■葉っぱを器用に切り取るハチ、その正体は?
――動画『多肉事をしていたらブンブン聞こえてきました』が話題になっています。撮影時は、どのような状況だったのでしょうか。
「趣味の多肉植物のお手入れをしていたところ、静かな庭にブンブンとハチの羽音が響いていました。大きな羽音だったのでスズメバチかと思い、上ばかり見ていましたが、何もいませんでした。また作業を始めると、ブンブンと聞こえてきたので、『どこ?』と振り向くと、ワイルドストロベリーの葉の上に、ミツバチのような小さなハチがいたんです。見ていると、コンパスで円を描くように、あっという間に葉っぱを切り取り、それを抱えてひらひらと舞う姿に目がくぎ付けになりました」
――本当に見事な切り取り方でした(笑)。
「葉っぱを切り取っては抱えてどこかへ飛んでいき、戻ってきてはまた切り取って運ぶ。何十回も同じことを繰り返していたので、『どこに運んでいるのかな?』と気になり、カメラを向けて、その様子を追いながら撮影しました」
――追いかけてみると、鉢植えの植物の土の中へ葉を運んでいったそうですね。何のために葉を運んでいるのか、気になったのではないでしょうか。
「はじめは、ハチの巣なのか、幼虫の餌なのか、自分の冬眠の準備なのか、どんな目的なのだろうと不思議でした。
――投稿には「可愛すぎる!」「魔法の絨毯に乗って移動しているみたい!」など、さまざまなコメントが寄せられました。特に印象に残った反応や、投稿を通じて初めて知ったことはありますか?
「ミツバチではなく、ハキリバチというハチだと教えていただいたことに驚きました。それに対して『ハキリアリは知っています!』というコメントも多かったです。まさに私もそうでした。また、ハキリバチに出会ったことのある方々からのコメントには、皆さんバラを育てていらっしゃるという共通点もありました」
――ハキリバチが葉を運ぶ様子は10日間ほど続き、最後には自ら穴をふさいだとのこと。その間、ハチのために何かしてあげたいと思うこともあったのでしょうか。今後はどのように見守っていきたいですか。
「巣穴を作った花壇は、多肉植物の葉が焼けてしまうほど暑くなる場所なので、すだれを掛けて木陰を作ってあげました。私にできることはそれくらいです。あとは、自然界の厳しさをどう乗り越えるか、ハチさんの生命力に頼るしかありません。何かお手伝いしたい気持ちに駆られますが、ここはそっと見守ってあげたいです」
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