エアコンの運転ランプがいつもと違うリズムで点滅していると「故障かな?」と不安になりますよね。ただ、ランプ点滅の全てが故障を意味するわけではありません。
エアコンには自己診断機能が搭載されていることが多く、ランプの点滅パターンによって「現在の動作状態」や「エラーの種類」を確認できます。パターンを正しく読み取って、正しく対処をしましょう。

■点滅の意味は「動作中サイン」か「エラーコード」
エアコンのランプ点滅は、大きく分けて「一時的な動作状態を示すもの」と「エラーコードを示すもの」の2種類です。

暖房運転中の霜取り運転や、起動直後のプレヒート(室内機を暖める準備段階)で、運転ランプが点滅することがありますが、これは正常な動作で、数分~10分程度で消灯して通常運転に移行します。寒い時期にエアコンをつけた直後、点滅が始まった場合は、まずこのパターンを疑いましょう。

■エラーコードを示す点滅は?
一定のリズムで繰り返す点滅は、自己診断機能によるエラーコードです。メーカーや機種によってパターンは異なりますが「タイマーランプが3回・運転ランプが5回の繰り返し」といった組み合わせで特定のエラーを示す機種もあります。

主なエラーの種類としては、室内温度センサーの異常、冷媒圧力の異常、ファンモーターの不具合、基板の故障などが挙げられます。まずはマニュアルなどを確認して「どのランプが何回点滅するか」のパターンを突き合わせてエラーの内容を確認しましょう。

例えば、パナソニックのルームエアコン「エオリア」シリーズは、タイマーランプが点滅した際に、リモコン画面または本体ディスプレイに「H**」「F**」形式の診断コードが表示されます。F11は冷暖切換の異常を示しており、電源リセットで改善しなければ専門業者への相談が必要です。H系はセンサー・通信系、F系は室外機・冷媒回路系と大まかに分類されており、コードの頭文字でどちらの系統かを判断できます。


■すぐに解消できるエラーや誤検知の可能性も
また、エラーが一時的なものであれば、リセット操作で解消するケースも。リモコンにリセットボタンがある機種はそれを押し、ない場合はコンセントを抜いて10~15分後に再挿入する方法が一般的です。リセット後に点滅が消えて正常に動作すれば、センサーの瞬間的な誤検知だった可能性が高いため、しばらく様子を見て構いません。

しかし、症状が改善されない場合やエラーコード表示が消えない場合はメーカーのサービスセンターに連絡しましょう。センサーや基板の故障の可能性があります。

エアコンのランプ点滅は「動作状況を知らせるサイン」です。まずはパターンを読み解くことで自己解決できるかどうか確認しましょう。エラーコードの確認とリセット操作を先に試みることで、不要な出張費を節約できる可能性があります。点滅パターンのメモとメーカーサイトの確認から始めましょう。

▼コヤマ タカヒロプロフィール家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなどさまざまな媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。
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