今月11日に映画「ルックバック」(K2 Pictures)と「5秒で完全犯罪を生成する方法」(ギャガ)が公開され、次世代ヒロイン候補2人の明暗を分ける結果となっている。2人とは、「ルックバック」で蒔田彩珠(24)とダブル主演を務める出口夏希(24)と、「5秒で~」でヒロイン役を演じる原菜乃華(23)のことだ。


「この年代の女優は、各大手芸能プロダクションとも特に力を入れていて、他にも清原果耶(24)、南沙良(24)、畑芽育(24)、森七菜(25)が激しくしのぎを削っています。この混沌とした中でも、一歩リードしているといわれているのが出口と原でしたから、同じ日に公開された2作品の観客動員数に注目が集まりました」(芸能関係者)


 実は公開前に“圧倒的不利”と予想されていたのは出口だった。今年5月に女性セブンが報じた伊藤健太郎(29)との“お泊まり愛”が、清潔感や透明感を売りにしていた出口にとって思いのほかダメージが大きかったためだ。実際、今年8月に公開された「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」(松竹)で、伊藤と出口は前作「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(同)から引き続き重要な役を演じている。にもかかわらず、出口と並べることを製作側が警戒したのか、伊藤が披露試写会や舞台挨拶に登場することはなかった。こうした“対策”が奏功したのか、「ルックバック」の、公開3日間の観客動員数は約9万6000人、興収約1億4400万円と好調な数字で推移している。


「是枝裕和監督作品は固定ファンが多いですからね。今月7日、第83回ベネチア国際映画祭で公式上映された際には、十数分のスタンディングオベーションを浴びたという報道も後押ししたのでは。レッドカーペットを歩く黒のロングドレス姿の出口は、スクリーニング(映画関係者だけの試写会)でも高い評価を得ていましたから、女優としてこの作品との出合いは間違いなく彼女をグレードアップさせたものになったと言えるでしょうね」(映画関係者)



■原にとって黒歴史になりかねない「5秒で~」のヒロイン役出演

 一方の「5秒で~」の関係者は、思わぬ“不入り”に頭を抱えている。初日から公開館では閑古鳥が鳴き、公開から3日間の成績は興収約6000万円と散々な結果で終わった。興行通信社が発表した「今週の映画ランキング」(11~13日)では初登場第10位。関係者によれば、最終興行収入は「製作費を下回らなければいいけれど……」といった具合で、原にとっては“黒歴史”にさえなり得る結果となってしまっている。


「公開1カ月前に、主演を務めるWEST.の重岡大毅(34)が結婚と第1子誕生を発表したことが少なからず影響していると思いますよ。またその3週間後には同グループのメンバー2人が、半ば抗議の思いを込めてグループからの脱退を発表し、ファン離れが進むのも避けられないでしょう。原にとっては災難というか、完全な“もらい事故”。重岡とおかしなタイミングで共演してしまった運の悪さが、今後の仕事に影響しなければいいと心配すらしてしまいます」(芸能関係者)


 NHK連続テレビ小説「あんぱん」で頭ひとつ飛び出した感の原だったが、次世代ヒロイン候補本命の出はなをくじいてしまった重岡の責任は大きい。


(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)


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