「すきっ歯を治療する安い方法ってあるの?」「マウスピース矯正ですきっ歯は治せるの?」
こんなお悩みや疑問をお持ちの方に、本記事ではすきっ歯の治療方法とそのメリット・デメリットや、治療方法別の費用・治療期間・治療中の痛みなどについて比較紹介していきます。
また、すきっ歯になってしまう原因や、すきっ歯を放置することによるデメリット、どんなすきっ歯の治療に保険が適用されるのかなどについても解説します。
すきっ歯が気になっている方は、ぜひご一読ください!
すきっ歯ってどんな状態?
そもそも「すきっ歯」とは、歯と歯の間に隙間が空いている状態を指す俗称のことです。歯科専門用語では「空隙歯列(くうげきしれつ)」や「正中離開(せいちゅうりかい)」といいます。
空隙歯列
歯列の全体的に隙間がある歯並びを「空隙歯列(くうげきしれつ)」、または「歯間離開(しかんりかい)」といいます。
程度は個人差がありますが、前歯だけではなく奥歯の間に隙間があるケースもあります。
正中離開
上の真ん中の歯と歯の間に、隙間がある状態を「正中離開(せいちゅうりかい)といいます。
中央の前歯は歯の中でも一番よく見える部分なので、見た目の印象に大きな影響を与えます。
すきっ歯になる原因はこれ

すきっ歯になってしまう原因はなんなのでしょうか?
原因にはさまざまなものがありますが、大きく分けると「先天性の原因」と「後天性の原因」の2つがあります。それぞれ詳しく解説していきます。
先天性の原因
先天性(生まれつき)の原因によって、すきっ歯になるケースについて解説します。
上唇小帯の発達
上唇小帯(じょうしんしょうたい)とは、上唇と歯茎をつないでいるスジ(繊維のひだ)のことです。
この上唇小帯が異常に発達していて、上の前歯の間に割り込むようなケースでは、前歯が近寄れずに隙間が空いてしまい正中離開(すきっ歯)の原因となることがあります。
乳児期には上唇小帯が太く、歯茎の頂上から前歯の間に割り込むようにあることが多いのですが、成長とともに付着が上の方に移動し幅も狭くなり、乳歯から永久歯に生え変わる頃には歯茎の中間の高さに付着することがほとんどです。大人になっても上唇小帯が異常に発達したままだと、すきっ歯の原因となりますので、上唇小帯を正しい位置にする形成術を行い治療することもあります。
歯が小さい
歯が通常と比べて非常に小さい場合、歯と歯の間にスペースが空きやすく、すきっ歯の原因になりやすいです。
歯の大きさが小さい歯を「矮小歯(わいしょうし)」といいます。歯並び全体が小さな歯になることもあれば、全体の1~2本小さな歯になることもあります。また、歯が小さいだけでなく、つぼみのような形だったり(蕾状歯)、円錐型をしていたり(円錐状歯)することも多く、歯と歯の間の隙間が空きやすいです。
矮小歯の原因は遺伝・全身疾患・炎症・外傷などさまざまなものがあるといわれていますが、はっきりとわかっていません。
先天性欠如歯
永久歯は上下合わせて28本(親知らずを除く)ありますが、本来生えてくるべき永久歯がなんらかの原因で生えてこないことを「先天的欠如」といいます。
歯の本数が少ないと、歯と歯の間の間に隙間が空きやすく、すきっ歯のように見えやすいです。
また反対に、上の前歯の顎の骨の中に「過剰歯(かじょうし)」という余分な歯が埋まっていて、前歯の距離が離れてしまいすきっ歯になることもあります。
先天性欠如歯や過剰歯の原因は遺伝・全身疾患・薬物の副作用などさまざまなものが考えられていますが、はっきりとはしていません。
顎と歯とのバランスが悪い
顎と歯の大きさのバランスが悪いと、すきっ歯の原因になりやすいです。例えば大きな顎に対して歯が小さいと、スペースが余って隙間が空くことがあります。
