朝の一杯として親しまれているコーヒー。実は、飲み方次第で肌の老化サインに影響を与えている可能性が、日本の研究で示されつつあります。


今回のテーマは、「美肌につながる、コーヒーの飲み方」です。
ポリフェノールが「シミ」に関与する可能性

日本人女性131名(30~60歳)を対象とした一時点のデータを比較した研究(横断研究)では、コーヒーおよびポリフェノール総摂取量が高い群で、顔のシミの評価スコアが低いことが報告されています。また、コーヒーと緑茶を合わせた総ポリフェノール摂取量が多いほど、皮膚の光老化が緩和される可能性も示唆されています。

松澤先生は、「ポリフェノールには抗酸化作用があり、紫外線などによるダメージ対策の一助になる可能性がある」と話します。細胞実験や動物実験でも、コーヒー由来成分には抗酸化・抗光老化・抗炎症作用があるとされ、日々の一杯が肌の若々しさを支えている可能性があります。
「砂糖たっぷり」「就寝前」はNG

ただし、メリットを引き出すには飲み方が重要です。松澤先生によると、砂糖をたっぷり加えたコーヒーは、糖化のリスクを高め、せっかくの抗酸化作用を打ち消してしまう可能性があるといいます。ブラック、または加えても少量にとどめるのがおすすめです。

また、就寝前のカフェイン摂取は睡眠の質を下げ、肌のターンオーバーにも悪影響を及ぼします。松澤先生は、「肌を整えるためには、スキンケアだけでなく睡眠の質も重要」と強調します。

コーヒーは午前~昼過ぎまでに、砂糖は控えめに──こうしたシンプルなルールを意識することが、肌のためのコーヒー習慣につながるでしょう。

監修ドクター : 松澤 宗範 まつざわ むねのり 2014年3月 近畿大学医学部医学科卒業2014年4月 慶應義塾大学病院初期臨床研修医2016年4月 慶應義塾大学病院形成外科入局2016年10月 佐野厚生総合病院形成外科2017年4月 横浜市立市民病院形成外科2018年4月 埼玉医科総合医療センター形成外科・美容外科2018年10月 慶應義塾大学病院形成外科助教休職2019年2月 銀座美容外科クリニック 新宿院院長2020年5月 青山メディカルクリニック 院長2024年7月 肌管理クリニック2025年12月 アウラニクリニック統括院長 この監修者の記事一覧はこちら

この記事は、医療健康情報を含むコンテンツを公開前の段階で専門医がオンライン上で確認する「メディコレWEB」の認証を受けています。
編集部おすすめ