■出演オファー時の取り決め
同社は、同ドラマに関して、報道やSNS上の投稿を契機に関係者への誹謗(ひぼう)中傷や事実に基づかない情報が広がり、主演を務めた俳優の佐藤二朗さんと橋本愛さんに大きな負担と心労がかかっている状況を謝罪。
出演のオファー時、橋本さん側からは、過去の経験を踏まえてキスシーンやベッドシーンがある場合は事前の相談とインティマシーコーディネーターなど専門家の関与を条件とする一方、日常的な接触は問題ないとの説明があったといいます。同社は本作にそうした場面は想定されていない旨を伝え、今後懸念が生じた場合は協議する方針を確認したとしています。
その後、橋本さんの意向を受け、同社は佐藤さん側にもこの内容を共有すべきか確認しましたが、佐藤さん本人には伝えず所属事務所内に留めるという判断がなされたと説明。同社は、橋本さんのプライバシーに関わる内容であることや、本作に想定される場面がなかったことなどを踏まえ、この判断を尊重したとしています。
■佐藤さんが楽屋を訪れる
2026年3月22日の撮影現場で、台本にない形で佐藤さんが橋本さんの顔に触れる場面があったことについて、SNS上で多くの発信がある状態ですが、橋本さん側もその行為自体をハラスメントとは受け止めておらず、同社としても問題視するものではないと説明しました。
しかし、それまでの演技の中で身体的な接触や距離感が近いと感じる場面があったため、橋本さん側の事務所からの要請を受け、同社はあらためて佐藤さん本人に配慮事項を伝えたようです。その後、佐藤さんからの申し出を受け、身体接触の範囲について両者や関係者を交えて話し合いが行われ、合意に至ったとしています。
約2週間後の4月8日、佐藤さんが単独で橋本さんの楽屋を訪れ、過去の経緯を踏まえた上で「身体接触に制約があることは事前に言うべきであった」「友人にも相談したところ友人も女性俳優の方がおかしいという意見であった」といった趣旨の発言をしたようです。
■ショックを受ける橋本さん
橋本さんはそのやりとりに強く動揺し、涙が止まらない状態になったと説明し、同社が依頼した外部弁護士は、佐藤さんの一連の言動をハラスメントに当たると評価しました。同社はこの見解を踏まえ、関係者間の連絡方法の調整など環境整備を行いながら撮影を継続したとしています。
最終的に一定の解決には至らないまま本件が報道により明らかになったとした上で、同社は出演者や視聴者など関係者に改めて謝罪するとともに、制作現場での研修や相談体制の見直しを進める方針を示しました。
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