大人になってから歯科矯正を始めるという人は少なくありません。金銭的にゆとりがもてるようになったり、仕事が落ち着き計画が立てやすくなったことなどから、これまで気になっていた歯並びの改善を行っています。大人の歯科矯正は子どもの頃に行う歯科矯正よりも効果がないのではという不安もあるかもしれません。しかし、大人の歯科矯正にはメリットもたくさんあります。
また、大人になってからの歯科矯正を検討するうえで、歯科矯正に一体いくらかかるのかは気になるところですよね。この記事では、大人の歯科矯正の効果とともに、かかる費用の相場や種類を徹底的に比較したいと思います。
費用だけでなく、平均的な金額や支払い方法の一つである分割についてもまとめてみました。今歯科矯正を検討しているという人は、ぜひ参考にしてみてください。
大人の歯科矯正はいまからでも大丈夫?何歳までできる?

歯科矯正というと、子どもの頃にクラスメイトがやっていたという記憶がある人もいることでしょう。歯科矯正はたしかに、歯の移動が起きやすい幼少期に行うと効果的ともいわれています。
大人になってから歯科矯正をすることは本当に効果があるのか気になりますよね。答えは「効果はたしかにある」です。歯科矯正は、歯に微力をかけ続けることで歯を正しい位置や理想の位置に移動させていくという治療です。
歯が生えている歯肉や歯槽骨は軟組織のため、何歳になってからでも歯を動かすことは可能です。したがって、歯科矯正に年齢制限はありません。なかには還暦を過ぎてから始められる人や、インプラント治療のために矯正を行う人もいます。
大人の歯科矯正のメリットとデメリットを見てみよう

歯科矯正が何歳になっても可能ということがわかりましたが、歯科矯正はこれまでの歯並びとは異なる位置に歯を移動させる治療です。メリットもたくさんある一方でデメリットも存在します。
治療を検討するうえでぜひ知っておきましょう。
大人の歯科矯正のメリット
まずは大人の歯科矯正のメリットからご紹介します。大人になってから始める歯科矯正のおもなメリットは次のとおりです。
モチベーションが維持しやすい
子どもの頃と違い、自分の意志で始めるため治療への姿勢が前向きに保てます。
費用を工面できる
社会人になってからなど大人になってからの歯科矯正は、収入などから費用を工面でき、学生時代などと異なり金銭的な不安や親御さんへの負担がなくて済みます。
計画が立てやすい
仕事で忙しい人でも有給を使ったり、土日をあてがうなどスケジュール管理が可能なのが大人の特権です。仕事が忙しい時期は予約しないなど予定を管理しやすいのも大人ならではのメリットです。
長年の悩みから解放され心身ともに好影響を及ぼす
長い間コンプレックスだった歯並びを改善することで、コミュニケーションにも積極的になれたり、ポジティブな気持ちが芽生えることもあります。また歯並びの改善は全身の健康にもつながっていますので、心身ともに良い影響を与えることができます。
大人の歯科矯正のデメリット
続いて大人の矯正のデメリットをご紹介します。おもに以下の点が挙げられます。
矯正方法によっては目立つ
ワイヤー矯正(歯の表面)など、矯正方法によっては気になっている口元が、矯正装置のせいで余計に目立ってしまうということもあります。
痛みや違和感を感じる
矯正装置の調整や交換時には、数日程度違和感や痛みを感じることが少なくありません。仕事に支障がきたり、気持ちが落ち込んでしまう事態も考えられます。
ブラッシングが困難になることも
こちらも矯正の種類によっては、歯の清掃が困難になることもあります。矯正中はとくに念入りにブラッシングを行う必要性も出てくるため手間に感じる人もいます。
虫歯や歯周病になるリスクが高まることも
こちらも矯正の種類によっては、つねに矯正装置をつけたままの状態となるため、矯正装置の付近に食べかすや磨き残しがたまり、虫歯や歯周病になるリスクが高くなることがあります。
大人も一大決心の歯科矯正、どうして高いの?

歯科矯正を検討していろいろと情報を調べていくうちに、費用の高さに驚かれる人もいることでしょう。なぜ、矯正にかかる費用はこんなにも高いとされているのでしょうか。
後ほど費用に関しては詳述しますが、一般的に大人の歯科矯正にかかる費用は10万円〜150万円前後といわれています。
これは、矯正治療が自費治療に該当するためです。保険適用とならないために高額な費用が発生してしまうのです。
ではなぜ保険適用外かというと、保険でカバーされる医療内容とは機能面の改善であったり、病気を治すためだからです。歯科矯正は見た目の改善が主訴であることが多く保険ではカバーされないことが、治療費が高額となってしまう理由です。
歯科矯正の種類と費用や期間を徹底比較!私に合う矯正方法はどれ?相場は?

大人の歯科矯正に関してメリットとデメリットをともにご紹介しました。では、歯科矯正にはどのような種類があり、それぞれいくらくらいの費用がかかるのでしょうか。
歯科矯正にはいくつか種類があり、選ぶ矯正のタイプによって治療にかかる費用も期間も異なります。特徴とともに矯正の種類をご説明しつつ、ご自分に合う矯正方法の選び方や相場を解説します。
歯科矯正のざっくりとした費用相場は?クリニックによる値段の違いは?
