各局名だたる女優陣が火花を散らした2026年の夏ドラマ。毎期ドラマをくまなくチェックしている筆者の視点で、今夏“至上の演技”で輝いた女優ベスト5を挙げさせていただきます。


 単純な正統派ヒロインという枠に収まらず、一筋縄ではいかない人物が多く、年齢と役柄のギャップを武器にしたキャスティングも目立っていました。※一部ネタバレも含みます。

『Tシャツが乾くまで』蒼井優

 第1位は、TVerお気に入り登録数148万と爆発的ヒットになった『Tシャツが乾くまで』(TBS系)で、18年ぶり連ドラ主演を務めた瀬尾咲子役の蒼井優さんです。

夏ドラマ、輝いていた「女優」ベスト5。奇跡の50歳に魅了され...の画像はこちら >>
 物語中盤までは、夫・充(松山ケンイチさん)に親しくなった女性と失踪される可哀想な妻として、視聴者の同情を引きました。彼からの電話を涙ながらに受ける8分の長回しの1人芝居や、彼が戻っても裏切られたショックで泣き崩れるシーンはとにかく観る者の心をえぐったのです。

 終盤には自身が失踪したり、4度の離婚歴を充に隠していたことが発覚した咲子。充に負けず劣らず、だいぶどうにかしています。蒼井さん自身、視聴者を騙しているような気持ちだったはず。その中で複雑な気持ちを抑え、苦悶する咲子を雰囲気たっぷりに演じました。
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