また小さな顎に対して歯が大きい場合、永久歯の生えてくるスペースがなく歯が歯茎に埋まったままになり、それが原因となってすきっ歯になることもあります。
後天性の原因
後天性の原因(生まれてから後に発生した原因)によって、すきっ歯になるケースについて解説します。
指しゃぶり
幼少期の指しゃぶりなどで歯を内側から外側に指で押すと、歯の間が広がりすきっ歯になることがあります。
舌の癖
舌で前歯を前に押し付ける癖や、下唇を噛む癖、指や爪を噛んだり吸ったりする癖があると、歯に負担がかかり前に傾いたり隙間があいたりすることがあります。舌に歯に押し付けた跡(舌の縁がガタガタしている)方は、知らず知らずのうちに舌で歯を押している可能性があります。
このような癖がある方は、矯正治療をしてもまた歯並びが乱れてしまう危険性があります。矯正治療と合わせて、舌癖(ぜつへき)を治すトレーニング「MTR(口腔筋機能療法)」を受けて癖を改善すると、歯並びの悪化を防ぐことができるでしょう。
歯ぎしり
歯ぎしりや食いしばりによって、歯に強い力がかかると歯が動いてしまうことがあります。すきっ歯や、さまざまな歯並びの乱れの原因になります。
歯周病
歯周病によって歯茎や歯を支える骨の状態が悪化すると、歯が動いてしまいすきっ歯になることがあります。
矯正治療の前に、歯周病の治療を行い歯茎の状態を安定させることが大切です。
抜歯・矯正の後戻り
虫歯や歯周病などで歯を失った場合、手前の歯が奥に動いてしまって前歯の隙間が空いてしまうことがあります。
また歯列矯正で抜歯治療をしたけれど、矯正後に後戻りをした場合、前と歯の間に隙間ができることがあります。
すきっ歯によるデメリット
すきっ歯を放置すると、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
デメリット01.虫歯や歯周病のリスクが高まる
すきっ歯は、歯と歯の間の隙間に食べかすや歯垢(プラーク)が残りやすいです。大きな隙間であれば食べかすが詰まることは少ないですが、少しだけ隙間が空いている場合は食べかすがとても詰まりやすく、また歯ブラシの毛先も届きづらいので虫歯になりやすくなります。歯垢(プラーク)がついたまま放置すると、歯周病や口臭の原因にもなります。
さらに、歯並びの問題で口を閉じることが難しい場合、口の中が乾燥しやすく虫歯・歯周病・口臭を防いでくれる唾液が口腔内に行き渡りません。その結果、虫歯や歯周病、口臭などのリスクが高くなります。
デメリット02.顎関節症になりやすい
すきっ歯を放置すると、歯が移動しお口全体の噛み合わせが悪くなることがあります。
噛み合わせの悪さを放置していると、顎やお口周りの筋肉に負担がかかり、顎関節症・頭痛・肩こりなどを引き起こす危険性があります。
デメリット03.発音に悪影響
すきっ歯の方は、発音するときに歯と歯の間の隙間から空気が漏れてしまい、発音障害を引き起こすことがあります。特に、舌を上の前歯の裏側の位置にして発音する「サ行」や「タ行」が、発音しづらくなることが多いです。
発音が悪くなることで、他の人と話す時にコミュニケーションがうまく取れなかったり、話すことがコンプレックスになったりといった、悪影響がでることがあります。
デメリット 04.見た目によるコンプレックス
すきっ歯は、歯列不正の中でも特に前歯の目立つ部分に現れることが多く、口を開けるとすぐに見えるので、見た目の印象に大きな影響を与えます。そのため、すきっ歯がコンプレックスになることが少なくありません。
子どものころにすきっ歯をからかわれた経験から、自分の口元・お顔の見た目をひどく気にされて、笑顔になれなかったり話しづらくなったりする方もいらっしゃいます。
すきっ歯の治療法

すきっ歯の治し方には、どのようのなものがあるのでしょうか?
