7月5日、GP帯夏ドラマの先陣を切るのが、玉森裕太(36=写真右)主演「マイ・フィクション」(ABC・テレビ朝日系=日曜夜10時15分)と、山田涼介(33=同左)主演「一次元の挿し木」(日本テレビ=同10時30分)。


「マイ・フィクション」は、見知らぬ他人が自分になりすまし、周囲もそれを受け入れているという不思議なことに見舞われた男が、真実を追うラブサスペンス。

「一次元の挿し木」は、遺伝子学を研究する大学院生が、200年前の人骨と失踪中の義妹のDNAが一致するという不可解な判定を機に、陰謀に巻き込まれていくミステリー。


「STARTO社の30代アイドル同士で、同じ曜日のほぼ同時間帯。ジャニーズ勢の主演作を見ない日がなかったような1990年代から2000年代は、うまく曜日や時間帯が重ならないようにしていたことを思うと、そんな時代になったんだなあと感慨深いものがあります。しかも、両方とも考察系と、ジャンルも被る。若い世代はリアタイより配信で見る時代とはいえ、視聴率や配信のお気に入り登録数など、どうしても“対決”の構図で見てしまう部分もありますよねえ」(スポーツ紙芸能デスク)


 オリジナル脚本の「マイ・フィクション」は《面白そうな世界観に、玉森の静かな芝居が合いそう》、原作のある「一次元の挿し木」も《原作が面白いので、期待大。山田涼介も意外と合うかも》などと、ともに前評判は高い。一方で、前者は《設定をどこまで回収できるか、ややこしくなりすぎないか》、後者は《原作をどこまで映像化できるか、悪い改変がされないか》といった不安の声もある。


「ここまで被ってしまうのは、放送局的にも事務所的にも、視聴者、特に玉森さんや山田さんのファンにとってもあまりいいことには見えないですね」と語るのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「内容は面白いのに、共倒れになってしまわないか心配です」と、こう続ける。


「3週間後の7月26日に始まるTBS日曜劇場『VIVANT』の影響は間違いなくありそうです。23年のシーズン1ではそのスケールの大きさや派手な展開が評判になって大ヒットしました。“考察”要素もありますし、見るのにもカロリーが必要。

リアタイの視聴率という尺度でいえば、9時台の『VIVANT』の後、10時台にさらに考察系を見るエネルギーが視聴者に残っているかという不安はあります」


 つまり、日テレとテレ朝の10時台は、大本命とされる「VIVANT」が始まる前に、初回から第3話までに、どれだけ視聴者を引き込めるかがカギということ。それを同じ「旧ジャニ」「考察」が被る2作が争うのは得策とは、確かに思えない。しかも、「VIVANT」には“先輩”二宮和也(43)も重要な役で出演している。


「旧ジャニ&考察なら、11日に始まる日テレ土曜9時、松村北斗さん(31)主演の『告白―25年目の秘密―』もそこに入りますね」(テレビ誌ライター)


 25年間、片思いを続けてきた男が主人公のラブサスペンス「告白」も加わった夏の“旧ジャニ”&“考察”攻勢。この極端な週末の偏りは、本命「VIVANT」包囲網になりえるのか?


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 どうにもアンバランスだが、弊害が出なければいいが……。関連記事【もっと読む】「Hey! Say! JUMP」山田涼介のグループ内「独り勝ち」で広がるメンバー間の“収入格差”…では、グループ内の“のっぴきならない収入格差”について伝えている。


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