部分矯正 | 全体矯正 | |
ワイヤー矯正表面 | 約8~45万円 | 60~100万円 |
ワイヤー矯正裏側 | 約16~55万円 | 120~200万円 |
マウスピース矯正 | 約10~70万円 | 約80~100万円 |
歯科矯正にかかる費用は、おおむね10万円〜200万円前後とされています。こちらは、患者さんごとの症状や治療ゴールをどこまで設定するかなど個々人でかかる費用や期間は変わってきます。
また、矯正には種類があり、従来からあるワイヤーとブラケットという矯正装置を使った矯正方法と、プラスチック製のマウスピースを使ったマウスピース型矯正です。
ワイヤー矯正には、歯の表面に装置をつけるタイプと、歯の裏側につけるタイプの2種類があり、上下の歯で組み合わせも可能です。
また、マウスピース矯正もワイヤー矯正も、気になる部分だけを矯正する部分矯正と、奥歯も含む歯並び全体や噛み合わせを改善する全体矯正の2種類があります。
ざっくりとではありますが、ワイヤー矯正表面の費用相場は、部分矯正で約8~45万円、全体矯正で約60~100万円が相場です。
そして、ワイヤー矯正の中でも歯の裏面につける裏側矯正ですと部分矯正の場合の費用は約16~55万円、全体矯正ですと約120~200万円が相場です。
そして、マウスピース矯正の場合、部分矯正ですと費用は約10~70万円で、全体矯正の場合は約80~100万円が相場です。
また上記の費用は治療を受けるクリニックによっても異なります。なぜクリニックごとに価格設定が異なるのかというと、クリニックごとに採用している矯正方法が異なるという点と、矯正治療は基本的に自費治療に該当するため価格にばらつきがあるためです。
支払い方法は?
続いて、支払い方法についてご説明します。矯正の支払い方法はおもに4つあります。1つは現金での一括払いまたは分割払い、2つめにクレジットカードでの分割払いか一括払い、3つめがデンタルローンを使った分割払い、そして最後に4つめが定額制での分割払いです。
矯正の方法は2つ、部分矯正をしたいか?全体矯正をしたいか?
矯正方法には先ほども触れたとおり、部分矯正と全体矯正の2パターンあります。部分矯正は出っ歯やすきっ歯など気になる箇所があるものの、ほかの歯並びや噛み合わせには問題がないようなケースに適応されます。
一方、全体矯正は奥歯も含む歯並び全体に改善が必要とされるケースや、噛み合わせの改善が必要な場合に適応されます。
部分矯正が対象としているのは、限られた箇所のみで治療が完結する症例の人や、費用や治療にかかる期間を軽減したい人です。
一方、全体矯正が向いている人は、歯並び全体を改善したいという人や、噛み合わせに問題が生じている人、徹底的に歯並びを良くしたい人などが適しています。
ワイヤー矯正を徹底比較、装置の種類ごとに金額は変わるの?相場はいくら?

矯正方法には大きく分けてマウスピース型とワイヤーを使ったタイプがあることがわかりました。それぞれ費用や特徴、治療の対象とする症例や治療期間は異なります。
ここからは、ワイヤー矯正についてより詳しくご説明していきます。
一言でワイヤー矯正といっても、その中にもさらにいくつか種類があります。これまでワイヤー矯正に対してネガティブなイメージをもたれていたという人も、もしかしたらその概念が変わるかもしれません。
①特徴(動く仕組み)
まずはワイヤー矯正の特徴から見ていきましょう。ワイヤー矯正はその名のとおりワイヤーとブラケットという矯正装置を使った矯正方法です。ブラケットという金属の粒のようなものを歯に直接接着し、その間にワイヤーを通すという処置が行われます。
ワイヤーは歯を移動させたい方向へ負荷をかけつつ装着するため、歯に微力がかかり続けることで歯の移動が生じるというメカニズムです。
②メリット
ワイヤー矯正のメリットにはさまざまなことが挙げられます。おもに以下の点がワイヤー矯正を行うメリットです。
- さまざまな症例に対応可能
- 歯の移動が生じやすい
- 歯科医師によって都度ワイヤーの調整が必要なため、定期的に診察が受けられる
- つけ忘れや紛失の恐れがない
- 歴史も長く症例数が豊富
