透明度が「低い」海水浴場を
環境省はどうやって調査している?



 ダイヤモンド・オンラインの人気企画「海水浴場ランキング」では、日本全国の海水浴場(※)に関して、さまざまな切り口でランキング記事を作成している。※川、湖沼を含む。

本稿では海・川・湖沼の水浴場をまとめて「海水浴場」と表記する。



 今回の切り口は、「透明度が低い」海水浴場だ。ランキングは、環境省「令和8年度水浴場(開設前)の水質調査結果」のデータを基に作成している。対象は、「透明度が1m(メートル)未満」だった海水浴場で、透明度(m)が低い順に並べた。同値の場合、水質格付けが低い海水浴場を上位(ワースト順)として扱った。水質格付けも同じ場合は、CODが高い(=水が汚い)方を上位として扱った。



 さて、本ランキングの指標である透明度について、環境省は一体どのように調査しているのか解説しよう。



 まず、重りのついた直径30cmの白い円板を使う。この道具をゆっくりと水中に沈めていき、姿が見えなくなった時点で深さを記録。続いて水中からゆっくりと引き上げ、今度は姿が見え始めた時点で深さを記録する。一連の作業を繰り返した後、深さの平均値を算出し、メートル単位で記録に残す。



 それでは、いよいよ【ワースト3】ランキングを見ていこう。



透明度が「低い」海水浴場ランキング2026【ワースト3】残念な1位は?
図表:ワースト3


 1位は、宮城県石巻市にある北上白浜だった。北上川の河口に位置する、波が穏やかな海水浴場。隣接するビーチパークは新しくきれいに整備されており、バーベキューやデイキャンプが楽しめる。しかし残念ながら、透明度は0.5mの結果となった。



 2位は、青森県三沢市の小川原湖で、透明度は0.7mだった。周囲約60kmと県内最大の湖で、淡水と海水が混ざる汽水湖のため、シジミやシラウオ、ワカサギが豊富なことで知られる。夏季には湖水浴場がオープンし、湖畔ではキャンプやバーベキューを楽しむ人も多い。



 ただし、Googleで小川原湖と検索すると、第2ワードに「汚い なぜ」と出てくるなど、水質については疑問視する人も多いようだ。



 続く3位は北海道石狩市のスタービーチサッポロで、透明度は0.8mだった。旧名は望来南浜で、今年7月から名称を変更した。マリンジェットもできる海水浴場で、海上トランポリンやすべり台、プールなど子ども向け設備も充実している。



 なお、同値が他に2カ所あるが、先に説明したように水質格付けが低い海水浴場を上位として、水質格付けも同じ場合はCODが高い方を上位として扱ったため、スタービーチサッポロが3位となった。



 実は、同趣旨の昨年版ランキングは透明度が1メートル未満の海水浴場が22カ所あったのが、今回は10カ所と半減している。つまり、全国的に透明度の低い海水浴場は大幅に減っている。



 全10カ所を都道府県別に見ると、最多は北海道と福島県と神奈川県が同数で2カ所ずつランクイン。北海道は2カ所とも石狩市であり、3位に続く4位が、石狩市の海水浴場に該当する。



 4位以下については、『透明度が「低い」海水浴場ランキング2026【ワースト10・完全版】』をチェックしてほしい。



(ダイヤモンド・ライフ編集部、データ担当/編集委員 清水理裕)

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