押さえておきましょう。
- 自分に合った二重幅を選ぶ
- 施術中はなるべくリラックスして過ごす
- 納得がいくまでカウンセリングを受ける
- 症例数が多く技術力の高い医師を選ぶ
- 術後のケアをしっかりする
ここから1つずつ詳しく解説していきます。二重整形を受けるクリニックを選ぶ前にきちんと理解しておくことで、失敗リスクを避けながら理想の二重を目指せるでしょう。
3-1.自分に合った二重幅を選ぶ

目元が不自然に見える大きな原因が、目の形や顔のバランスに合った二重幅になっていないということです。
大きな二重に憧れて二重幅を広げすぎてしまうと、見た目が不自然になるだけでなく、機能面にも影響が出る恐れがあります。
失敗リスクを防ぐためにも、周りの人や流行と同じ二重を目指すのではなく、自分の目の形や顔立ちにマッチする二重幅を選ぶことが重要です。
3-2.施術中はなるべくリラックスして過ごす

施術中の緊張は体に力が入りやすくなり、希望とは異なる仕上がりや腫れ、内出血の症状を長引かせることに繋がります。
施術を受ける際は、深呼吸や医師や看護師との会話、好きな音楽を聴くなどして心身をリラックスした状態で臨みましょう。リラックスすることで、局所麻酔の効果が得やすくなり、痛みを感じにくくなります。
痛みが心配な場合は、カウンセリング時に医師やカウンセラーに伝えておくのがおすすめです。痛みを軽減するためのオプションを用意していたり、アドバイスをくれたりするので安心して施術に臨めるでしょう。
3-3.納得がいくまでカウンセリングを受ける

カウンセリングでは、医師に二重の形や幅、仕上がりのイメージを具体的に伝え、施術に関する説明や提案を聞き、納得した上で施術を受けることが大切です。
施術内容やデザインに関することだけでなく、施術のリスクや術後の経過についても詳しく確認し、理解しておきましょう。
不安点や疑問点はどんな些細なことでも必ず確認し、すべて解消した上で施術を受けるか判断することが重要です。
もし、医師の説明や提案に納得できない場合は、複数のクリニックのカウンセリングを受けて比較してみるのもよいでしょう。
3-4.症例数が多く技術力の高い医師を選ぶ

二重整形は難易度が高い施術のため、医師の技術力が仕上がりに直結します。
つまり、二重整形の経験が豊富で技術力の高い医師を選ぶことは、理想の目元の実現が期待できるだけでなく、失敗リスクを大きく軽減することに繋がるのです。
また、症例数の多い医師はさまざまなケースの患者さんに対応している経験があります。万が一のトラブルにも適切に対応してくれるため、安心して任せることができるでしょう。
医師選びをする際は、医師の経歴や実績、評判を詳しく調べることが大切です。クリニックの公式ページやSNS、口コミサイトをを活用して、症例写真や実際に利用した患者さんの声をチェックしてみてみましょう。
医師によって二重のデザインが異なるため、自分の好みに合った症例を多く手掛けている医師を探し、カウンセリングを受けてみるのがおすすめです。
医師と直接コミュニケーションをとることで、技術力だけでなく相性が良いかを確かめることができます。
気になる医師が複数人見つかったら、それぞれのカウンセリングを受け、比較してみると信頼できる医師を見つけやすくなるでしょう。
3-5.術後のケアをしっかりする