すきっ歯の治療方法は、一般的な歯列矯正の【ワイヤー矯正・マウスピース型矯正】の他、【ラミネートべニア法・ダイレクトボンディング法・クラウン】があります。
それぞれ詳しくご紹介していきます。
ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面に「ブラケット」とよばれる金属やプラスチック、セラミックなどでできた矯正器具をつけて、そこに「ワイヤー」を通して歯を動かしていく矯正方法です。 「マルチブラケット矯正」ともいいます。すきっ歯治療だけでなく、広く行われている歯列矯正方法です。
矯正器具がどうしても目立ってしまう方法ですが、白や透明の目立ちにくい審美ブラケットを選べるクリニックもあります。
3週間~1ヵ月半に1回ほどの頻度で歯科医院に通院し、矯正器具を調整してもらいながら歯を動かしていきます。矯正装置は自分では取り外しができません。そのため装置周りに汚れが溜まりやすく、歯磨きがしにくくなり虫歯になりやすいといったデメリットがあります。
ワイヤー矯正のメリット
・複数・広範囲の隙間を同時に治療できる
・隙間の広いすきっ歯も治せる
・歯を削ったり大きさを変えたりしない
・適用範囲が広く、さまざまな歯並びを治すことができる
ワイヤー矯正のデメリット
・矯正器具が目立つ
・自分で取り外しはできないので、歯磨きがしにくい
・装置が当たって痛みがでたり口内炎ができたりすることがある
・治療が長期になる
・保定装置をしないと後戻りすることがある
金属のブラケットやワイヤーはとても目立ちますが、白や透明の審美ブラケットを選択すると比較的目立ちません。また装置を歯の裏側につける裏側矯正を選択すると、口を開けなければ矯正していることがわかりません。ただし、費用は高くなります。
マウスピース矯正

マウスピース矯正も、一般的な歯列矯正として用いられる矯正方法です。ほぼ透明で薄いマウスピースをご自身の歯型に合わせて作り、段階的に新しいものにつけかえることによって、歯を少しずつ動かしていきます。
目立たないですし、自分で自由に取り外しができるので、食事や歯磨きがしやすく人気のある矯正方法です。
マウスピースは、1日に20時間以上の装着が必要なことが多いです。
マウスピース矯正のメリット
・複数・広範囲の隙間を同時に治療できる
・歯を削ったり大きさを変えたりしない
・目立たない
・自分で取り外しでき、食事や歯磨きがしやすい
・痛みや違和感がワイヤー矯正よりも少ない
・ホームホワイトニングと併用できることがある
マウスピース矯正のデメリット
・対応できる症例が限られていることがある
・歯を大きく動かす症例は、治療が長引くことがある
・マウスピースを装着する時間が短いと、歯が動かない
・保定装置をしないと後戻りすることがある
マウスピース矯正は、適応できる症例が限られている矯正方法ですが、すきっ歯に関してはマウスピース矯正が得意としている症例です。前歯のみを治療する場合は、マウスピース矯正の部分矯正で費用を抑えられる可能性があります。
ラミネートべニア法
ラミネートべニア法とは、セラミック製の薄いシェル(板)を、歯の1本1本に付け爪のように貼り付ける治療方法です。
セラミックシェルの密着度を上げるため、歯の表面を薄く削ってから接着することが多いです。セラミックは着色・変色しづらく、天然歯のような自然な歯の色を再現できる素材なので、見た目がきれいに仕上がります。
前歯のすきっ歯治療には向いている方法ですが、薄いセラミックは欠けやすいので噛む力のかかる奥歯には向きません。また、歯の表面に貼り付けるだけなので、取れたり欠けたりすることがあります。
ラミネートべニア法のメリット
・矯正よりも治療期間が短い
・セラミッククラウンよりも、歯を削る量が少ない
・ダイレクトボンディングよりも耐久性があり、見た目もきれい
