レビュー

「自分はショートスリーパーだから、1日くらい徹夜しても大丈夫」「週末に寝だめすれば、平日はなんとかなるかな」「しっかり8時間寝ないと睡眠不足になってしまう」――。
よく耳にする話だが、これらはすべて「誤解」だそうだ。

まず、ショートスリーパーかどうかは遺伝的な特性によって決まり、その割合は10万人にたった4人。もしあなたが真のショートスリーパーなら、その希少な4人に入るということだ。
週末の寝だめは日頃の睡眠不足を補っているだけで、睡眠自体は“貯金”できるものではない。また、最適な睡眠時間は人によって異なるため、「8時間」がその人にとってベストかどうかはわからない。
このように、睡眠にはさまざまな思い込みがあり、それを忠実に守ろうとしてかえって逆効果を招いているケースが多々ある。本書ではそんな思い込みを覆し、科学的に証明された50の「快眠ルーティン」を紹介する。
著者は睡眠医療のスペシャリストで、睡眠外来で豊富な診療実績を持つ医師・小林義昭氏だ。本書ではその経験と知見を総動員し、忙しい現代人でも簡単に取り入れられる、シンプルかつ効果的な習慣を教えてくれる。
要約者が実践したいと思ったのは「コーヒーは昼食後の1杯で終わりにする」というものだ。コーヒー好きのためつい1日中飲んでしまうのだが、カフェインの影響は睡眠に及ぶという。午後からは別の飲料に代えて、質の良い睡眠に備えたい。
本書のルーティンをできるものから取り入れて、快眠生活を送ってはいかがだろうか。

本書の要点

・睡眠に対するさまざまな思い込みは、誤解である場合も多い。科学的に正しい睡眠習慣を取り入れることで、快眠を実現することができる。
・日中に骨格筋を動かすことで「睡眠圧」を高められる。一番良いのは有酸素運動だが「1分の片足立ち」でも効果はある。
・「睡眠改善」を謳ったサプリメントを闇雲に摂取するのではなく、自身の症状に合うものを選ぼう。
・「いつもいびきがうるさい」と言われたら、睡眠時無呼吸症候群の可能性がある。重度の場合は死亡リスクもあるため、医療機関の受診を勧める。



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