③デメリット
続いて、メリットだけでなくデメリットもご紹介します。ワイヤー矯正のデメリットはおもに以下のとおりです。
- 目立つ(表面の場合)
- 発音に影響が出ることもある
- 口内炎などが生じやすくなる
- 歯磨きがうまくできず、歯の清掃性が悪化することもある
- より口元が盛り上がる(表面の場合)
- ワイヤー調整時に痛みや違和感を感じやすい
- ワイヤー調節のための来院が必要
④ワイヤー矯正における部分矯正と全体矯正の比較
続いて、ワイヤー矯正における部分矯正と全体矯正について見ていきたいと思います。ワイヤー矯正は症例によっては部分矯正が可能です。その費用や治療にかかる期間をそれぞれご紹介します。
ワイヤー矯正で部分矯正をする場合の費用と治療期間
ワイヤー矯正で部分矯正をする場合、治療にかかる期間としては表面に施す矯正の場合は約3~7ヶ月、裏側に施す場合は同じく約3~7ヶ月かかります。
そして、治療にかかる費用は表面矯正の場合約8~45万円、裏側矯正の場合は約16~55万円が相場です。
ワイヤー矯正で全体矯正をする場合の費用と治療期間
続いてワイヤー矯正で全体を改善する場合です。治療にかかる期間は表面に施す矯正の場合は約1~3年、裏側に施す場合は同じく約1~3年かかります。
そして、治療にかかる費用は表面矯正の場合約60~100万円、裏側矯正の場合は約100~200万円が相場です。
⑤ワイヤー矯正をする場合の治療範囲について
次に、ワイヤー矯正で部分矯正をする場合の治療できる範囲についてご説明します。
ワイヤーで行う部分矯正はマウスピース矯正にもいえることですが、適応可能な範囲に限りがあり、前歯4~6個に矯正装置をつけます。部分矯正で適応できる症例はおもに次のとおりです。
- 軽度の叢生(歯が乱杭状態に生えている)
- すきっ歯
上記のような症例に部分矯正は適していますが、重度の叢生や受け口、抜歯をともなうようなケース、そして出っ歯や口が閉じない開口、外科的な処置が必要名ケースのほか、大きな歯の移動が必要となるケースに部分矯正は適していません。
また、部分的に改善したところでほかの歯とのバランスを見てみたら納得のいく仕上がりではなかったということもあります。
そして、ワイヤー矯正による全体矯正です。こちらは適応できる範囲が広くさまざまな症例に対応可能です。ワイヤー矯正が適応できるケースはおもに次のとおりです。
- 奥歯における不正咬合(噛み合わせ)
- 重程度の出っ歯
- 八重歯
- 受け口(上の前歯より下の前歯が前に出ている状態)
- そのほか抜歯が必要となる症例
- すきっ歯(歯と歯の間に隙間がある状態)
- 叢生(顎のサイズに対して歯が並ぶための十分なスペースがなく、重なったりデコボコになっている状態)
- 過蓋咬合(前歯が深く咬み込んでいる状態)
- ねじれて生えている歯
- 矯正後に後戻りしてしまった症例など
- 開咬(前歯だけが咬み合わない状態)
- 抜歯を伴うケース
- クロスバイト(上下の歯が凸凹な状態)
また、ワイヤー矯正の中でも、装置に使う素材はさまざまです。ワイヤー矯正はとくに表面に施す場合は目立ちやすいとイメージされるかもしれません。しかし、近年こうした懸念点を軽減するために改良された素材が採用されているクリニックもあります。
次のような素材が目立ちにくい素材として使われています。
- プラスチック
- ホワイトセラミック
- ニュージルコニア
従来からあるメタルのワイヤーとブラケットはどうしても会話時や笑ったときに目立ちやすいという懸念点がある一方、強度も高く耐久性に優れています。また、歯の移動も起きやすく取り扱える矯正医師やクリニックも豊富な点がメリットです。
上記で挙げた素材は、メタルのブラケットに比べると審美ブラケットという名のとおり目立ちにくいのがメリットである一方、メタルよりも費用が高くなる傾向にある点と、取り扱いがない矯正クリニックもまだまだある点がデメリットとして挙げられます。
ご自身がどのような方法や予算で矯正を行いたいかによって、クリニックや矯正方法を選ぶ参考材料としてみてください。
マウスピース矯正の種類と費用を徹底比較、相場はいくら?

ワイヤー矯正に続いて、矯正において近年人気を集めているマウスピース矯正について見ていきます。マウスピース矯正を提供している会社も世界中さまざまな会社があります。
また、ワイヤー矯正同様部分矯正も全体矯正も可能です。それぞれの種類別に費用や相場をチェックしていきましょう。
①特徴(動く仕組み)
マウスピース矯正はその名のとおり透明なプラスチック製のマウスピースを使い、歯を移動させていく方法です。マウスピース矯正はワイヤー矯正と異なり、歯に直接的に装置をとりつけるものではありません。
したがって、歯のブラッシングや食事の際、そして仕事上どうしても外す必要のある場合などには、自分で取り外すことができます。
マウスピース矯正では通常歯の移動に応じて数枚〜数十枚のマウスピースを製作し、つけかえることで徐々に歯の移動を起こします。歯は歯を支える骨とその間の膜によって支えられており、歯科矯正では歯に負荷をかけ続けることで、圧迫された側の組織が再形成することで歯の移動が生じます。
マウスピース矯正では、現在の歯並びより理想の歯並びに近い歯列に形作られており、その差によって歯の移動が起きるというメカニズムです。
②メリット
続いてマウスピース矯正のメリットを見ていきましょう。マウスピース矯正はワイヤー矯正に懸念されがちだった点が軽減またはクリアになっていることから、近年さまざまな年齢層から支持を集めています。また、仕事柄矯正装置をつけることが難しい芸能人でもマウスピース矯正で綺麗な歯並びを手に入れた人は少なくありません。
マウスピース矯正のメリットはおもに次のとおりです。
・目立ちにくい
透明なマウスピースを使うため、矯正していることがバレにくいです。
・清掃性が高い
ブラッシング時には自分で取り外しができるため、ワイヤー矯正にありがちな矯正装置周辺の磨き残しや、ブラッシングへの手間が省けます。
・虫歯や歯周病のリスクが下げられる
清掃性が高いため、同じ箇所に磨き残しや歯垢が溜まることがないことから、虫歯や歯周病にかかるリスクが低いといえます。
・痛みや違和感が比較的抑えられる
ワイヤー矯正のように調整がいらないため、マウスピース交換時もワイヤー矯正の調整と比べて痛みや違和感が少ないです。
・通院回数が少なくて済むケースも
選ぶクリニックや矯正メーカーによっては、最低1回の通院で、以降はマウスピースが配送されるところもあり、忙しい人にはぴったりです。
・リーズナブルに済むことも
選ぶ矯正メーカーによっては、ワイヤー矯正よりもだいぶ費用が押さえられる可能性もあります。
・歯根吸収が少ない
ワイヤー矯正だとどうしてもマウスピースよりは強い負荷がかかるため、歯根吸収が起きやすいといえます。しかし、マウスピース矯正は微力な負荷をかけ続けることで歯の移動を起こすため、歯根吸収が起こりにくいです。
③デメリット
マウスピース矯正のメリットに続いて、デメリットも見ていきましょう。たくさんのメリットがあるマウスピース矯正にも懸念されることがいくつかあります。契約前に必ず知っておきましょう。
・適応できないケースもある…のちほど詳述しますが、重度の叢生や顎の変形などで外科的名処置や、大きな歯の移動が必要となる症例には不向きとされています。
・装着時間を守らないと期待通りの効果が得られないこともある…マウスピース矯正は1日に20時間以上など規定の時間を装着する必要があります。取り外したまま忘れて何時間も経ってしまったりが続くと、思うような結果が得られないこともあります。
・担当する歯科医師によってクオリティーが異なることもある…これはワイヤー矯正でもある程度はいえることですが、マウスピース矯正は歯科医師免許さえあれば誰でも施術可能です。そのため、経験の少ない歯科医師が担当するなどしてトラブルになったり、期待通りに歯並びの改善が起きないケースもあります。
④マウスピース矯正における部分矯正と全体矯正の比較
次に、マウスピース矯正における部分矯正と全体矯正について費用や適応範囲などを比較していきます。ワイヤー矯正同様、マウスピースも部分矯正と全体矯正が可能です。
しかし、ワイヤー矯正に比べると、メーカーによっては部分矯正のみなど適応範囲に限りがあることも。それぞれの特徴を見ていきましょう。
マウスピース矯正で部分矯正をする場合の費用と治療期間
はじめにマウスピース矯正で部分矯正をする場合にいくら費用が発生し、治療期間はどれくらいが相場なのかご紹介します。
マウスピース矯正で部分矯正を行う場合の費用相場は、約10~70万円です。ワイヤー矯正に比べて少し高い印象を受けるかもしれませんが、こちらは選ぶ矯正メーカーによって費用に開きがあります。
また、治療にかかる期間としては、約5ヶ月~1年半です。軽い症例では半年以内に終えられることから、結婚式や就活など予定に合わせて治療が行えます。
マウスピース矯正で全体矯正をする場合の費用と治療期間
続いて、マウスピース矯正で全体矯正を行う場合の金額と治療に要する期間を見ていきましょう。
マウスピース矯正で全体矯正を行う場合、かかる費用相場は約80~100万円と、ワイヤー矯正と比べるとこちらはややリーズナブルな価格となっています。
また、治療にかかる期間は約1~3年とあまりワイヤー矯正と差はありません。
マウスピース矯正のデメリットにも挙げましたが、選ぶマウスピース矯正のメーカーによっては、全体矯正ができない場合もあります。
検討しているマウスピースがご自身の症状を改善可能かどうかは、歯科医師に相談してみましょう。
⑤マウスピース矯正をする場合の治療範囲について
最後に、マウスピース矯正で部分矯正を行う場合の治療範囲についてご説明します。マウスピース矯正は部分矯正と全体矯正どちらにも対応可能ですが、部分矯正でカバーできる症例はおもに次のとおりです。
- 八重歯
- 出っ歯
- すきっ歯
- 上下の歯の中心にずれがある
- 深い噛み合わせ
上記のように、マウスピースの部分矯正ではおもに上下前歯の歯が対象となります。
また、全体矯正の場合はメーカーによっては対応できないところもありますが、対応しているマウスピースでは、おもに次のような症例が対象となります。
- 奥歯における不正咬合(噛み合わせ)
- 重程度の出っ歯
- 八重歯
- 受け口(上の前歯より下の前歯が前に出ている状態)
- そのほか抜歯が必要となる症例
- すきっ歯(歯と歯の間に隙間がある状態)
- 叢生(顎のサイズに対して歯が並ぶための十分なスペースがなく、重なったりデコボコになっている状態)
- 過蓋咬合(前歯が深く咬み込んでいる状態)
- ねじれて生えている歯
- 矯正後に後戻りしてしまった症例など
- 開咬(前歯だけが咬み合わない状態)
- 交叉咬合(口を閉じた時上の歯のいくつかが下の歯の内側にある状態)
歯科矯正のお金がかかるタイミングはいつ?費用を細かくチェック

次に歯科矯正にお金がかかるタイミングや費用をご説明します。歯科矯正は選ぶ矯正の種類や、メーカーによって費用が発生するタイミングも金額も異なります。ここでは人気のある3社を参考に挙げていきます。
事前に把握しておき、予算立ての参考にしてみてくださいね。
まずは世界中で利用者数が1,100万人を超えるインビザラインから見ていきましょう。インビザラインの支払い方法には、デンタルローン、クレジットカードでの支払い(一括・分割)、現金での支払い(一括・分割)があります。利用できる支払い方法はクリニックごとにも異なります。
インビザラインで費用が発生するのは、以下のタイミングです。
- 相談…矯正に入る前に歯科矯正を検討している旨や歯並びへの悩みなどを相談するタイミングです。相談にかかる費用としては、無料のところから10,000円程度かかるところなどさまざまです。
- 精密検査…虫歯や歯周病などがないかという現状の口腔内のチェックに加え、エックス線などを使い歯の中の状態や根っこの部分にまで検査が行われます。インビザラインを利用する際の精密検査の費用相場としては、検査と診断がセットとなって10,000円〜50,000円ほどです。
- 矯正治療…都度来院によるマウスピースの交換や歯の移動状況のチェック、口腔内の診断などが必要です。マウスピースの交換時の来院にかかる費用(処置料)は、都度約3,000~5,000円かかります。
- 保定…せっかく矯正によって適正な位置に動いた歯がまた元の位置に戻らないよう、矯正治療が終了後も保定期間が必要です。インビザラインでの保定期間にかかる費用は、約20,00~30,000円かかります。また保定にかかる期間は約2年ほどです。
続いて、手に取りやすい価格でマウスピース矯正ができると注目を集めているキレイライン矯正です。キレイライン矯正で費用が発生するタイミングと費用は以下のとおりです。
- 相談…キレイライン矯正の相談にかかる費用としては、無料です。ご自身が抱えている歯並びや口腔内に関する悩みや、今後どうしたいかなど気軽に相談できそうです。
- 精密検査…キレイライン矯正における初回の精密検査・診断にかかる費用はこちらもクリニックごとに多少差があるようですが、3,500円程度です。
- 矯正治療…キレイライン矯正には、料金プランがあります。初月2万円(税込22,000円)から治療が可能で、2回目以降は50,000円(税込55,500円)となっています。全体でかかる目安の費用としては、21〜38万円(治療期間3~10ヶ月 ※軽度〜中度)です。都度払いやデンタルローン、クレジットカードや現金での一括や分割に加え、4回コース、7回コース、10回コースなどコース分をまとめて支払う方法があります。
- 保定…キレイライン矯正も矯正期間終了後も保定期間が設けられており、リテーナーの装着を行います。装着期間は約2年で、保定期間終了後もなるべく長期的にリテーナーの装着が推奨されています。マウスピース型リテーナーは別売りで上下2万円(税込2.2万円)の費用がかかります。
そして、最後に今回ご紹介する3社のなかではもっとも新しく2021年に誕生したエミニナル矯正です。お手頃な価格で歯科矯正ができるのに、矯正の専門医による治療が受けられるなど今注目の矯正ブランドです。
エミニナル矯正で費用が発生するタイミングと費用は以下のとおりです。
- 相談…公式LINEから初回相談の予約が取れるようになっており、無料で相談が可能です。こちらもキレイライン同様、相談時に契約は必要ではない旨や、話を聞いてみるだけでもOKです。
- 精密検査…エミニナル矯正の初回診断は公式LINEから予約が可能です。初回診断で行われる歯型分析には500円かかり、オンラインでの事前決済となっています。初回診断は提携クリニックに来院する必要があり、所要時間は約60分程度です。その後、オンライン診察があり、こちらの所要時間は約15~30分程度を想定しています。
- 矯正治療…エミニナル矯正の料金プランは、初月2万円(税込22,000円)から治療が可能なです。2回目以降が45,000円(税込49,500円)という価格で、治療にかかる目安の費用としては、13〜47万円(治療期間3~10ヶ月 ※軽度〜中度)です。支払い方法はクレジットカード払いが選べます。1ヶ月ごとに治療用のマウスピースをお届けする定期購入プランと、4ヶ月ごとに治療用のマウスピースをお届けする一括購入プランがあります。
- 保定…エミニナル矯正もほかの2社同様保定期間が必要とされており、リテーナーを装着します。リテーナーには3種類あり、費用が別途必要で(上顎・下顎税込 2.2万円)、医師が症状等を考慮した上で最適なタイプをおすすめします。
歯科矯正の治療前にかかる費用は?
