タイのパタヤにある人気のパン屋が発売した新商品がSNSで拡散され、世界中で動揺が広がっている。
話題となっているのは、食用の黒い藍藻をトッピングした、毛深いクロワッサンだ。
クロワッサンに白いクリームを挟むまでは良かったが、トッピングとして黒く縮れた糸状のアンダーヘアがちりばめられたのだ。
本場フランスのクロワッサンに敬意を欠くと非難する声があがる一方で、独創的なジョークとして面白がる人もおり、多様な意見が交錯する中、商品は連日飛ぶように売れているという。
アンダーヘア生やしました。タイで誕生した「毛深いクロワッサン」
タイのビーチリゾート地、パタヤの人気パン屋「サイワン・ベイクハウス(Saiwan Bakehous)」が、「毛深いクロワッサン(hairy croissants)」の販売を開始した。
その見た目のインパクトに瞬く間にSNSで拡散され、タイはもちろんフランスを含む海外のメディアにも取り上げられた。
店主でありパン職人のアーティット・チョムサワット氏(40)によると、きっかけは、ある顧客が、友人をドッキリさせるケーキを作って欲しいと依頼され、毛深いケーキを作ったことだという。
このケーキの出来栄えがあまりにも印象に残っていたため、チョムサワット氏はこのアイデアをクロワッサンで再現し、商品化したのだ。
アンダーヘアそっくりの糸状の物体は食用の「髪菜」
クロワッサンの上に乗っている黒く縮れた物体の正体は、「髪菜(はっさい )」と呼ばれる食材だ。
髪菜は水中に生える海藻ではなく、ネンジュモ属に属する陸生の藍藻(シアノバクテリア)の一種である。
多数の細胞糸が寒天質の基質に包まれて細長い糸状の群体を形成し、乾燥地の土壌表面に生育している。
水で戻して調理すると黒い春雨のような見た目になるが、乾燥した状態や直火で炙るなどの調理法を用いると、人間の黒い毛にそっくりな姿になる。
中国では古くから中華料理の食材として体に良いとされ、重宝されてきた歴史がある。
また、2024年には髪菜を火であぶった屋台フードが中国の若者たちの間で「髪の毛を食べてるみたいで面白い」とブームを巻き起こしていたことは以前お伝えした通りだ。
だが今回の場合、髪菜をクロワッサンに無造作にトッピングしたところ、どうしても短くカットされてしまうため、アンダーヘアにしか見えないという事態が発生してしまったのだ。
ネットでは賛否両論
あまりにも強烈な見た目に、SNS上では賛否両論の声が上がった。
クロワッサンの本場であるフランスの食文化に対する敬意を欠いているとする声や、品がなさすぎる、食欲が失せるなどと批判的な声が上がる一方で、「むしろ食べてみたい」、「最高のジョークだ」、「ホットドッグにトッピングしてほしい」と、面白がる声も上がっている。
毛深いクロワッサンは大人気
ネット上での議論とは裏腹に、サイワン・ベイクハウスの店頭では毛深いクロワッサンが飛ぶように売れており、連日、地元住民や、面白フードを求める観光客が店に押し寄せている。
で、気になるのはお味の方だ。
食べた人の話によると髪菜がクリームの甘さを引き立て、ほのかな旨味を加えていて、おいしいという。
今回の騒ぎが最大の宣伝効果を生み出したことは確かなようだ。
毛深いクロワッサンは1つ290円から310円で販売されているそうでお値段もお手頃だ。実際に食べてみたいという人は、タイのパタヤまでGOするしかないっしょ。
References: Bangkok Post - Pattaya bakery's 'hairy' croissant stirs pubic reaction[https://www.bangkokpost.com/thailand/general/3281824/pattaya-bakerys-hairy-croissant-stirs-pubic-reaction] / "Pubic Hair" