「BestTimes」記事一覧

【過去最多の認知件数】増加するイジメ問題を学校はどう防ぐのか

先月起こった北海道旭川市の痛ましいニュースにより、いじめ問題がクローズアップされている。文科省によれば、2019年度のいじめ認知件数は過去最高となっており、いじめに起因すると推測される不登校者数も増加...

新型コロナウイルス感染拡大を阻止できた勝ち組と失敗した負け組【篁五郎】

2020年に世界中を震撼させた新型コロナウイルス。年が明けてもまだまだ世界中で猛威を振るっていると言いたいところだろうが、実は一部の国では終わったものとして「コロナ以前」の生活に戻っている。昨年の今頃...

フランクフルト中央駅発のSL列車（後編）

緊急事態宣言再発令に伴い、国内の取材は自粛せざるを得ない状況だ。過去の鉄道旅行の思い出もいくつか取り上げたため食傷気味。というわけで、新たなネタを発掘し、目先を変えて海外編。過去に20回近く旅行したヨ...

「正義に御用心！」正義もまた胡散臭いものと思えるのは教養【藤森かよこ】

反出生主義者を日本で公言した最初の言論人ということで朝日新聞紙上のコメントで話題の著述家・藤森かよこ氏。『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください』（KKベ...

「レッツ ゴー トゥ 東京タワー」【田渕周平「普通の生活。」】

線画を基調としたシンプルなタッチで独創的な世界を演出するイラストレーターの田渕周平さん。何の変哲もない日常が、田渕さんにかかるとそれが思わずクスッと笑えて、じわじわ～とかけがえのない一瞬に変わってしま...

丹波でめぐる明智光秀ゆかりの地⑥丹波篠山城の六

御徒町通りから大手門方面に戻りましょう。その手前（大手の北西向かい）には「青山歴史村」という郷土史料展示施設があります。旧藩主・青山家が明治期に別邸として建てた屋敷を利用したものなのですが、ここでの戦...

【変異株への対応は？】文科省のマニュアルで学校内の感染拡大は防げるか

文科相は学校に対して「休校要請」を行わない方針を明言した。しかし、子どもたちが集まる施設での変異株クラスターが発生したという報告もある中、いま、学校は子どもたちが安心・安全に学べる場と言えるのだろうか...

丹波でめぐる明智光秀ゆかりの地⑤　丹波篠山城の伍

篠山城の南面から、時計回りに西側へ。多くの武家屋敷が保存されている「御徒士町通り」に出ます。これより一本内側（東側）の堀端は大身クラスの屋敷群で、この御徒士町は文字通り徒士、つまり騎乗ではない軽輩の武...

「身体障碍者がJR東日本に『乗車拒否』されたのか」伊是名夏子さんブログ炎上騒ぎの真相【山本一郎】

バリアフリーを推進して、どのような身体的な特徴の人でも、また、見えない障害を持つ人でも、公共交通機関や道路などを利用できるようにして健常者に近い日常生活を送れる社会にしようというのは、みんな賛成なんで...

日本のネット界に蔓延る「ユートピア志向権力者共同謀議説」に御用心【藤森かよこ】

女性のみならず男性読者からも今熱い支持をうけている著者・藤森かよこ氏。初著書の『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください』（KKベストセラーズ、2019）がいきなりベスト...

3度目の宣言下において試される「オンライン授業」やICT端末の活用

教育のデジタル化を促進すべく、この春、多くの子どもたちへ配られたタブレットなどのICT端末。さっそくこれらを活用しなければならない事態となったが、果たして新しい教育様式は問題なく機能するのだろうか。い...

大塚駅が最寄りではない「文京区大塚」の由来

「目黒駅は目黒区ではなく品川区」「品川駅は品川区ではなく港区」という東京の方にはおなじみの山手線雑学があります。実は、山手線のひとつ大塚駅にも、駅名と地名の不一致問題があったのです。『一個人』は先日、...

酒で命を縮めた？蒲生氏郷

大阪・天王寺区の一心寺さんには、本多忠朝という武将のお墓があります。忠朝は有名な本多忠勝の次男ですが、大坂夏の陣の最終決戦・天王寺口の戦いで毛利勝永隊と激戦の末討ち死にしました。彼は生来の酒好きで、冬...

フランクフルト中央駅発のSL列車（前編）

緊急事態宣言再発令に伴い、国内の取材は自粛せざるを得ない状況だ。過去の鉄道旅行の思い出も前回の緊急事態宣言時に北海道をメインにいくつか取り上げたため食傷気味。というわけで、新たなネタを発掘し、目先を変...

「東海林（とうかいりん）」と書いて「しょうじ」と読むのはなぜか？

市町村制公布記念日というものがある。１８８８年（明治２１年）４月２５日に「市制」「町村制」が公布され、翌年の４月１日から順次全国において施行された。昭和２２年からは地方自治法に変わり、それぞれの市町村...

【文科省解体？ 認定こども園化？】『こども庁』は誰のために創設されるのか

「こども庁」への関心が高まっているが、その中身は曖昧だ。なぜ創設するのか。そのメリットは何なのか。文科省はどうなるのか。多くの課題や懸念を抱えたまま性急なプロセスを進む「こども庁創設」について考えたい...