項目 | 費用 |
相談 | 無料〜10,000円 |
精密検査 | 約500円~50,000円 |
通院(矯正器具交換) | 無料、都度5,000~10,000円 |
歯科矯正治療にはさまざまなステップがあります。それぞれの治療段階ごとにいくらくらい費用がかかるのか見ていきましょう。まずは、矯正の治療前にかかる費用からご紹介します。
歯科矯正を始める前に、ご自身の症状が今どのような状態なのかや、どう改善したいのか、また、もし矯正治療を始める場合どれくらいの予算で、治療期間や通院回数はどの程度かなど希望条件があるはずです。
こうした悩みや不安、そして条件面のすり合わせは治療開始前に行っておきたいところです。後悔しない矯正とするためにも事前に相談が可能かどうかはチェックしておきましょう。
相談にかかる費用は、選ぶクリニックや矯正のメーカーによっても異なります。無料のところもあれば初回の相談で10,000円程度かかるところなどさまざまです。また、相談時に検査も同時に行われるところもあります。
相談の後に行われるのが、精密検査です。矯正治療には、必ず現状の口腔内がどのような状態であるかの入念なチェックが必要となります。すでに問題箇所がある口腔内に矯正治療を施せば、トラブルが悪化してしまうリスクが高まるほか、期待通りに歯の移動が生じずに後悔するような結果になることもあります。
精密検査ではおもに、虫歯や歯周病などがないかなどのチェックのほか、エックス線や顔の写真などから、骨格や歯の中の部分までが入念に検査されます。
精密検査にかかる費用は、こちらも相談同様クリニックやメーカーごとに違いがあり、約500円~50,000円と価格に開きがあるのが実情のようです。また、精密検査の際に歯型を採取したり、3Dのシミュレーションが行われるところもあります。
歯型採取は実際にマウスピース矯正をつくるうえで欠かせませんので、いずれのクリニックでも行われます。また、シミュレーションは今後矯正によってどのように歯並びが変化していくのか事前に確認を行うことができます。治療へのモチベーションキープや仕上がりのイメージがつきやすくなり、導入しているクリニックはあります。
歯科矯正の治療中にかかる費用は?
続いて、歯科矯正中にかかる費用をご説明します。歯科矯正中には、マウスピースの交換が行われます。マウスピースは徐々に理想の歯並びに近づけていくために形の異なる複数枚のマウスピースを製作し、つけかえていくことが必要です。
マウスピースの交換に際しては、クリニックごとに都度、通院が必要なところもあれば、配送されてくるところなどにも違いがあります。かかる費用としては無料のところから都度5,000~10,000円ほどかかるところもあります。矯正代金が初回の見積もりに含まれている場合は、都度もらわないところや、回数ごとのコースになっている場合はまとめて支払うプランが用意されているところもあります。
歯科矯正後にかかる費用は?
そして、矯正治療が終了しても、移動したての歯はまた元の位置に戻ろうとする働きが生じるため、保定期間が必要です。いずれのマウスピース矯正でもほとんどのところは保定装置を約2年ほど、ないしなるべく長期的につけて保定を行うことが推奨されています。
保定にかかる費用は、保定のためのリテーナーを別途購入する必要があり、約20,000~30,000円かかります。リテーナーにはいくつか種類があり、次項で詳しくご説明します。
保定装置(リテーナー)の種類と費用を徹底比較

続いて、矯正治療後に必要な保定期間についてご説明します。矯正が終了しても矯正した歯並びを維持するために保定装置をなるべく長く、最低でも2年程度はつけることが必要です。
保定期間中はリテーナーとよばれる保定装置を夜間や日中もつけて生活をします。保定装置(リテーナー)にはいくつか種類があり、それぞれの特徴や費用をご紹介します。
リテーナーの種類
・ホーレータイプ
部分的なリテーナーで、おもに前歯を取り囲むような構造になっているため、前歯の矯正治療後に使用されるケースが多いです。取り外しが可能なためブラッシングや食事の際には取り外すことが可能です。
・ベッグタイプ
歯列全体を囲むような構造になっているタイプのリテーナーです。抜歯を伴うような矯正後に使用されます。抜歯を行った後の歯並びはとくに後戻りの可能性が大きいので、このように全体を囲むような構造が推奨されることが少なくありません。こちらも取り外しが可能です。
・インビジブルリテーナー
透明なシートでできており、マウスピース矯正で使用するものと同様の構造をしています。こちらも自分で取り外しができるほか、つけていることが周りにわかりにくい点がメリットです。
・トゥースポジショナー
シリコン製で軽度の症例を矯正した際などに使用されます。歯全体をすっぽりと覆う構造になっています。
・固定式裏側ワイヤー
こちらは歯の裏側に直接保定装置を接着させるタイプのリテーナーです。自分で取り外しができないですが、つねに装置をつけたままとなりますので、後戻りの心配がもっとも少ないといえます。こちらは長期的に保定装置をつけていく人に適しています。
リテーナーの費用
上記がリテーナーの種類ですが、続いて費用面を見ていきましょう。保定装置の費用は選ぶクリニックや種類ごとにも異なりますが、以下のような相場になっています。
・可動式のホーレータイプやベッグタイプなど
ワイヤーがついており、自分で取り外しができるタイプのリテーナーの費用は、約17,000円~44,000円です。作り直しの際には若干費用が安くなるところもあります。
・マウスピースタイプ
マウスピースですっぽりと歯を覆うような構造のリテーナーの費用は、約5,000円~22,000円です。
・固定タイプ
歯の裏側に直接つけるタイプのリテーナーの費用は、約15,000円~17,000円です。
歯科矯正の支払い方法は?毎月少しずつ分割で支払う方法もある?

