二重整形を検討している方の中で、痛みが気にならない方はいません。
最新の二重整形は、昔に比べて痛みや腫れが格段に少なくなっています。 麻酔方法や施術の進化によって、腫れや痛みが少ない施術で理想の二重まぶたを手に入れることも、夢じゃありません。
この記事では
- 痛みを感じやすい人の特徴
- 麻酔の種類や処方薬
- 痛みを最小限に抑えるための具体的な方法
- ダウンタイムを短くするコツ
などを、わかりやすく丁寧に解説していきます。ぜひ最後までお読みいただき、二重整形の不安を解消していきましょう!
1.二重整形の施術方法
二重整形には基本的に、「埋没法」と「切開法」の2つの方法があります。
ここでは2つの施術方法について、それぞれの特徴を解説していきます。施術方法のメリットとデメリットを理解した上で、最適な方法を選ぶことが大切です。
ご自身の希望する二重のラインやライフスタイル、予算などを考慮して、適切な方法を選択しましょう。
施術方法 | 埋没法 | 切開法 |
---|---|---|
特徴 | まぶたを切らずに、細い糸を結んで二重をつくる | まぶたを切開して、二重をつくる |
仕上がり | 自然な二重 | はっきりとした二重 |
ダウンタイム | 2日〜1週間 | 2週間〜1ヶ月 |
施術時間 | 10〜30分 | 20〜60分 |
平均相場 | 約3〜10万円 | 約10〜40万円 |
持続期間 | 3〜10年程度 | 半永久的 |
やり直し | 2〜3回まで再施術可能 | ほぼ不可能 |
メリット | ・治療費が安い ・施術時間が短い ・ダウンタイムが短い ・やり直ししやすい | ・二重が持続する ・デザイン性が高い ・まぶたの脂肪も取れる |
デメリット | ・二重が取れる場合がある ・まぶたに脂肪が多い人は できないことがある | ・ダウンタイムが長い ・治療費が高い ・やり直しができない |
1-1.二重埋没法
二重埋没法は、まぶたに医療用の糸を埋め込み、二重のラインを作る方法です。
メスを使わないため、皮膚への負担が少なく腫れや痛みが少ない傾向にあります。施術中の痛みは、麻酔を使用するためほとんど感じません。
術後は麻酔が切れた後の数日間は軽い痛みや腫れ、つっぱり感を感じる場合があります。
また、埋没法はダウンタイムが短く、1週間程度で落ち着く方が多いです。切開法と比べて費用が安く、施術時間も短いため、手軽に二重整形を試したい方や初心者の方におすすめの施術と言えます。
しかし、埋没法で作る二重は一般的に数年程度で元に戻ってしまうという特徴があるため、永久的に二重を維持したい場合は切開法が向いています。
1-2.二重切開法
二重切開法は、まぶたを切開し、二重のラインを作る方法です。
埋没法よりもはっきりとした二重のラインを作ることができ、まぶたのたるみや脂肪を改善することもできます。施術中の痛みは埋没法と同様、麻酔を使用するためほとんどありません。
しかし、麻酔が切れた後、数日間は強い痛みや腫れを感じる場合が多いです。
また、切開法は埋没法に比べてダウンタイムが長く、腫れや内出血も強いため、回復まで2週間以上かかる方もいます。その分、確実で持続性の高い二重を作ることができるのが最大の特徴です。
施術後のやり直しをすることが難しいため、実際に行う場合は医師などに相談しながら慎重に検討しましょう。
2.二重整形で痛みを感じやすい人の特徴
二重整形は麻酔を使うため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。
しかし、痛みの感じ方には個人差があり、注射が苦手な人や緊張しやすい人は、痛みを感じやすい傾向があります。
これらの痛みは痛み止めなどで軽減できますが、具体的にどんな人がこのような痛みを感じやすいのか、その特徴をまとめたので参考にしてみてくださいね。
2-1.注射が苦手な人
注射が苦手な人は、まず麻酔注射をする際に痛みを感じやすいです。
二重整形では局所麻酔を使用することが多いですが、注射針への恐怖心や痛みに敏感な方は、この麻酔の段階で痛みを感じるケースが多いでしょう。
注射が苦手な方は、表面麻酔や笑気麻酔などの利用を検討するのがおすすめです。
初めからこれらの対策が含まれているプランもありますが、クリニックによってはオプションになっているところもあります。
注射が苦手という人はカウンセリングの際に事前に確認するのが良いでしょう。
2-2.緊張して体がこわばっている人
手術への不安や緊張が強いと、筋肉が緊張してしまい、痛みを感じやすくなります。体がこわばることで麻酔の効果が十分に発揮されない場合もありますので、できるだけリラックスできるよう努めましょう。
緊張しやすい方は、事前に医師に緊張する旨を相談したり、できるだけリラックスできるような環境があるかを確認するのが良いですね。
また、笑気麻酔はリラックスを促す麻酔でもあるので、実施可能かどうか確認してみてください。
3.二重整形の施術中に痛みを感じるポイントとは?
