2026年8月29日(土)に「TOYO TIRES Downtown BMX 2026」が大阪府大阪市のグランフロント大阪「うめきた広場」にて開催され、男子は上村竜生選手、そして女子では西村寧々花選手が今大会王者となった。

「Downtown BMX」とは、BMXレーシングとBMXフリースタイルの融合競技。

またその競技名の通り会場となるのは街の中心地(Downtown)。本大会はパンプトラックやボックスジャンプなどを組み合わせた特設コース上でスピードとエアーの高さから勝敗を争う。レーシングのスピードとフリースタイルの高さあるエアーの迫力を元に、よりエンターテイメントにショーアップされた演出が観客を魅了する本大会オリジナルのBMX競技だ。

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photograph by Naoki Gaman / DowntownBMX

今年で4回目の迎える本大会は、例年同様に大阪府大阪市のグランフロント大阪「うめきた広場」で開催。大阪駅と梅田駅に隣接するこのエリアは都会のど真ん中で、近隣にはビジネス街や商業施設などがあり人通りが非常に多い。大会当日は中盤で大雨に見舞われるアクシデントがあったものの、その後も大勢の観客で会場は埋め尽くされ、今年も終始大盛り上がりの1日となった。

大会フォーマットはトーナメント制であり、各レースはスタート位置を交互に入れ替えた2本で争われ、両者が1本ずつで勝ちを分け合った場合は最後のフィニッシュジャンプでのエアーの高さで勝敗を決めるというレーシングとフリースタイルの両方の要素を取り入れた形となっている。なお出場者は招待制であり、男子が16名、女子が8名とレーシングとフリースタイル種目の両方から国内トップライダーたちが参戦した。

以下は、今大会の注目ポイントをまとめた大会レポート。

各種目のトップライダーたちが各々の強みを魅せて盛り上げた接戦の数々

賞金総額435万円!都会のど真ん中でレーシング、パーク、ストリートが三つ巴の一戦!「TOYO TIRES Downtown BMX 2026」
photograph by Naoki Gaman / DowntownBMX

大会開始後、男子のトーナメント1回戦の途中にゲリラ豪雨に見舞われたことから、コースコンディションの復旧の為に大幅な遅れが発生。一時はどうなるかと思われたが大会スタッフだけではなく選手たちも加わった懸命な復旧作業により無事に本戦が再スタート。

決勝以外は一発勝負となるなど変更を余儀なくされたが、夜間の開催だったこともあり、会場内は色鮮やかなライティングとスモークを使用した特殊効果演出により、選手・観客・MC・DJが一丸となって盛り上がった。

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photograph by Naoki Gaman / DowntownBMX

予選から準決勝まで、普段ではなかなか見られないマッチアップが多く、異なる種目のオリンピアン同士の一戦や、若手選手がトップ選手に対して下剋上したりと普段の大会ではあり得ない組み合わせとその戦いが会場に訪れたライダーの仲間たちや観客を驚かせ、会場を盛り上げ続けて、どのマッチアップも目が離せない展開に。

そんな熱い戦いの末に迎えた決勝では、男子がBMXレーシング中林凌大とBMXフリースタイル上村竜生という種目を越えた一戦が実現。一方、女子は今大会初出場で東京・パリ五輪BMXレーシング日本代表の畠山紗英と昨年度のDowntown BMXチャンピオンである西村寧々花の対戦となった。 

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女子決勝の様子 西村(左) vs 畠山右)
photograph by Naoki Gaman / DowntownBMX

女子は1本目、今大会を通して安定した強さを見せた西村が着順で先勝する一方で、2位の畠山は2本目で最終エアーで高さを稼いだ上で勝ち切ることが求められた。満を持して迎えた2本目では、畠山がインコースでアドバンテージを持ち先行。そのまま最終ジャンプまで順位を守ったが、エアーの高さが1本目の西村の持つ記録に10センチ及ばず、1対1の末、エアーの高さで勝利した西村が2大会連覇を果たした。

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男子決勝の様子 上村(左) vs 中林(右)
photograph by Naoki Gaman / DowntownBMX

男子では、上村が見せた素晴らしいライディングが1本目を制し、レーサーの意地を見せつけた中林が2本目を勝ち取るなどお互いに勝ち点を分け合う展開に。ただこの展開ではハイエアーを得意とする上村に軍配。大会で最も高いエアーを記録したハイエアー賞を獲得するほどの見事なエアーで大会初優勝。今回の男子カテゴリー王者の座は上村の手に渡った。 

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大会後のジャムセッションタイム (伊藤大空)
photograph by Naoki Gaman / DowntownBMX

そして、最後は毎回恒例となったジャムセッションタイム。フリースタイルライダーによる大技のパフォーマンスはもちろんのこと、レーシングのライダーも交えたジャンプトレインショーが始まるなど、参加しているライダーたち、パフォーマンスを見て盛り上がる観客、そしてこの空間を作り上げるスタッフを含むすべての人が、このBMXというスポーツを通じて繰り広げられる非日常をここ都会のど真ん中で共有した。

最後に

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優勝者及び特別賞を獲得した選手の顔ぶれ
photograph by Naoki Gaman / DowntownBMX

今年で4度目の開催となったDowntown BMX。今後はさらに規模を広げていくという話も耳にする中、都会のど真ん中でBMXレーシングとBMXフリースタイルの両方の魅力を感じられるこの大会が開催されることでさらにBMXシーンが世の中に普及していくことを期待したい。

大会概要

名称:TOYO TIRES Downtown BMX
主催:Downtown BMX実行委員会
日程:2026年8月29日(土)
大会カテゴリー:男子部門、女子部門
会場:グランフロント大阪「うめきた広場」
住所:大阪府大阪市北区大深町4−1
費用:観戦無料

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