続いて、歯科矯正の支払い方法を見ていきましょう。歯科矯正は決して安くはない費用が発生します。まとめて支払いが必要なのかやどのような支払い方法が選べるのかは気になる人も多いことでしょう。
以下におもな支払い方法を挙げていきます。
一括払い
まずは一括払いです。現金で治療費を最初に全額一度に支払う方法です。こちらは当初見積もり額に提示された値段を支払い、もし治療過程において虫歯や歯周病の治療などが発生すれば、そちらは別途支払うという方法です。
また、当初の想定通りに治療が完了せずに矯正が長引いてしまった場合などには、延長分の費用が発生するところもあります。初回に提示された額で完結するのか、追加で費用が発生するのかについては、最初の相談時に確認してみると良いでしょう。
クリニックによっては提示金額以上をもらわないというところもあります。現金一括払いのメリットは、最初に支払いを完了してしまえば、あとは支払いに関する不安や煩わしさがなくなる点が挙げられます。また、すでに料金を支払っていることで治療を続けよう、追加料金が発生する可能性もあればなるべく早く終えたいという気持ちになり、治療へのモチベーションキープにもつながります。
現金での一括払いのほかに、クレジットカードでの一括払いも選択できます。歯科矯正はさきほども触れたとおり、決して安くはない金額がかかります。クレジットカードであれば、まとまった現金を用意したり、持ち歩くことなく支払いが完了できま、持ち運びの不安や煩わしさが解消されます。
デンタルローン
歯科治療は自費扱いとなり、矯正以外でもインプラント治療など高額となるケースはあります。そのため、デンタルローンという独自のローン体系を用意しているクリニックもあります。
こちらは、金利が発生しますが、まとまった金額を用意できない場合や、分割で支払いたい人にはおすすめです。(金利をクリニックで負担してくれるところもあります)
デンタルローンはクリニックがローン会社と提携することでローンを組めるようになっているため、20歳以上で安定的な収入があるかなどの確認事項もあり、ローンの利用には審査が必要です。
無職であったり、過去にローンでの問題を起こしていると組めない可能性もあります。また、金利に関してもクリニックごとに違いますので確認してみましょう。もし、矯正をしてもらいたいクリニックでデンタルローンの取り扱いがなくても、ご自身で外部のローン会社を探してローンを組むということも可能です。
ローンというとネガティブなイメージをされる人もいるかもしれませんが、クレジットカードでの分割払いと比べて金利が低めに設定されていることもあり、トータルで支払う金額としては安く済むというメリットもあります。
クレジットでの分割払い
クレジットカードは一括での支払い以外にも、分割での支払いが可能です。何回まで可能かはクリニックやカード会社によっても異なります。
また、分割の場合は利息や手数料が発生しますので、一括払いの方が支払う総額としては安くなります。しかし、まとまったお金が用意できない時などや、費用面で苦労が予想される場合は、分割払いの利用がおすすめです。クリニックによっては手数料を負担してくれるところもあるようです。
また、クレジットカード会社にもよりますが支払いによってポイントが貯まるなどのメリットもあります。
銀行・信用金庫の多目的ローンやデンタルローン
クリニックが提携しているデンタルローン以外にも、銀行や信用金庫の多目的ローンやデンタルローンも支払いに利用することができます。これは、銀行ごとに貸し出しの金額や金利は異なりますので、いずれの機関が自分に合っているか比べてみましょう。
返済機関や保証人などが不要のところもあり、矯正やインプラント治療など高額になりがちな歯科治療費用にあてる人もいます。
院内分割払い(窓口分割払い)
窓口分割払いは、クリニックで分割払いが行えるシステムです。クレジットカードの分割と異なり、支払い回数はそんなに多く設けられていないところがほとんどのようです。しかし、クレジットカードやデンタルローンと違い、金利が発生しないことがメリットとして挙げられます。全体で支払う金額に変わりはないものの、分けて支払えることで一気にお金がなくなってしまうといった不安が軽減されます。
お金が戻ってくる?歯科矯正の医療費控除について

歯科矯正は、数十万~100万円を超えるほどの金額になるなど高額な医療費がかかることもあります。医療費控除でお金が戻ってくるのか疑問に感じる人も多いと思います。
医療費控除とは、1月〜12月までの1年間に支払った医療費が10万円を超える場合(年間所得が200万円以下の場合はすべての所得金額等の5%にあたる金額)、超過分の金額に対し所得控除が受けられるという仕組みです。
矯正治療が控除の対象になるかどうかですが、控除となるケースとならないケースがあります。控除の対象になるケースとして以下のような症例が該当します。
- 叢生…歯が乱杭状態に生えており、清掃性が困難なことから虫歯や歯周病などのリスクがある。
- 出っ歯・すきっ歯…清掃性が悪く歯垢や食べカスなどが溜まることで、口腔内のトラブルにつながります。
- 開咬(かいこう)…口がしっかりと閉じないことで、お口の中が乾燥し虫歯や歯周病のほか、感染症などにかかるリスクが高まります。
上記は、口腔機能や全身の健康に問題が生じる可能性があり、機能面の改善が必要です。歯科医師によって機能面に問題が生じる可能性が認められれば、医療費控除の対象となる場合があります。
一方、医療費控除の対象とならないケースとして、審美的な改善を目的に歯科矯正を始められた場合が挙げられます。こちらは、口腔内の機能には問題がなく、より見た目を良くしたいという理由で始められた場合などが該当します。
保険適用ってされないの?
