2026年9月4日、キーウ中心部で起きた惨劇は、まさに白昼堂々の国家中枢への直撃だった。ウクライナ・インディペンデント(Ukraine Independent)やキーウ・ポスト(Kyiv Post)、ウクライナ国家非常事態庁(DSNS)が伝えるところによれば、ロシア軍の殺人ドローンが保安局(SBU)本部ビルへ突降し、要衝の一角を容赦なく破壊した。


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衝撃的だったのは、標的がSBU長官代行の執務室そのものだった点だ。ガラスは粉々に砕け散り、黒煙が歴史ある街並みを覆い尽くした。警察官や周辺の市民ら少なくとも12人が負傷。長官代行は襲撃時に部屋を離れていたため奇跡的に無事だったが、状況から見ても「暗殺未遂」と断じざるを得ない。

爆撃が起きたのは、世界遺産・聖ソフィア大聖堂のすぐ近く、観光客にも人気のウラジーミル通り。午後3時すぎ、空襲警報が鳴り響いたわずか30分後、地響きのような爆発音が街を揺らした。爆風は近くのカフェや建物を大破し、仕事中の市民や観光客は悲鳴をあげて逃げ惑った。平穏な午後は、一瞬で戦場へと変貌した。

ゼレンスキー大統領は即座にSNSで怒りの声明を発表。「露軍の無人機は長官の執務室を直接狙った。同等か、それ以上の報復を行え」と軍とSBUに強い指示を出した。ウクライナ側はすでにロシア国内への反撃計画を固めつつあるとされ、緊張はさらに高まっている。


戦争が長期化するなか、両国はハイテク兵器であるドローンを大量投入し、互いの重要施設を空から狙い撃ちにする消耗戦を続けている。しかし、国家中枢の執務室が白昼に狙われる事態となれば、もはや安全地帯など存在しない。ロシア側の大胆かつ執拗な攻撃、そしてウクライナ側の激しい怒り。泥沼化する血で血を洗う争いは、どこまで激化するのか。世界は固唾をのんで、この危険な均衡の行方を見守っている。
【編集:af】
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