医師の指示に従い術後のケアを適切に行うことは、理想に近い仕上がりと術後の早期回復に繋がります。二重整形を受けた後は次のようなことを意識して過ごしましょう。
- 術後2日程度、保冷剤や冷たいタオルで目元を冷やす
- 術後1週間程度、激しい運動や入浴、飲酒などの血行を促進することは控える
- まぶたを擦ったり、直接触れないようにする
- 優しく洗顔を行い、目元を清潔に保つ
- サングラスやUVメガネで紫外線対策を徹底する
- メイク再開のタイミングは医師の指示に従う
上記のポイントを意識し、少なくとも術後1週間は安静に過ごしましょう。
上記以外にも術後ケアについて指示があった場合はしっかりと対応し、少しでも異常を感じた場合は、速やかにクリニックに相談することが大切です。
4.二重整形のダウンタイムはどのくらい長い?
二重整形には、医療用の針と糸で二重ラインを作る埋没法とまぶたを切開することで二重ラインをつくる切開法があります。
2つの術式の大きな違いは「切開の有無」です。切開をするかしないかでダウンタイムの期間や症状が異なり、失敗リスクに影響します。
どちらの術式においても大切なことは、「最低でも術後2、3日間は安静に過ごす」ことです。医師の指示に従い、適切にダウンタイムを過ごすことで症状を最小限に防ぎ、早期回復が期待できます。
ここから、各術式のダウンタイムについて解説するので、しっかり理解しておきましょう。
4-1.埋没法のダウンタイム

埋没法のダウンタイムは2日〜1週間程度と切開法よりも短い傾向があります。ただし、人によっては2週間程度症状が続くこともあるでしょう。
術後から2〜3日程度腫れや痛み、内出血が起こりますが、1週間程かけて徐々に落ち着いてきます。軽い腫れや内出血であれば、メイクやメガネで隠すことができるため、目元に注目されない限り周囲に気づかれることはほぼないでしょう。
そのため、手術後最短翌日から仕事や学校に復帰することも可能。心配な方は2〜3日休めるタイミングで施術を受けるのがおすすめです。
二重ラインは約1ヶ月を目安に安定してきますが、とても不安定な状態になっています。激しい運動や飲酒、湯舟に浸かるなどの血行を促進する行為は、少なくとも約1週間は控えましょう。
また、目を強く擦ることや、表情を激しく動かすことなどは極力控え、清潔に保つように心掛けることが大切です。
4-2.切開法のダウンタイム

切開法のダウンタイムは埋没法よりも長く、施術後2〜3週間は腫れや内出血が見られ、赤みが約1ヶ月間続きます。
腫れや痛みのピークは術後1週間程度。この期間は、強い腫れや痛みを感じやすいため、保冷材や冷タオルで目元を冷やしたり、鎮痛剤を飲んだりして安静に過ごすことが大切です。
また、血行を促進する行為は、少なくとも2〜3週間は避けるようにしましょう。メイクは一般的に術後1週間後から可能となります。
切開法は二重ラインが安定するまでに半年から1年ほどの期間を要します。しばらくはまぶたの腫れや傷跡、赤みが目立ちやすく、術後1ヶ月で徐々に症状が治まってくることがほとんどです。
術後1週間程度不要な外出を控えるのが理想ですが、難しい場合はしばらくはメガネで施術跡のカバーをするとよいでしょう。
術後のケアや生活習慣によっても回復期間は変わってきます。ダウンタイムによる失敗のリスクを避けるためにも、医師の指示に従って安静に過ごすことが大切です。
5.二重整形の再手術はできる?
結論として、二重整形の再施術は可能です。ただし、受けた術式によって特徴や手術の難易度が異なるため、しっかりと理解した上で施術を受けましょう。
ここから、埋没法と切開法の再施術についてそれぞれ解説します。
5-1.埋没法の場合

埋没法は切開を伴わないため、再施術の難易度は切開法よりも低い傾向があります。ただ、無制限で再施術を受けられるわけではなく、一般的に埋没法の再手術が可能と言われているのは3回程度です。
医師の治療方針によりますが、再施術を行う際は、抜糸をしてから行うケースと、糸を残したまま施術をするケースがあります。具体的には、二重幅を施術前より狭くする場合は抜糸を行い、二重ラインが取れていたり二重幅を施術前よりも広げたりする場合は抜糸を行わずに施術を行います。
埋没法のデメリットは、抜糸や糸のかけ直しを繰り返す度に、まぶたへの負担が蓄積されてしまう点です。まぶたへの負担が蓄積した場合、まぶたの動きが不自然になったり、まぶたが分厚くなったりすることも。
そのため、切開法で半永久的な二重を作る方が、まぶたへの負担や施術にかかる費用を抑えられることが多い傾向があります。