・ダイレクトボンディングのように変色しない
ラミネートべニア法のデメリット
・歯を削る必要がある
・歯並びによっては対応しづらいことがある
・奥歯のすきっ歯には向かない
・取れたり欠けたりすることがある(歯ぎしりをする人は、破損のリスクが高い)
ダイレクトボンディング
ダイレクトボンディングとは、歯科用のレジン(コンポジットレジン/歯科用プラスチック)を使って、歯と歯の間の隙間を埋める治療方法です。比較的簡単かつ安価に、すきっ歯を治すことができます。
歯を削る必要がなく、1回の治療で終わるのでなるべく時間をかけずにすきっ歯を治したい方にはおすすめの治療方法です。ただレジン(プラスチック)は着色しやすい素材なので、将来的に変色してしまいます。またラミネートべニア法よりも取れたり欠けたりしやすいです。
ダイレクトボンディングのメリット
・1回の治療ですきっ歯が治る
・歯を削らない
・費用が比較的安い
・再治療が簡単
ダイレクトボンディングのデメリット
・変色する
・素材が弱く、欠けたり取れたりしやすい
・ラミネートべニア法やセラミッククラウンよりも自然な歯の色の再現が難しく、見た目が劣ることがある
・隙間が大きいなどのケースは対応できないことがある
クラウン
歯を削って白いクラウン(セラミッククラウン・レジンクラウン)を被せることで、すきっ歯を治す治療方法です。クラウン(被せ物)を被せるため、歯の全周を削る必要があります。
クラウンのメリット
・矯正よりも治療期間が短い
・歯の移動がない
・ダイレクトボンディングやラミネートべニア法よりも、欠けたり取れたりしにくい
・セラミッククラウンは変色しない
・見た目がきれいに仕上がることが多い
クラウンのデメリット
・歯を削る必要がある(ラミネートべニア法よりも削る量が多い)
・比較的高額
・将来的に歯茎が下がると、クラウンと歯茎の間が目立つことがある
すきっ歯の矯正治療には2種類ある!
すきっ歯を矯正する方法は治療領域で分けると、【全体矯正】と【部分矯正】の2種類があります。
全体矯正
「全体矯正」とは前歯だけではなく、奥歯も全体的に矯正方法のことです。「全額矯正」ともいい、基本的には【歯列矯正=全体矯正】といわれることが多いです。
前歯のすきっ歯だけでなく、奥歯の噛み合わせも同時に治すことができます。
抜歯が必要な症例は、歯を大きく動かす必要があり全体矯正をすることがほとんどです。
全体的なバランスを見ながら歯を動かせるので、部分矯正よりも仕上がりがよりきれいになったり、歯並びのガタツキが大きい症例にも対応できたりします。
歯を動かす距離が大きいので、部分矯正より治療期間は長く、費用は高額になります。
部分矯正
「部分矯正」とは、その名の通り歯の一部分だけを動かす矯正方法です。「MTM(マイナー・トゥース・ムーブメント)」や「プチ矯正」、「小矯正」ともいいます。また前歯だけを矯正することが多いので「前歯矯正」ともいいます。
気になるすきっ歯のみなど、ピンポイントで治療ができる矯正方法です。審美的に気になる前歯だけを治療したいという希望を叶えることができます。全体矯正よりも治療期間が短く、費用も安いというメリットがあります。
ワイヤー矯正で部分矯正を行う場合は、部分的に矯正装置を装着して歯を動かしていきます。マウスピース矯正で部分矯正を行う場合は、歯列全体にマウスピースを装着しますが、アプローチするのは一部の歯のみです。
ただし、すべての方が部分矯正の対象になるわけではありません。奥歯の噛み合わせも治療する必要があるケースは全体矯正を行った方がよいでしょう。
ご自身の歯並びが部分矯正で治せるのか、全体矯正をしないと矯正が難しいのかは、歯科医院で検査を受け矯正に詳しい歯科医の診断を受ける必要があります。
すきっ歯の治療法別に期間・費用などを比較!

