打席で満足のいく内容が披露できずに苦心が続いている村上(C)Getty Images

 不振脱却のために――。現地時間9月11日に敵地で行われたカージナルス戦で、ホワイトソックスの村上宗隆はスタメンから外れた。

メジャー1年目から主軸として出場を続けてきた和製大砲だが、レギュラーシーズン最終盤に入り、ブレーキ状態が続いている。

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 どうにもボールを捉えきれない。今月9日(現地時間)のパイレーツ戦で31号を放ち、日本人選手の本塁打数で単独トップに立った村上だが、直近15試合で打率.115(55打数6安打)、2本塁打、長打率.250と成績が低迷。とりわけ三振率の高さは悪目立ちしており、9月に入ってから出場した試合では51.3%にまで数字が上がっていた。

 過去3年連続でシーズン100敗以上を喫し、「弱小球団」のレッテルを貼られてきたチームは5年ぶりの地区優勝をかけ、ガーディアンズとデッドヒートを繰り広げている。現地時間9月11日の試合終了時点では首位に立っているものの、その差はわずか0.5。そうした状況下で陥った村上のスランプは致命的とも言える。

 もっとも、捉えた当たりは紙一重のものが多い。実際、今季の村上のハードヒット率はMLB全体1位の57.1%もあり、打球角度もMLB平均(12.5)よりも4度も高い。ホームランになる可能性を秘めた打球は打てている。ゆえにあとは「どう当てるか」を克服できるか否かにかかっていると言える。

 ポストシーズン進出を睨む上でも村上の状況は懸念材料となる。

スポーツジャーナリストのビリー・ヘイエン氏は、米メディア『Heavy』で「ホワイトソックスにとって頼みの綱だったムラカミがスランプに陥っているのはかなり不安だ」と指摘。「彼はボールを打つ時に相当なパワーを発揮できている。だからこそムラカミはもう少し頻繁にヒットを打てるようにする方法を見つけ出し、誰もが羨む天賦の才能を最大限に引き出す必要があるだろう」と指摘している。

 三振率、あるいは空振り率の高さはメジャー挑戦前からの課題だった。ここにきて、それが仇となっている感が強まっているだけに、村上は苦しい現状をいかに打破するか。米球界で声価を高めてきた和製大砲にとって真価が問われる局面と言えよう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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