切開法に比べると、埋没法の方がまぶたにかかる負担は少なです。しかし、まぶたの負担を基準に選択するのではなく、カウンセリングで埋没法と切開法の説明を聞いた上で判断しましょう。
5-2.切開法の場合

切開法は、まぶたの皮膚や脂肪を取り除き二重を作るため、埋没法よりも再施術の難易度が高く、一度施術を受けると元の状態に戻すことはできません。
再施術は、まぶたの皮膚に余裕がある場合、二重ラインや目の開き具合の調整などが可能です。ただし、皮膚が少ない状態のため、修正できる範囲やラインが限定されるでしょう。
切開法は、再施術を前提とした施術ではなく、施術の難易度は初回よりも格段に難易度が上がります。
再施術による失敗リスクを最小限に抑えるためにも、再施術を受ける際は、初回以上に入念なカウンセリングとシミュレーションを行い、慎重に判断することが大切です。
どちらの術式も再施術を受けることは可能ですが、施術回数を重ねることでまぶたにダメージが蓄積していきます。その結果、まぶたの機能や見た目に影響が出てしまう可能性があります。
二重整形は可能な限り初回の施術で希望に近い仕上がりを実現することが理想的です。失敗リスクを最小限に抑え、理想の二重を手に入れるためにも、クリニック選びにこだわり、信頼できる医師に相談し、納得した上で施術を受けましょう。
6.二重整形を失敗したという人からよくある質問
ここでは、二重整形を失敗したという方々から多く寄せられる質問についてまとめました。
二重整形を受ける以上、失敗リスクが0%になることはありません。万が一、失敗やトラブルが起きても冷静に対処できるよう、事前に把握しておくことが大切です。
6-1.二重整形が失敗したと気づいた時どこに相談したらいい?
二重整形に失敗したと気づいた際、迅速に適切な対処を行うことで、トラブルの影響を最小限に抑えることができます。
相談先は主に5つあり、トラブルの内容や度合いによって相談先が異なります。
相談先 | トラブルの度合い | 特徴とメリット | サポート内容 |
---|---|---|---|
施術を受けた クリニック | ・ダウンタイムの 症状が強い ・ダウンタイムを 過ぎても 症状が治まらない ・二重の仕上がりが気に入らず 再施術を受けたい | ・施術内容を把握しているため、 適切な対応が 期待できる ・クリニックの保証やアフターサポートの範囲で行うケースが多く追加料金が発生しづらい | ・症状に応じた適切な処置や薬の処方 ・無料、または低価格で再施術 ・他の専門医への紹介 |
他のクリニック (セカンド オピニオン) | ・施術を受けたクリニックの対応に不安がある ・再施術を受けたが仕上がりが気に入らず、修正手術を受けたい | ・複数の医師に相談することで対応の選択肢が広がる ・客観的な視点から別の治療方法や アプローチ方法を提案してもらえる | ・修正手術 ・施術を受けたクリニックへの対応の相談 |
医療安全 支援センター | ・美容クリニックに相談しても トラブルが解決しなかった ・処置を受けても 腫れや内出血が改善しない | ・医療的観点からの意見やアドバイスが得られる ・無料で専門の 相談員が 対応してくれる ・全国に380箇所以上設置相談窓口があるため相談しやすい | ・医療過誤や健康被害などの 法的問題に対するサポート ・施術を受けた クリニックとの 連絡調整 ・医療機関や法的機関へ紹介 |
消費生活 センター | ・契約内容や解約に関するトラブルが起きた | ・全国共通の消費者ホットライン「188」で無料相談できる ・消費者保護の観点からのサポートが受けられる ・消費者ホットラインがつながらなかった場合は「平日バックアップ相談」が利用可能 ※電話番号:03-3446-1623 (受付時間:平日10時~12時/13時~16時) | ・専門の相談員によるトラブル解決へのアドバイス ・状況に応じたクリニックへの仲介や斡旋 |
日本美容 医療協会 | ・施術や契約内容、ダウンタイム中にトラブルが起きた | ・美容医療に特化した専門的アドバイスが受けられる ・美容医療に関する専門家に相談できる ・ニックネームで利用できるため相談しやすい | ・オンライン公開相談室での書き込みや回答の閲覧 ・適正認定医による 専門的アドバイス |
これらの選択肢を状況に応じて適切に活用することで、万が一二重整形に失敗したときでも適切な対応策を選びやすくなります。
二重整形を受ける前にしっかりと把握しておくことで、より安心して施術に臨めるでしょう。
6-2.二重幅が気に入らない。修正地獄を防ぐにはどうしたらいい?