すきっ歯の治療方法【ワイヤー矯正・マウスピース矯正・ラミネートべニア法・ダイレクトボンディング・クラウン】ごとに、治療期間目安、費用の目安、治療中の痛み、治療中の見た目について比較していきます。
期間
治療期間の目安 | |
ワイヤー矯正 | 全体矯正:1~3年程度 部分矯正:3ヵ月~1半年程度 |
マウスピース矯正 | 全体矯正:1~3年程度 部分矯正:3ヵ月~1年半程度 |
ラミネートべニア法 | 最短で2回の通院 |
ダイレクトボンディング | 1回の通院 |
クラウン | 最短で2回の通院(通常1~2ヵ月程度) |
治療期間は、もともとの歯並びや矯正方法によって大きく異なります。
費用
すきっ歯治療の費用目安 | |
ワイヤー矯正 | 全体矯正の目安:60~150万円程度 部分矯正:8~65万円程度 |
マウスピース矯正 | 全体矯正:80~100万円 程度 部分矯正:10~70万円程度 |
ラミネートべニア法 | 7~15万円(1歯につき) |
ダイレクトボンディング | 1.5~5万円(1ヵ所につき) |
クラウン | 7~20万円(1歯につき) |
すきっ歯の治療は自費診療なので、費用は歯科医院・治療方法・もともとの歯の状況などによって大きく異なります。
ワイヤー矯正の場合、歯の裏側に装置をつける「裏側矯正(舌側矯正・リンガル矯正)」を選ぶと費用が高額になることが多いです。また、表側矯正でも、白く目立ちにくいブラケット(審美ブラケット)を選択すると、その分高額になります。
痛み
治療中・治療後の痛み | |
ワイヤー矯正 | 比較的痛みがある |
マウスピース矯正 | 比較的痛みを抑えられる |
ラミネートべニア法 | 歯を削った後、一時的にしみることがある |
ダイレクトボンディング | なし |
クラウン | 歯を削った後、一時的にしみることがある |
見た目
治療中の見た目 | |
ワイヤー矯正 | × 治療中は矯正装置がとても目立つ (裏側矯正を選択すると、目立たない) |
マウスピース矯正 | ◎ 透明なマウスピースなので目立ちにくい |
ラミネートべニア法 | ○ 見た目がよい(将来的に取れたり欠けたりすることはある) |
ダイレクトボンディング | △ あまり見た目が良くない (着色しやすい素材で将来的に変色したり、取れたり欠けたりすることがある) |
クラウン | ◎ 見た目がよい (治療中も、白い仮の歯が入るので目立たない) |
すきっ歯を輪ゴムで治すことはできない!
すきっ歯を治す方法として、輪ゴムを使った方法がアメリや日本でブームになりました。自分でできて費用もほとんどかからない魅力的な方法に思われがちですが、安全な矯正方法とは言えず、歯や歯茎に悪影響を及ぼす可能性が高いです。とても危険な方法なので、真似しないようにしましょう。
具体的な悪影響として、「短期間で無理に歯を動かした影響で歯・歯茎・神経が傷ついた」「歯や歯茎が黒くなった」「輪ゴムが歯茎に食い込んで感染症や歯周病を引き起こした」などがあげられます。トラブルが起こると、歯科医院で矯正するよりも結果的に高額になってしまいます。
歯科医院で行われる歯列矯正は、歯に無理な負担をかけませんし、衛生面にも細心の注意を払って行っています。ご自身で正しい治療判断を行うことは難しいですので、すきっ歯が気になる方は専門の医者の適切な判断を受けることをおすすめします。
マウスピース矯正のエミニナル矯正であれば、初回診断が3,850円を受けることができます。
すきっ歯矯正にはエミニナル矯正がおすすめ
すきっ歯を手に取りやすい価格でやりたいという方は、マウスピース矯正がおすすめです。
手に取りやすい価格なのにもかかわらず矯正のプロが担当医になってくれる人気のマウスピース矯正、エミニナル矯正についてご紹介します。
手にとりやすい料金プラン
エミニナル矯正は、月2.2万円から始められるマウスピース矯正です。軽度〜中度の歯並びの乱れは総額税込みで13~47万円、重度の歯並びの乱れは総額税込みで52~82万円と低価格で、気になるすきっ歯を矯正できます。
プランには「一括購入プラン」と「定期購入プラン」の2種類があるのがエミニナル矯正の特徴です。定期購入プランは毎月2.2万円から支払うことによって、1ヶ月ごとにマウスピースが届くうれしいシステムです。お試しでの利用ができますので、費用の負担をなるべく少なくしてすきっ歯を治療したいという方におすすめです。
最短3ヶ月の治療期間