医療費控除同様、保険が適用されるのかどうかも気になるところですが、基本的に歯科矯正治療は保険適用外であることがほとんどです。
まれに保険適用となるケースとして、以下のような症例が挙げられます。
顎変形症の場合
歯ではなく先天的に顎の形自体が変形しており、顎骨手術が必要なケースなどは、指定の医療機関で治療を受ける前後などに矯正治療が必要な場合、保険適用となる場合があります。顎変形症のままですと、噛み合わせに問題が生じるなど口腔内にとどまらないトラブルを誘発してしまう可能性があります。また、治療には歯科矯正のみならず顎の外科的な手術を伴うケースがほとんどです。
先天異常の場合
生まれつきの異常が認められ、唇顎口蓋裂や軟骨形成不全症など、厚生労働大臣が定める疾患のいずれかに当てはまる場合には保険適用となる可能性があります。
咬合以上の場合
前歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常なども保険適用となります。
上記の保険適用となる場合に矯正治療を行う医療機関は、厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生(支)局長に届け出た保険医療機関に限られています。また、保険を適用するためには疾患名などが細かく定められています。
大人の歯科矯正まとめ
大人の歯科矯正にかかる費用の相場や、支払い方法、医療費控除や保険が使えるのかについてご紹介しました。歯科矯正は選ぶクリニックや矯正方法、そして患者さんの症例ごとに費用は異なります。
また、治療ゴールをどこまで設定するかによっても、費用や治療期間は変わってきます。ご自身の症状の改善や、治療に希望すること、そして予算といった条件に合致する方法を検討してみてくださいね。
大人になってからでも、歯科矯正はその後の人生の財産となります。大人ならではの費用面やスケジュール管理などメリットもたくさんありますので、歯並びが気になる人はまずは歯科医師に相談してみることをおすすめします。
マウスピース矯正どれにしようか迷ったら、「エミニナル矯正」を受けてみて!
月2,750円から始められるエミニナル矯正は、「安心」で選ばれるマウスピース矯正です。

近年、不適切なマウスピース矯正治療により、残念な想いをされている方がいます。
治療期間が短く、極端に安価であることを謳うマウスピース矯正がでてきている中で、「歯並びの仕上がり結果が、理想から程遠い。噛み合わせが逆に悪くなった。」「当初伝えられた治療費より、結果大幅に総額が高くなり、途中で治療を断念した」などのお声を聞きます。
これらの問題を解決すべく、エミニナルでは矯正のプロ"矯正ドクター"が100%担当する仕組みを作りました。在籍ドクターの治療経験は2000症例以上なので、安心です。
エミニナル矯正の初回診断では、"矯正ドクター"があなた1人1人を精度高く診断を行い、そもそもマウスピース矯正が合っているのか?、納得の歯並びになるまでの治療計画・期間を丁寧にお伝えしています。
提携クリニックは全国拡大中です。お近くの提携クリニックはこちらからお探しください。
サービス名 | エミニナル矯正(EMININAL) |
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目安総額(軽度〜中度) | 13〜47万円 ※自由診療 |
初回診断 | 無料 |
※一部在籍ドクターの症例数 1,700症例:症例数2007年から2021年の13年間の矯正治療症例数の合計 ※月約3,600円:デンタルローンを利用して治療期間が5ヶ月(22万円:税込)を60分割した場合の手数料抜きの月額費用です。目安治療総額13万円〜47万円(税込)治療期間には個人差があります。また歯の保定費用は含まれません。 ※自由診療 ※矯正ドクターの治療経験は一例です。ドクターにより経験数は異なりますので予めご了承ください。
※掲載されている情報は、ローリエビューティ編集部が独自調査を行いまとめた、2022年04月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず公式サイト等にて事前にお調べください。記事内容に問題がある場合は、お問い合わせよりご連絡ください。