中国工業情報化部運行監測協調局の陶青局長は国務院新聞(報道)弁公室が20日に開いた記者会見で、2026年上半期(1~6月)に、中国の革新的医薬品に関する優れた成果が相次いでおり、38品目が販売承認を取得し、そのうち国産は31品目だったと述べた。革新的医薬品のライセンスアウトは再び過去最高を更新し、取引総額は1000億ドル(約16兆円)を超えた。

AI創薬が“国家戦略”ーー米中テック大手が製薬に殺到、次の主戦場に

陶氏は次のように述べた。医薬品工業は複雑で厳しい外部環境と業界における構造転換の圧力に直面しながらも、大きな強靭(きょうじん)性を示している。1~6月に、一定規模(主要事業の年間売上高2000万元、約4億8000万円円)以上の医薬品企業の工業増加値(付加価値額)は前年同期比6.4%増加し、中でも生物学的製剤は2桁の伸びを達成し、産業発展のペースを引き上げる主要な原動力になった。医薬品の輸出納品額は9.0%増の2100億元超となった。輸出構造も継続的に改善し、化学製剤や生物学的製剤など高付加価値製品が全体の約20%を占めており、輸出構造は従来の原薬中心から、高付加価値型製剤製品へと急速に切り替わっている。

また、デジタル・スマート技術やグリーン(環境配慮型)技術による医薬品工業の急速な変革・高度化が進んでいる。中国は医薬品工業のデジタル化・スマート化を全面的かつ協調的に推進しており、スマート工場を段階的に育成し、企業21社によるスマート工場レベル第3段階の「卓越級」スマート工場建設を支援、医薬品工業のグリーン・低炭素化への移行も推進しており、これまでに累計300社余りのグリーン工場を育成してきた。

人型ロボによる生体手術、世界初の「Nature」掲載 中国のUnitree G1ベースで実証

陶氏は今後の取り組みとして、「医薬品工業発展第15次5カ年規画(2026~30年)」の周知・徹底を急ぎ、「革新的医薬品」「デジタル・スマート医薬品」「包摂的医薬品」「開放型医薬品」の構築に力を注ぎ、引き続きオリジナル技術と重要な中核技術の研究開発を強化し、人工知能(AI)を活用して産業の発展を全面的に支援すると明らかにした。また、「高齢者・乳幼児」「希少疾患」などの重点患者への医薬品供給保障を強化し、全ての患者が有効で手軽な価格の医薬品を利用できるよう努めるとともに、より多くの「中国製」良薬、新薬が世界の患者により早く届くよう促進していくと語った。【新華社北京】

The post 中国革新的医薬品、2026年上半期はライセンスアウト過去最高 国産31品目承認 first appeared on 36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア.

編集部おすすめ