世界唯一の被爆国のトップが、あろうことか被爆者団体への「ガン飛ばし」動画で大炎上だ。8月9日の「長崎原爆の日」に、高市首相は長崎市の平和祈念式典に出席後、市内のホテルで被爆者団体などの代表らと面会。
面会で、長崎原爆被災者協議会の田中重光会長が代表して要望書の趣旨を読み上げると、高市首相は手元の資料をチラチラと見てばかり。総理として謙虚に耳を傾ける態度ではなかった。要望書が「非核三原則」の法制化、国連の「核兵器禁止条約」への参加など政府方針に反していたためか、冷たい表情には「うっとうしい」という気分がにじみ出ているかのよう。
さらに波紋を広げているのは、会長が結びのあいさつを述べた場面だ。この日、長崎の原爆資料館を訪れた高市首相に対し、こう切実に呼びかけた。
「いま国会議員の中で、戦争を知らない人たちが大部分を占めています。ぜひお帰りになったら、広島・長崎の原爆資料館を見学されることをお勧めください」
その瞬間、高市首相は口を真一文字に結び、会長に鋭い目線を送ったのだ。まるで猛然とにらみ返すように──。この場面が、生中継したネット番組「ニコニコニュース」の映像から約30秒ほどの動画に切り取られ、瞬く間に拡散。〈無礼。人としての態度じゃない〉〈恐すぎる〉〈トランプとかと会ってる時と全然表情が違うよな…〉〈無理矢理付き合わされてるみたいな不貞腐れた顔〉などと批判が噴出している。
戦争責任「反省しない」…30年前の“トンデモ発言”再燃の中
高市首相が田中会長に敵意を感じたのであれば、問題はその理由だ。SNS上でも〈原爆資料館を多くの議員にも見て欲しいと伝えられているだけなのに〉と疑問の声が上がっている。
考えられるのは「戦争を知らない人たち」という一言への過剰反応だ。折しも当日は、31年前の国会質疑で高市首相が日本の戦争責任についてニヤケながら放った“トンデモ発言”の動画がSNS上で猛拡散していたタイミングだった。1995年2月の衆院外務委員会で当時、野党の新進党議員だった高市首相はこう言ってのけたのである。
「少なくとも私自身は、(戦争の)当事者とは言えない世代ですから、反省なんかしておりませんし、反省を求められるいわれもない」
この無神経な発言に「戦争を知る世代」である当時の河野洋平外相は「過去の反省について全く反省もしない、謝罪をする意味がないという議員のご発言には、私は見解を異にする」と答弁。「戦争を知らない世代」の高市首相への怒りと呆れがうかがえる。
まさか高市首相は「戦争を知らない人たち」という言葉にSNSの話題を蒸し返されたと思い込み、「なんだか意地悪やなぁ」と被害妄想を膨らませたのだろうか。
やはり「目は口ほどにモノを言う」。被爆者の痛みが分からない高市首相のイカレタ本性は隠し切れない。
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高市首相の“トンデモ発言”については、関連記事【もっと読む】長崎でも高市首相はスカスカ挨拶…戦争責任「反省なんかしておりません」95年の発言がSNSで猛拡散でも詳しく報じている。





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