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関西人独特の擬音語をまとめた本

2010年6月23日 10時00分

『キュッと曲がって90°!』

吉本興業の宮川大輔が、かつて“擬音師匠”と呼ばれていたことがあった。話す内容が理路整然としている人もいいのだが、擬音を効果的に使う人にも独特の“会話スキル”を感じる。
「醤油、どのくらい入れたらいい?」「ドバッといっちゃって!」。「市役所はどこにありますか?」「この道をズーーーーーーっと、まっすぐ進んでください」。わからないようで、なんとなくわかる。量や距離の程度の感じが。

そして、ニュアンスを擬音で伝える達人と言ったら、やはり関西人が多いのだろうか。そんな関西独特の擬音が、一冊の本にまとまった。大阪の出版社「組立通信LLC.」が制作、3月12日より発売されている『キュッと曲がって90°!』がそれだ。

早速、これを入手。中を読んでみたのだが、その内容の濃さに感心。だって、“擬音”なんて相手の想像力にゆだねる部分が大きいと思うのだ。それどころか、ほとんど相手の理解力に頼りっぱなしの投げっ放し。
そんな“ディテール度外視”の擬音語を、ここまでデータ化してみるかという驚きがこの本にはある。

たとえば、100人アンケートによる検証ページ。これは「キュッと曲がる」の「キュッ」とはどのくらいの角度を指しているのか、天神橋筋商店街で通行人の方々に聞き込み調査を実施したもの。結果、90度と答えた人が43人。次いで45度が19人。150度が14人。恐らく、関西人にとって「キュッ」とは90度のことなんだろう。

他にも「カクテルにおけるオノマトペ(擬音)」というコーナーが興味深い。これは、バーでカクテルの名前を忘れた時に行う“オノマトペなオーダー”の事例を羅列。「スッと」なカクテルにはカンパリソーダ、スプモーニが。「スカッと」にはモスコミュール。「キリッと」にはマティーニ。「どしっと」にはウイスキー・オンザロック。そんな分類が親切にまとめられているので、酒音痴の私や貴方も安心だ。

まだある。なんと、会話中に擬音てんこ盛りの野球評論家・福本豊による“オノマトペ迷解説”を紹介(例:「ビャッと来た球をビャッと打って、ビャッと走ったらええんですわ」)。

関連写真

「キュッ」を検証したページ。

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ライター情報: 寺西ジャジューカ

1978年生まれ。ブライアン・ジョーンズとビートたけしと前田日明を敬愛する。
好物=神谷町、テレビ東京、大江麻理子

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