エミニナル矯正の治療期間は、最短でたったの3ヵ月です。
軽度~中度の歯並びの乱れの症例の治療期間は3~10ヵ月、重度の症例は11~18ヵ月が目安です。すきっ歯は比較的マウスピース矯正に向いている症例なので、エミニナル矯正をオススメします。
矯正のプロがあなたの担当医に
エミニナル矯正は、担当医が必ず歯列矯正の経験が豊富な矯正ドクターになる仕組みなので、精度の高い矯正治療を受けることができます。
実は、矯正そのものは歯科医師免許があればできるのですが、エミニナル矯正は特に矯正治療を専門としている歯科医が担当になってくれる体制を整えている点が特徴です。より専門的な判断や診断を受けることができます。
目立ちにくく・痛みが少ない
ほぼ透明なマウスピースを使って歯を動かしていくので、目立ちにくいです。またワイヤー矯正のように、装置が口腔粘膜に当たって痛みが出ることは少ないのも、うれしいポイントです。
提携クリニックが多く通いやすい
エミニナル矯正の提携クリニックは、全国各地に30院以上あります。格安マウスピース矯正ブランドの中では、比較的提携クリニックが多いので通いやすいでしょう。
また、クリニックに行くのは原則初回の1回のみです。初回診断が終わったら、オンライン診断やマウスピースの受け取りなどはご自宅で可能です。仮に提携クリニックが遠方にあったとしても、そこまで負担に感じないのではないでしょうか。
エミニナル矯正の費用内訳
エミニナル矯正にかかる費用の目安と、費用の内訳をご紹介します。
もともとの歯並びなどによって費用は変わりますが、初回診断後に詳しい費用の案内があります。
相談〜初回診療
矯正相談:無料
すきっ歯に関する相談は、公式LINEや提携のクリニックで無料で可能です。
初回診断料:3,850円(税込)
診断料(歯型採取・レントゲン撮影など)は、税込で3,850円です。
歯列矯正の診断料は、通常数万円ほどかかることが多いですが、エミニナル矯正なら3,850円で精密検査・診断を受けることができます。
治療費の目安
軽度〜中度の歯並びの乱れの矯正治療料目安:13~47万円(税込)
重度歯並びの乱れの矯正治療料目安:52~82万円(税込)
エミニナル矯正の治療プランは、軽度~中度のプラン(総額13~47万円)と、重度のプラン(総額52~82万円)の2種類です。初回診断後に、治療プランや詳しい治療費、治療期間などが提示されます。
総額で支払う「一括購入プラン」の他、「定期購入プラン」があるのが特徴で、1ヶ月目は2.2万円から、2ヵ月目以降は4.95万円ですきっ歯を治すことがきます。
その他費用
治療計画上、抜歯やIPRなどの処置が必要な場合、追加料金が発生します。
IPR(研磨処置料)費用例:1万円程度(1回)(税込)
抜歯費用例:7,000円程度(1歯)(税込)
保定装置(リテーナー)料:2.2万円(税込)
「IPR」とは、歯と歯の間をわずかに研磨してスペースを作る処置のことです。「ストリッピング・ディスキング」ともいいます。抜歯やIPRの費用は、提携クリニックによって異なります。
「保定装置(リテーナー)」とは、矯正治療が終わった後の歯の後戻りを防ぐための装置のことです。
支払い方法・返金・解約
支払い方法 :クレジットカード・銀行振込・デンタルローン
「定期購入プラン」の支払いは、クレジットカードのみとなります。利用できるクレジットカードはVISA・ MasterCard・ JCB・アメックス・ダイナーズクラブ・DCカード他種類がたいへん豊富です。分割払いは24回まで分割可能です。詳しくはクレジットカード会社にお尋ねください。
「一括購入プラン」の支払いは、クレジットカード・銀行振込・デンタルローンが可能です。デンタルローンはOrico Webクレジットや、スルガ銀行のデンタルローンを取り扱っています。最大84回までの分割払いが可能なので、ゆっくりと支払いをすることもできます。
返金・解約
「定期購入プラン」契約中の解約は、次回マウスピース製造前に解約手続きが必要です。次回のマウスピース配送日31日前までに公式LINEから連絡し、解約手続きをしましょう。
「一括購入プラン」契約中の場合、解約自体は可能ですがお客様都合の返金は原則不可です。
ただ、「マウスピースに不具合が生じ解決策がない」などの理由での解約の場合は、残りの治療期間に応じて返金されることがあります。まずは公式LINEからご相談ください。
すきっ歯の治療に保険は適用される?
