味噌を購入する際、種類や特徴は確認しても、賞味期限まで細かく意識する人は少ないかもしれません。そもそも味噌の賞味期限は、種類によって異なるのでしょうか。

また、保存しているうちに色や風味が変化した場合、食べて問題ないのかも気になるところです。

本記事では、味噌の製造や販売を手がける、ひかり味噌株式会社(以下、ひかり味噌)に、賞味期限の考え方や保存方法、傷みを見分けるポイントについて聞きました。

味噌の賞味期限は種類によって変わる?

味噌の賞味期限は、米味噌や麦味噌といった種類だけで決まるわけではありません。原材料や製法、包装形態、保存条件などを踏まえて、商品ごとに設定されています。

賞味期限の設定方法はメーカーによっても異なるため、購入した商品に表示されている期限と保存方法を確認してください。

味噌の賞味期限はどう決まる? 適切な保存法と傷みのサインをメーカーに聞いた
『スーパーの棚に並ぶ味噌のパック』の写真

※写真はイメージ

例えば、ひかり味噌では、食品ロス削減の観点から、各種検査によって品質を保持できることを確認した一部の味噌商品について賞味期限の変更を行いました。

具体的には、2024年10月1日製造分より、賞味期限を6か月から12か月へ延長しています。

なお、賞味期限とは、未開封の状態で表示どおりに保存した場合に、おいしく食べられる期限のことです。

期限をすぎると、色や風味の変化が進む場合があるため、表示を確認し、できるだけ早めに食べきりましょう。

味噌の色や風味を保つための保存方法

味噌は、保存時の温度や期間によって少しずつ色が濃くなり、風味も変化していきます。

これは、大豆や米などに由来するアミノ酸と糖が反応する『メイラード反応』によるもので、必ずしも傷んでいるわけではありません

未開封の場合は、製品に表示された保存方法に従って保管してください。色や風味をできるだけ保ちたい時は、冷蔵庫に入れるのがおすすめです。

味噌の賞味期限はどう決まる? 適切な保存法と傷みのサインをメーカーに聞いた
『冷蔵庫を開けて物を取り出す若い女性』の写真

※写真はイメージ

開封後は味噌の表面を平らにならし、その上にラップなどをぴったり密着させてから、容器の蓋をしっかり閉めましょう。

空気に触れにくくしたうえで冷蔵保存すると、色や風味の変化が比較的緩やかになります。

なお、冷凍保存も可能です。ただし、出し入れの際に結露が生じるため、使用する時だけ冷凍庫から出すようにしましょう。

味噌を食べるのを控えたほうがよいサイン

明らかな異臭がする、普段とは異なる強い刺激臭を感じる、カビのようなものが広範囲に発生している場合は、食べるのを控えてください。

味や状態に違和感がある時も、無理に口にしないほうが安全です。判断に迷ったら食べないようにしましょう。

味噌の賞味期限はどう決まる? 適切な保存法と傷みのサインをメーカーに聞いた
『味噌』の写真

※写真はイメージ

また、味噌を取り分ける際は、清潔なスプーンなどを使用してください。ほかの食材に使用したものをそのまま入れると、カビが発生する原因になる場合があります。

賞味期限と保存方法を確認して味噌をおいしく食べよう

味噌を購入する際は賞味期限を確認し、適切な方法で保存しましょう。特に、開封後は清潔に扱うことが大切です。

多くの場合、色や風味が変わったからといって、すぐに処分する必要はありません。保存状態にも気を配りながら、おいしく活用しましょう。

[文・取材/ブリジア 構成/grapeフード編集部]

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