出場した直近7試合で放ったヒットはわずか1本。苦しい状況が続くフリーマン(C)Getty Images

 ドジャースのワールドシリーズ3連覇に暗雲が立ち込めている。

レギュラーシーズンの大詰めを迎え、主力の負傷離脱や不振が相次いでいるのだ。

 現地時間9月11日に満身創痍の状態にあった大谷翔平を負傷者リスト(IL)に入れたドジャースだったが、チーム状態はなかなか上向かず……。マジック4と迫る地区優勝も足踏み状態が続いている。

【動画】「心を開いて」フリーマンが笑顔で挑戦した生ウニ試食シーンをチェック

 現地時間9月13日のマーリンズ戦でも9回裏に4点を失ってサヨナラ負けを喫したチームには、大谷離脱だけではない問題が生じている。それはベテランスラッガーであるフレディ・フリーマンの極度な不振だ。

 37歳のスラッガーもまた万全ではない。地元紙『California Post』を含めた複数の米メディアによれば、フリーマンは右膝に膝蓋腱炎を抱えており、不安定な健康状態が続いているという。実際に13日の試合でも膝を庇ったようなスイングや守備が悪目立ちし、デーブ・ロバーツ監督も「以前と比べて動きがよくない。この1週間は自分の打撃ができていないことが明らかだ」と明言。14日のレッズ戦を欠場させる意向を示した。

 大谷と同様にフリーマンもコンディションの不安が原因となって成績を落とし、ついには欠場を余儀なくされる。打線の核を担ってきた勝負師の相次ぐ離脱を受け、一部メディアはロバーツ監督をはじめとするドジャース首脳陣の管理体制を問題視している。

 米専門サイト『Dodgers Way』は「ドジャースは、ショウヘイ・オオタニと同じ過ちを繰り返す危険性がある」と指摘。さらに数日間の休養日を与えながら主力選手を起用し続けるチーム方針を「危険」と辛辣に非難した。

「オオタニがそうであったように、ドジャースは数日間だけ休養を挟めば、故障を抱えた選手が魔法のように回復すると信じているようだ。フリーマンは右膝の痛みに悩まされているが、球団の危険な賭けは続いている」

 同メディアは、フリーマンが直近7試合で打率.038(26打数1安打)、出塁率.138と極端に数字が落ち込み、万全とは言い難い現状を「これは膝の怪我が予想以上に深刻な問題を引き起こしている兆候だ」と指摘。さらに「ドジャースがフリーマンの怪我をめぐって綱渡りの対応をする必要はまったくないはずだ」と断じ、改めてチームの管理責任を糾弾している。

「怪我の管理と編成は全くの別問題だ。物事は決して見た目通りではなく、実際はそれ以上に深刻な場合が大半だ。ロバーツ監督はフリーマンの故障者リスト入りを“絶対的”に否定しているが、実際の動きと見解が一致していない。フリーマンに本当に休養が必要な場合、10日間のILに入れることで、ポストシーズン開始に間に合うよう万全の状態にできるはずだ。むしろ、怪我が悪化する前に適切な判断を下すべきだ」

 歴史的な3連覇に向け、投打の精鋭たちを揃えてきたドジャース。そんなスター軍団は、今まさに真価を問われている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

編集部おすすめ