コスモ石油が日揮ホールディングス(日揮HD)、レボインターナショナルとの3社共同で行った事業提案がこのほど、東京都のSAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)製造に向けた公募事業「廃食用油回収促進に係る事業提案」に採択された。

○家庭系廃食用油の回収促進やSAFの利用拡大、脱炭素社会の実現を目指す

コスモ石油、日揮HD、レボインターナショナルの3社は、2023年度から2025年度にかけての3年間にSAF製造に向けた公募事業「廃食用油回収促進に係る事業提案」に採択され、2025年4月に国内初の国産SAFの供給を開始した。
あわせて、大阪・関西万博や世界陸上競技選手権大会などを契機とした廃食用油のSAF向け利用促進に関する情報発信を行ってきた。

このほど、2026年度から2028年度を対象とする同事業の公募において、2回目の採択をうけた3社の共同提案事業「廃食用油の国内資源循環に関する認知拡大及び国内唯一の国産SAF大規模製造に向けた廃食用油回収促進事業」は、家庭系廃食用油のさらなる回収促進や、SAFの利用拡大、および国内資源循環による脱炭素社会の実現を目指すものだ。

同事業では、2029年3月31日までの約3カ年で以下の取り組みを実施する。

(1) 自治体・企業と連携した家庭系廃食用油の回収及び国産SAF製造への利用
(2) SAF・廃食用油回収周知イベントの実施
(3) SAF製造に関する取組の国内外への発信
(4) 廃食用油の回収・SAF製造・利用に関する環境学習の実施

今後、コスモ石油、日揮HD、レボインターナショナルの3社は、SAF向けの廃食用油の回収量増加に向けた取り組みを加速させるとともに、日本国内における脱炭素化に向けた資源循環の機運を高め、国内外に向けた情報発信を強化し、国産SAFの認知向上に努めていく。
○<3社の役割について>

【コスモ石油】
・回収した廃食用油の品質確認
・回収拠点としてのサービスステーション利用等の検討
・SAFの製造、供給
 
【日揮HD】
・同取り組み全体の主導
・協力自治体、企業などの探索
・キャンペーン内容の企画
 
【レボインターナショナル】
・廃食用油の収集
・市民回収ノウハウの提供
編集部おすすめ