二重整形手術を検討する際、術中の痛みに不安を感じるのは当然のことです。
近年の麻酔の進化により、麻酔注射の痛みは大幅に軽減されました。しかし手術全体の中で、まず一番初めに痛みを感じるのは麻酔注射であることには変わりありません。
麻酔を打つときに、より痛みを感じにくくできるかはクリニックによって対策がとられています。
3-1.麻酔を打つとき
各クリニックでは麻酔注射による痛みを軽減するため、さまざまな工夫が凝らされています。
- 点眼麻酔:目薬のように点眼する麻酔薬で、角膜の表面を麻痺させます。痛みはほとんどありません。
- 笑気麻酔:鼻から吸入するガス状の麻酔薬で、リラックス効果と鎮痛効果があります。
- クリーム麻酔:皮膚に塗布する麻酔薬で、注射針を刺す際の痛みを和らげます。
- 極細針:髪の毛よりも細い注射針を使用することで、皮膚への刺激を最小限に抑えます。
これらの麻酔方法を単独、または併用することで痛みの軽減を図っています。多くのクリニックでは、点眼麻酔で角膜を麻痺させた後、笑気麻酔でリラックス状態にします。
そして、極細針を用いて局所麻酔を注入。そうすることで麻酔注射の痛みを最小限に抑えています。
4.二重整形の施術後に痛みを感じるポイントとは?
二重整形は手術である以上、どうしても痛みを伴います。しかし、その痛みは、想像するほど強いものではありません。
手術直後は麻酔が効いているため痛みを感じませんが、麻酔が切れてくると徐々に痛みを感じ始めます。
ここでは、麻酔が切れてきたときの痛みについて、より詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
4-1.麻酔が切れてきたとき
前述した通り、埋没法は腫れや痛みが少ないのが特徴です。
麻酔が切れてきたときの痛みは、多くの方が「チクチクする」「軽い引っ張り感がある」と表現します。これは、糸がまぶたの組織を引っ張っているために起こる痛みです。
痛みの程度は、10段階で表すと1〜3程度と、比較的軽度。個人差はありますが、日常生活に支障が出るほどの痛みを感じる方は少ないでしょう。通常、この痛みは数日程度で落ち着いてきます。
切開法は、術後の腫れや痛みが強く、ダウンタイムも長めです。
麻酔が切れてきたときは、「ズキズキする」「ヒリヒリする」といった痛みを感じることがあります。これは、切開した部分の傷が治癒していく過程で起こる痛みです。
痛みの程度は、10段階で表すと3〜5程度。この痛みは1週間程度続く場合もありますが、徐々に軽くなっていくのが一般的です。経過が心配な場合はクリニックへ問い合わせるのがよいでしょう。
5.二重整形は埋没法と切開法、痛みが少ないのはどっち?
二重整形は埋没法と切開法だと、一般的に埋没法の方が痛みが少ないと言われています。
埋没法は、糸でまぶたを留めるだけなので、皮膚へのダメージが少なく、切開法に比べて痛みが少ないのが特徴です。一方、切開法はメスでまぶたを切開するため、どうしても埋没法よりも痛みや腫れを感じやすくなってしまいます。
埋没法の痛みは、注射針を刺す時のようなチクッとした感覚です。多くの人は、我慢できる程度の痛みと感じるようですが、痛みの感じ方には個人差がありますし、麻酔の種類やクリニックによっても異なります。
施術中の痛みはどちらも麻酔を使用するため、ほとんどありません。しかし、麻酔が切れてきた時に、多少の痛みを感じることがあります。その場合も処方された痛み止めを服用すれば、痛みを抑えることができますよ。
6.二重整形後に処方してもらえる薬
二重整形後には、痛みや腫れ、感染症などを防ぐために薬が処方されます。
代表的な薬としては、痛みを抑えるための「痛み止め」、腫れを軽減するための「抗炎症剤」、感染症を防ぐための「抗生剤」などです。
痛み止めにはロキソニンなどを処方されることが多いです。特にロキソニンはNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)に分類されるため、痛みの緩和だけでなく、炎症を抑える効果もありますよ。
また、感染症を防ぐためのセフェム系などの抗生剤は、手術後の感染症を予防するために処方されることがあります。併せて、術後の腫れや内出血を軽減するため、トラネキサム酸などの抗炎症作用がある薬を処方されることも。
処方される薬の種類や量は、手術方法や患者の体質、症状によって異なりますので、医師の指示に従って正しく服用してくださいね。
7.二重整形後の注意事項
二重整形後の腫れや痛みを最小限に抑え、スムーズに回復するためには、いくつかの注意点を守ることが重要です。日常生活で気を付けるべき点としては、以下のことが挙げられます。
- 保冷剤でまぶたを冷やす
- 飲酒や激しい運動を避ける
- まぶたをこすらない
- 紫外線対策をする