二重整形で修正地獄に陥ってしまう原因は主に4つあります。
- 二重整形に関する知識が足りないまま施術を受けている
- 医師やカウンセラーの説明不足
- 医師と仕上がりイメージの共有ができていない
- 二重整形の経験が浅い医師の施術を受けてしまった
修正地獄に陥らないためには、二重整形を受ける前にしっかりと施術内容を理解し、二重整形の経験が豊富な医師に十分に相談することが重要です。
施術について事前に調べておくことで、理想の仕上がりを医師と共有しやすくなり、不安や疑問も解消しやすくなります。カウンセリングでは、どんな些細なことでも質問をし、納得した上で施術を受けるかを判断しましょう。
また、二重の修正手術を検討している場合は、すぐに施術を受けるのではなく、まずは症例数が多く、修正手術の実績が豊富なクリニックに相談することが大切です。
二重整形後は腫れやむくみが出るため、最終的な仕上がりを判断するまでに数か月かかることがあります。そのため、二重ラインが安定してくる術後から約3〜6ヶ月を目安に回復期間を設けることが理想的です。
術後3〜6ヶ月が経過すると状態が落ち着き、修正箇所の把握や手術計画を立てやすくなり、修正地獄に陥るリスクを軽減できるでしょう。

二重の完成には1ヶ月以上かかる場合もあります。ダウンタイム中に修正手術を行うのではなく、完成形を確認してから考えるべきです。完成形までは悩みや不安があれば、必ず施術したクリニックに相談することをおすすめします。自分一人で悩まないでくださいね。
6-3.初めて二重整形を受けたクリニックじゃなくても修正を依頼できる?

初めて二重整形を受けたクリニック以外でも、修正手術を依頼することは可能です。実際、「二重幅に左右差がある」「理想の形と違う仕上がりになった」などの理由で多くの方が他院修正手術を受けています。
修正手術を希望する場合、まずは二重修正の症例数が豊富な医師が在籍する美容クリニックを探し、セカンドオピニオンを受けましょう。
施術を行っていない他院の医師であれば、客観的視点から目元の状態を分析し、修正方法や似合う二重を提案してくれるため、高い効果が期待できます。
カウンセリングでは、可能な限り前回の施術の情報を医師に伝え、自分の希望や不安をしっかりと話すことが大切です。

二重の修正手術は初回手術より練度が必要です。どのような方法で行うかも重要です。初回手術の時以上に医師としっかりコミュニケーションをとって正確な情報を共有することが大切です。
7.まとめ
今回は、二重整形の失敗例と失敗しないための対策について解説しました。二重整形は難易度が高く、医師の知識や技術力が仕上がり失敗リスクの軽減に大きく影響します。
二重整形で失敗し、後悔しないためにも症例数が多く技術力の高い医師が在籍するクリニックを選ぶことが大切です。
初回の施術後、失敗したり、仕上がりが気に入らなかったりした場合、まぶたの状態によっては修正手術が受けられます。
ただし、修正回数を重ねるとまぶたの状態が変化し、見た目が不自然になるだけでなく、機能面にも影響が出る可能性があるため慎重に検討しましょう。
理想は初回の施術で理想の二重を手に入れることです。
初回の施術で満足のいく結果を得るためにも、信頼できる医師とのカウンセリングで十分な相談と入念なシミュレーションを行い、納得した上で施術を受けましょう。