すきっ歯の治療方法や治療費の相場を解説しましたが、どの治療方法を選んでもそれなりの費用がかかることが分かりました。
健康保険が適用になれば費用の負担を減らすことができますが、すきっ歯に保険は適用されるのでしょうか?
すきっ歯治療で保険は使えない場合が多い
残念ながら、すきっ歯治療では健康保険は適用されないことが多いです。
すきっ歯の治療は「医療目的」ではなく「審美目的(美容目的)」だと捉えられるため、原則保険は適応されないのです。
例外として、虫歯治療と同時に「ダイレクトボンディング法」で隙間を埋める場合には健康保険が適用されることがあります。保険が適用できるかは歯科医の判断になりますので、詳しくは歯科医院でご相談ください。
また「医療費控除」を受けることによって、すきっ歯の治療費の負担を減らせる可能性があります。「医療費控除」とは、1年間の医療費の合計が一定金額を超えた際、確定申告時に手続きをすることで控除が受けられる制度のことです。控除を受けると税金の一部が還付され、費用の負担を軽くできます。
ただ、医療費控除が受けられる歯科治療には制限があります。嚙み合わせの治療を目的とする歯列矯正治療や、虫歯治療を目的とするダイレクトボンディングやクラウン治療は医療費控除の対象ですが、美容(審美)を目的とする治療は医療費控除の対象になりません。どの治療が医療費控除の対象になるのかは、歯科医に相談してみることをおすすめします。
すきっ歯を治療して思いっきり笑おう!
すきっ歯の治療方法には、ワイヤー矯正(表側矯正・裏側矯正)、マウスピース矯正、ラミネートべニア法・ダイレクトボンディング・クラウンなどがあります。それぞれ治療期間や費用・見た目などが異なりますので、ご自身のライフスタイルやご希望、予算に合った方法を選びましょう。
マウスピース矯正どれにしようか迷ったら、「エミニナル矯正」を受けてみて!
月2,750円から始められるエミニナル矯正は、「安心」で選ばれるマウスピース矯正です。

近年、不適切なマウスピース矯正治療により、残念な想いをされている方がいます。
治療期間が短く、極端に安価であることを謳うマウスピース矯正がでてきている中で、「歯並びの仕上がり結果が、理想から程遠い。噛み合わせが逆に悪くなった。」「当初伝えられた治療費より、結果大幅に総額が高くなり、途中で治療を断念した」などのお声を聞きます。
これらの問題を解決すべく、エミニナルでは矯正のプロ"矯正ドクター"が100%担当する仕組みを作りました。在籍ドクターの治療経験は2000症例以上なので、安心です。
エミニナル矯正の初回診断では、"矯正ドクター"があなた1人1人を精度高く診断を行い、そもそもマウスピース矯正が合っているのか?、納得の歯並びになるまでの治療計画・期間を丁寧にお伝えしています。
提携クリニックは全国拡大中です。お近くの提携クリニックはこちらからお探しください。
サービス名 | エミニナル矯正(EMININAL) |
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目安総額(軽度〜中度) | 13〜47万円 ※自由診療 |
初回診断 | 無料 |
※一部在籍ドクターの症例数 1,700症例:症例数2007年から2021年の13年間の矯正治療症例数の合計 ※月約3,600円:デンタルローンを利用して治療期間が5ヶ月(22万円:税込)を60分割した場合の手数料抜きの月額費用です。目安治療総額13万円〜47万円(税込)治療期間には個人差があります。また歯の保定費用は含まれません。 ※自由診療 ※矯正ドクターの治療経験は一例です。ドクターにより経験数は異なりますので予めご了承ください。
※掲載されている情報は、ローリエビューティ編集部が独自調査を行いまとめた、2022年04月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず公式サイト等にて事前にお調べください。記事内容に問題がある場合は、お問い合わせよりご連絡ください。