これらの注意事項を詳しく見ていきましょう。
7-1.保冷剤でまぶたを冷やす
手術直後から2~3日間は、まぶたの腫れや内出血を抑えるために、保冷剤を使って冷やすことが大切です。
保冷剤は、1回15分程度を目安に、まぶたの上に優しく当てて冷やしてください。冷やすことで、血管が収縮し、腫れや内出血を抑える効果が期待できます。
冷えピタなどでおでこを冷やしても、まぶたへの効果はあまり期待できませんので、まぶたを直接冷やすようにしてくださいね。
また、保冷剤は凍傷を防ぐため、タオルなどで包んで使用することを忘れずに。
7-2.飲酒や激しい運動は避ける
飲酒や激しい運動は、血行を促進させてしまうため、二重整形後の腫れや内出血を悪化させる可能性があります。
手術後1週間程度は、飲酒や激しい運動は避け、安静に過ごすように心がけてくださいね。
軽い運動であれば問題ありませんが、激しい運動や長時間の運動は極力控えるようにしましょう。
7-3.まぶたをこすらない
まぶたをこすったり、触ったりする行為は、傷口に刺激を与え、腫れや炎症を引き起こす可能性があります。
手術後しばらくは、目をこすったり、強く触ったりすることは避け、優しく扱うのがおすすめです。特に埋没法はまぶたをこすると糸が切れてしまうこともあるので気をつけましょう。
また、洗顔の際もまぶたをゴシゴシこすらず、優しく洗うようにしてくださいね。コンタクトレンズを使用している場合は、医師の指示に従って使用を再開しましょう。
7-4.紫外線対策をする
紫外線は、皮膚に炎症を引き起こし、色素沈着の原因となることがあります。二重整形後は、まぶたが特にデリケートな状態になっているため、紫外線対策を徹底することが重要です。
外出時には、日焼け止めを塗ったり、サングラスや帽子を着用するなどして、紫外線からまぶたを守りましょう。日焼け止めはSPF30以上、PA++++以上の日焼け止めを使用するのがおすすめです。
敏感肌用や赤ちゃん用のものを使うと、より肌に刺激が少なく安心して使えますよ。
8.二重整形に関する質問
二重整形を検討されている方のために、よくある質問をご紹介していきます。
ぜひ、検討材料の一つとして参考にしてくださいね。
8-1.埋没法と切開法どちらがおすすめ?
初めて二重整形をする方には、埋没法がおすすめです。
埋没法は腫れや痛みが少なく、ダウンタイムが短いです。施術時間も短いので、買い物帰りや仕事帰りでも施術を受けることが可能になります。
腫れも少ないのですぐに日常に戻れることも嬉しいポイントです。
一方、切開法は二重のラインが安定しやすく、半永久的に持続しますが、埋没法に比べて腫れや痛みが強く、ダウンタイムが長いです。また、やり直しができないので、やっぱり別の二重デザインにしたかった、となった場合も対応することができません。費用も高額なので慎重に行う必要があります。
これらの点から、二重整形が初めての人はまず埋没法をやってみるのがおすすめです。
8-2.二重整形を成功させるために気を付けることは?
二重整形を成功させるためには、以下の3つのポイントが重要です。
- 信頼できるクリニックを選ぶ
- 自分の希望を明確に伝える
- 術後のケアをしっかり行う
クリニックは、経験豊富な医師が在籍し、丁寧なカウンセリングを行ってくれるところを選びましょう。 ホームページなどでは、医師の経歴や症例写真などを確認することもできますので、事前に確認するのがおすすめです。
施術前のカウンセリングでは、自分の希望する二重の形や幅を具体的に伝えましょう。 理想の二重のイメージ画像などがあると、仕上がりのズレを防ぐことができます。
まぶたの厚さや形状に応じて、適切な施術方法があるため、医師のアドバイスや仕上がりイメージを確認しながら、自分に最適な方法、デザインを選んでくださいね。
また、医師から指示された注意事項は必ず守りましょう。ダウンタイム中は患部の冷却や、体を安静にしてくださいね。
8-3.ダウンタイム期間を短くするためには?
ダウンタイム期間を短くするためには、以下の4つのポイントを意識しましょう。
- 患部を冷やす
- 栄養を摂り、安静にする
- 頭を高くして寝る
- 禁酒・禁煙
術後は患部を冷やすことで腫れや内出血、炎症を抑えられます。手術直後から72時間程度はしっかり冷やしましょう。また、激しい運動や長時間の入浴は避け、十分な睡眠をとることが重要です。
特に、たんぱく質やビタミンCを積極的に摂取することで、傷の治りを早める効果が期待できます。加えて、カリウムの多い食材を摂ると、体内の余分な水分を排出するのに役立ち、むくみを軽減する効果がありますのでおすすめです。
なお、翌朝の腫れやむくみが気になる方は、寝るときに枕を高くすると翌朝の腫れが軽減されます。 飲酒や喫煙は、血行を悪くし、腫れや内出血を悪化させる可能性がありますので、控えるのが無難です。