Berryz工房、Buono!、PINK CRES.などのグループやソロ歌手として活躍してきた夏焼雅が、今年4月30日に所属事務所を退所。フリーで活動することを宣言した。
今年1月に結婚を発表したことで、新たな一歩を踏み出す決意が固まったのだという。小学生の頃から青春を過ごしたBerryz工房メンバーとの変わらぬ絆と、33歳になって広がる未来への展望とは──(記事前後編の後編)

【写真】結婚で人生が大きな変化、夏焼雅の撮り下ろしカット【10点】

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──ここまで夏焼さんの話を伺っていて、改めてアイドルというのは大きな世界だということがわかりました。そしてご自身はハロプロ卒業後もそのイメージを守り続けた。そうなると結婚発表することも躊躇があったのでは?

夏焼 結婚すること自体に迷いや不安はまったくなかったんです。でも、いざSNSで発表するとなったときは、文章をどう書こうとか、この投稿をした瞬間から、“アイドルの夏焼雅”じゃなくなるのかな…?っていう気持ちは正直少しありました。だけど実際に発表したら、みなさんが本当にあたたかく「おめでとう!」って言ってくださって…すごくうれしかったんです。実は30歳を過ぎた頃から、ファンの方に「雅ちゃん大丈夫?そろそろかな?」って心配していただくことも増えていて…(笑)。

 親目線というか、孫を見守るみたいな感覚?で応援してくださっている方も本当に多いんですよね(笑)。もちろんその一方で、「ずっとアイドルの雅ちゃんでいてほしかった」っていう声があるのもちゃんと分かっていて。それは男性だけじゃなく、女性のファンの方からもいただく言葉だったりするので、そのバランスは本当に難しいなって感じています。でも私は、今の自分も、これまでの自分も、どちらも大切にしながら、歩いていきたいなって思っています!

──結婚して、仕事面でも変化が生じました?

夏焼 とにかく今は「自分で動けば、自分のやりたいことができるんだ!」っていう感覚がすごく大きくなりました。これまでは、事務所の方がお仕事を持ってきてくださって、その中で活動していく形だったんですけど、今は本当に全部が自分次第で。
たとえばInstagramのDMでお仕事のオファーをいただいた時も、事務所にいる時は“やる・やらない”の判断を事務所の方がしてくださっていました。でも今は、そこも全部自分で考えて、自分で選ばなきゃいけない。もちろん難しさもあるんですけど…でも、その感覚がすごく楽しいんですよね。新しいことに挑戦していける今がすごくワクワクしています!

──ただ、世の中には悪い人たちも大勢いますからね。

夏焼 本当に…。アイドルを卒業した子たちから「騙されちゃって…」みたいなお話を聞くことって、実は昔から結構あったんです。でも事務所にいた頃は、正直そこまで実感がなくて、「そうなんだ…!」くらいの感覚だったんですよね。だけど今は、その言葉の重みをすごくリアルに感じています。ちょっと嫌な言い方かもしれないけど、まずはちゃんと疑うことも大事なんだなって…。「どんな人なんだろう?」「その会社は本当に存在してるのかな?」っていうところから、自分でしっかり調べることの大切さをすごく感じるようになりました。

 お金の管理も含めて、今までは会社が全部やってくださっていたので、本当にありがたい環境だったんだなって今になって改めて感じています。でもその分、今は自分で考えて、自分で学ばなきゃいけないことばかりで毎日勉強の日々なんですけど、それも含めて新しい経験になっている気がしています。


──プライベート面で結婚後の変化は?

夏焼 お料理は前より頑張れるようになりました!(笑)やっぱり一人暮らしの時って、ついサボっちゃうじゃないですか。でも今は自分ひとりのためだけじゃないので味はもちろん、見栄えもなるべく意識したいなって思うようになったんです(笑)。とはいえ、SNSに料理写真を載せたりはしてないんですけどね、、ファンクラブ内ではたまに載せる事もあります(笑)。でも、「誰かのために作る」っていう感覚は、自分の中ですごく大きな変化だった気がします。

──Berryz工房の元同僚・徳永千奈美さんや菅谷梨沙子さんはSNSでプライベートも見せています。

夏焼 チェックしています。私が会社を辞める時もメンバーみんなにちゃんと連絡しましたし、メンバーによって個別に連絡してみたり。Berryz工房のメンバーとは今でも普通に連絡を取っていて、なんなら辞めた後のほうが前より仲良いかもしれないですね(笑)。現役の頃は、やっぱりお仕事としてぶつかることもあったんですけど、今はそういうのがなくなった分純粋に “大切な仲間” っていう関係になったというか。みんなでいるとやっぱり落ち着くし、今でもすごく特別な存在です!

