2010年ワールドカップ南アフリカ大会アジア最終予選A組の日本は、6月6日ウズベキスタンに1−0で勝利し、4大会連続ワールドカップ出場を決めた。その岡田ジャパンで攻守にわたり活躍しているのが中村俊輔選手だ。


 今や世界の大舞台に活躍している中村選手だが、過去に大きな挫折を味わっている。ひとつは、中学生のときに所属していた日産FC(現・横浜Fマリノス)のジュニアチームから中学卒業時にユースチームのメンバーに選ばれなかったこと。また、2002年ワールドカップ日韓大会のメンバーに選ばれなかったことを記憶している人も多いだろう。
 困難な壁につきあたった時にどう考え行動するか。彼は本書のなかで、挫折を乗りこえさらにレベルアップするための原動力となった「察知力」を、いかに磨き、どう未来に活かすかを記している。サッカーだけではなく、スポーツや仕事、勉強など「察知力」は活かす機会は多いはずだ。自分を磨く一つの方法として中村選手の考え方を活用するのもいいかもしれない。

 現所属クラブのセルティックではスコットランドPFA年間最優秀選手賞など数々の賞を受賞、日本代表として出場したコンフェデレーションズカップではゴールを決め強烈なインパクトを与えた中村選手だが、ワールドカップの舞台では満足な結果を残していない。来年に迫ったワールドカップ本大会の目標を「ベスト4」とした岡田ジャパン。そのメンバーのなかで、彼の活躍がもっとも期待されていることはまちがいない。

 サッカーを通じて、技術だけでなく、人間性も磨いた中村選手の考え方が本書では十分に味わえる。今までとは、また違った角度から中村俊輔選手のプレーをみることができるだろう。

新刊JPニュース編集部)

◆察知力
著者:中村俊輔
出版社:幻冬舎
価格(税込):¥777
発売中
編集部おすすめ