2026年3月17日、フランスのファッションブランドであるアニエスベーのショーが開催された。日本での開催は約10年ぶりだという。


 ランウェイを歩くモデルたちの中でも、一際きらめく存在感で注目を集めたのが、冨永章胤だ。現在21歳。冨永愛の息子としても知られる。

 今年もまた、規格外の存在感で、初海外ランウェイの地ミラノを目指しているようだ。“イケメン研究家”加賀谷健が解説する。

歩いては話題になる“ランウェイの貴公子”

 ランウェイモデルは、各ブランドのコレクションを身にまとい、ランウェイを歩く。彼らは身一つで、コレクションの芸術性を体現し、なおかつ、歩行というシンプル極まりない運動で魅了する。

 ランウェイモデルは、歩く芸術家といってもいいだろう。とはいえ、ランウェイを歩く間に、自分の歩行を身体表現にまで高めるのは至難の業でもある。世界のランウェイを歩いては話題になるモデルとなると、もはや超人的だ。

 まだ新人モデルといってもいいはずの冨永章胤もまた常に話題を集める一人。190センチとも195センチともいわれる長身にフィットしない服はない。端正な顔立ちとクールな佇まいは、世界の舞台に相応しい存在感だと誰しも納得してしまう。
彼は“ランウェイの貴公子”だ。

「初海外ランウェイ」が規格外だった

 冨永章胤は、2023年に『MEN’S NON-NO』誌のオーディションでグランプリを受賞し、同誌専属モデルになった。2025年3月には海外ランウェイを目指すため、専属モデルを卒業するのだが、同年6月に早くも海外ランウェイを歩いた。

 ファッションウィーク開催中のミラノだった。PRADAの春夏メンズコレクションのショーで、丈の短いブルーのショーツでもフィットする規格外の姿が、大きな話題を集めた。特にPRADAのショーでは、ファーストルック(トップバッター)に新人モデルが起用されることが多いが、冨永章胤は50ルック目だった。

 本人もInstagram上で「初海外ランウェイがこれか!」(2025年6月23日)と感嘆の声をもらしている。2026年1月にも同ブランド秋冬メンズコレクションのランウェイを歩いた。

「シーズン連続で歩けると思ってなかった!」(2026年1月20日投稿)と言う彼の歩行はどんどんスケールアップしている。さらなる成長と飛躍が恐ろしいくらいではないか。

世界の「IKEMEN」が目指し続ける場所

「母親も有名スーパーモデル」195cm長身・21歳モデルの“...の画像はこちら >>
 現在21歳。2001年、17歳でニューヨーク・ファッションウィークにデビューした、スーパーモデル冨永愛の息子としても知られるが、冨永章胤の一連の活躍を見ると、単に遺伝子どうこうの話ではもはや説明がつかない次元だろう。

 今年も注目を浴びている。
舞台は日本。3月17日、フランスのカジュアルブランド、アニエスベーのショーでランウェイを歩いた。1975年、パリに1号店をオープンしたアニエスベーは、1984年に日本1号店である青山店を、2019年には渋谷にコンセプトストアをオープンした。

 冨永章胤の投稿(4月7日)には「日本でショーを開催するのは約10年ぶりの#agnèsb」と書かれている。

 さらに「YouTubeでAgnès b. AW26って調べたらランウェイの動画見れるよ!! ぜひ見てみてね!」とあり、実際に動画を見てみると、落ち着いた照明のランウェイ上をしなやかに、でも堂々と闊歩する彼がいる。

 コメント欄も面白い。「IKEMENさま」という表記がきらり。3月31日の投稿には「これからの目標は! 6月のメンズコレクションかな! 成果が出ますように!」とキャプションをつけているが、世界の「IKEMEN」が目指し続ける場所は、初海外ランウェイの地ミラノなのだ。

 3シーズン連続でPRADAのランウェイを歩くことを期待する。

<文/加賀谷健>

【加賀谷健】
イケメン研究家 / (株)KKミュージック取締役
“イケメン研究家”として大学時代からイケメン俳優に関するコラムを多くの媒体で執筆。アーティストマネジメント、ダイナマイトボートレース等のCM作品やコンサートでのクラシック音楽監修、大手ディベロッパーの映像キャスティング・演出、アジア映画宣伝プロデュースを手掛ける。他に、LDHアーティストのオフィシャルレポート担当や特典映像の聞き手など。
日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。
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