──今年3月には夏焼さん、須藤茉麻さん、熊井友理奈さんの3人でライブを行いました。今後も集まってBerryz工房の曲を歌いたいという思いはありますか?

夏焼 めちゃくちゃやりたいです! 実はライブが終わった直後に茉麻から「来年もまたライブやりたくない?」って言ってもらえて。その言葉がすごくうれしかったんですよね。
私は事務所を離れているので、実際にどういう形になるのかはまだ分からない部分もあるんですけど。少なくとも、私たちメンバーはみんな “やりたい気持ち” でいっぱいです! やっぱりBerryz工房って、私にとって特別な場所だし、みんなでステージに立つ時間は今でも本当に大切だなって感じます。またいつか、そんな景色をみなさんに届けられたらうれしいです。

──となると、他のメンバーも合流する可能性が?

夏焼 個人的には何年も前からまたみんなでライブしたい!って思いが強いです。でもやっぱり、今はそれぞれに家庭があって、子供がいるメンバーもいるので、現実的に考えると簡単なことではないんですよね。もちろん、家庭を優先するのは絶対ですし、そこはみんな同じ気持ちです。でも実は、私たちがライブをしていることを他のメンバーもちゃんと見てくれていて…。

 たとえば、千奈美ともも(嗣永桃子)が仲良くしているみたいで、いろんな話をしているらしく(笑)。意外とメンバー達のことチェックしてくれているみたいなんですよ。そういうのを聞くと、会っていなくてもメンバーみんなと繋がっているんだなって感じてすごく嬉しい気持ちになります。

──すごい絆ですね。

夏焼 小学生の頃から10年以上ずっと一緒にいたので、やっぱり特別な存在なんですよね。
現役の頃からグループ愛は強かったんですけど、今のほうがよりBerryz工房を振り返ることが増えた気がします。毎年3月3日のデビュー日には、必ずみんなで「おめでとう」ってLINEしているんですよ! 今でも変わらず大切な仲間です。

──ところで最近のアイドルを見たりしますか?

夏焼 見ています。最近は超ときめき▽宣伝部(※▽はハートが正式表記)さんが好きですね! 世界観もすごく可愛いし、あのポジティブなパワーを本当にリスペクトしています。表情の作り方や、バラエティでの振る舞いもレベル高いなって思います。実は今後、裏方としてアイドルをプロデュースしてみたい気持ちもあって…。そういう夢もいつか実現できたら嬉しいです。

──夏焼雅プロデュースのアイドルグループ! たしかにそれは話題を呼びそうです。

夏焼 もともとPINK CRES.を作ろうってなったとき実は自分はメンバーに入らない形も考えていたんです。結果的には自分も活動することになったんですけど、昔から作る側への興味もずっとあったんです。今はとにかく「新しいことにどんどん挑戦したい!」っていう気持ちでいっぱいです。たぶん今、自分自身が一番自分の未来にワクワクしていますね(笑)。


▽夏焼雅
なつやき・みやび◎1992年8月25日生まれ、埼玉県出身。02年、小学4年時にハロー!プロジェクト・キッズの一員となり、04年にBerryz工房のメンバーとしてメジャーデビュー。07年に『NHK紅白歌合戦』に出場するなど、アイドルシーンを牽引する存在となる。また07年からはBuono!のメンバーとしても活動しており、鈴木愛理、嗣永桃子とともに後進に多大な影響を与える。Berryz工房の無期限活動停止後、16年からはPINK CRES.メンバーとして活動。21年に同グループが解散すると、その後はソロを中心とした活動に移行。26年4月にはアップフロントクリエイトを退所し、現在はフリーとして活動を続ける。

【前編】元Berryz工房・夏焼雅、結婚で人生が変化「今こそフリーになって、動かなきゃと思った」
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