【別居婚】夫婦って「一つ屋根の下」で住まなければならないの？《マンガ＆随筆「異種」ワンテーマ格闘コラム》Vol.15

コラムと漫画、しかもプロの姉妹が一つのテーマで決闘する異種格闘表現バトル。今回のお題は【別居婚（べっきょこん）】。夫婦は、絶対に「一つ屋根の下」で生活する必要があるのだろうか。恋愛結婚だってその歴史は...

上杉景勝の築城ラッシュ

今から421年前の慶長5年2月2日（現在の暦で1600年3月16日、陸奥国会津120万石の上杉景勝が、家臣に対し仙道筋の城砦修築工事を急ぐよう指示しました。「普請作事去年申し候通り、きっと成就専一に候...

成功体験のある人間ほど失敗するのはなぜか？【中野剛志×適菜収】

なぜいま小林秀雄を読むべきなのか？新刊『小林秀雄の政治学』（文春新書）を上梓した評論家・中野剛志氏と、『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか？』（講談社＋α新書）の著書もあり、小林を通して問題意識を...

女性を「失業や貧困や自殺」から救うために上野千鶴子氏が知るべきこと【中野剛志】

テレビ朝日のニュース番組「報道ステーション」が番組のウェブCMを公開するやいなや、SNS上で「女性をバカにしている」などと批判が殺到し炎上。番組は公式ツイッターで謝罪し、CMの公開を停止した。その最中...

【深刻な教員不足】文科省は子どもたちの「学ぶ権利」を守れるのか

全国の中学高校で、教員が不足している。このままでは子どもたちの「学ぶ権利」を守ることは難しいのではないだろうか。この公然の事実を文科省が改めて「調査」するという。その結果、具体的な対策はなされるのだろ...

暮らし方・遊び方にこだわる大人に似合う眼鏡

眼鏡を“ファッションの小道具”と捉えている人は少なくない。確かに、服とコーディネートすることで顔立ちを引き締めたり、逆に優しい印象を与えたりする効果もあるアイテムであるのだが……。しかし、眼鏡は「視力...

「岡田有希子と“もうひとりのユッコ”の夭折、映画界の奇才による大映ドラマブームという置き土産」1986（昭和61）年【連載：死の百年史1921-2020】第８回（宝泉薫）

死のかたちから見えてくる人間と社会の実相。過去百年の日本と世界を、さまざまな命の終わり方を通して浮き彫りにする。第８回は1986（昭和61）年。ユッコシンドロームとその直前にもあったアイドルの自殺、ブ...

【美人はお得? 値下げ交渉は?】全宅ツイ幹部が直球回答する10問10答

Facebook本記事は、荒々しくも魅力に満ちた不動産業界という大海を渡り、財宝を発見するための航海術を記した辞典であり、大手デベロッパー、大家、地主、ブローカー、地場管理会社の5人がそれぞれの立場で...

モオツァルト、宮本武蔵、イチローはなぜ凄いのか？天才が気づいていること【中野剛志×適菜収】

なぜいま小林秀雄を読むべきなのか？新刊『小林秀雄の政治学』（文春新書）を上梓した評論家・中野剛志氏は次のように語る。「政治や経済政策というものを理論でなんとかなると考え過ぎなんじゃないか」「むしろ実践...

ガーデンメイカー信長②　信長の庭園思想

小牧山城の主郭付近に枯山水と考えられる庭園がしつらえられていたというのは、非常に興味深い新発見です。なにしろ、織田信長という人物の思想に大きく関係している可能性が非常に高いのですから。枯山水というのは...

フランクフルトのリンゴ酒電車

緊急事態宣言再発令に伴い、国内の取材は自粛せざるを得ない状況だ。過去の鉄道旅行の思い出も前回の緊急事態宣言時に北海道をメインにいくつか取り上げたため食傷気味。というわけで、新たなネタを発掘し、目先を変...

さまざまな和食に使える「万能だれ」の作り方

『一個人』春号「口福の家ごはん」特集では、和食・洋食・中華の超定番レシピをおいしくするたれやソースの作り方、調理のポイントを解説しています。そのなかから、「和の基本だれ」とそれを使った「豚のしょうが焼...

【激裏不動産】安くて広くて新しい、駅近で南向きの部屋ありますか？《ウル技13》

【激裏不動産】安くて広くて新しい、駅近で南向きの部屋ありますか？《ウル技13》。不動産の世界はしばしば海に例えられる。不動産に魅入られて挑戦した者の多くが海の底へと沈んでいった。それでも海に挑む者は後を絶たない。そこには見たこともない財宝が眠っているからだ…。本記事は、不動産業界...

古代・北辺の交流の要、「こしの国」の古墳を巡る。

「こしの国」（越国）とは古志、古之とも書き、古代には、日本海沿岸の敦賀湾以北を総称する地域を指し、７世紀末に越前・越中・越後の３つの国に分かれたという。今回は「こしの国」の中の、越後の国（現在の佐渡を...