7月にスタートした夏ドラマは大半がフィニッシュ。視聴率も配信もぶっちぎり独走の「VIVANT」(TBS系=日曜夜9時)はアジア大会放送のため、9月20日、27日と2週休止して10月4日から再開する。

連ドラ“秋の陣”も「VIVANT」が話題を独占するのか、それともその牙城を崩す作品が現れるのか。


「対抗となりそうなのは、テレビ朝日系の『相棒』(水曜夜9時)。シーズン25という大きな節目です。同じくテレ朝系木曜9時の『アナログナース~デジタルってなんなんだよ!?~』も手堅そう。『ドクターX』や『ザ・トラベルナース』の流れをくんだ医療シリーズで、『相棒』同様にリアタイ視聴層に強いはず」(テレビ誌ライター)


 夏ドラマで苦戦した日本テレビフジテレビに比べて、安定した視聴率を確保したテレ朝の水9と木9。そのテレ朝は火曜9時のドラマ枠から撤退し、10月から土曜10時枠に“サタデードラマ10”を新設する。その第1弾が、榮倉奈々(38=写真)と赤楚衛二(32)がダブル主演する「あにいもうと」だ。


「脚本が吉田紀子さん、演出が新城毅彦さんという、2024年の石原さとみさん主演の『Destiny』の制作陣によるラブサスペンス。比較的早い8月から情報を公開と、力が入っています」(前出のテレビ誌ライター)


 テレ朝は、23年春に日曜10時台にABC制作のドラマ枠「日10(にちテン)ドラマ」を新設。徐々に認知はされてきたものの、視聴率、配信とも苦戦が続いているようだが……テレビコラムニストの亀井徳明氏は「それでもあえて週末の10時台に挑戦するのは意味がある」と、こう続ける。


「平日は『報道ステーション』があるので、10時台に連ドラができない状態が長く続いています。そのため、どうしても対象がリアタイ視聴者重視の企画になりがちなんですね。

そうなると、視聴率はまずまずでもネットで話題になりにくく、“伸びしろ”がなかなか見込めないというもどかしさがあります。だから新設のサタデードラマ10の第1弾がラブサスペンス。“考察班”の食指が動けばネットで話題になり、配信での視聴が伸ばせるという意図なんじゃないかと」


 平日は水曜、木曜の9時台に手堅くリアタイ視聴層をつかみ、週末には10時台で“大化け”を狙うという戦略か。


「単純かもしれませんが、僕にはそう見えます。土曜10時はNHKの“土曜ドラマ”に固定ファンがいますから、視聴率で勝負しにくい。そこにあえてぶつけるには、それなりの覚悟があってのこと。今度のサタデードラマ10は、テレ朝の未来を背負うドラマ戦略だと思って注目しています。早くから情報を公開しているのに開始日がまだ明らかになっていないのも、それだけ慎重になっている証しかもしれませんね」(同前)


 連ドラ主演はTBS系「Nのために」以来12年ぶりという榮倉。夏ドラマでは「Tシャツが乾くまで」(TBS系)の蒼井優(41)が18年ぶり連ドラ主演だったが、圧巻の演技で魅了。榮倉には期待と同時に、重責もかかる。そしてテレ朝GP帯ドラマ初主演となる赤楚。その結果は神のみぞ知る?


  ◇  ◇  ◇


 2026年は榮倉奈々にとって、さらなる飛躍の年になるかもしれない。

関連記事【もっと読む】12年ぶり連ドラ主演の榮倉奈々が綾瀬はるかを超える日…アラフォー女優「最新勢力図」変動の兆し…では、10月17日放送開始のドラマ「あにいもうと」について伝えている。


編集部おすすめ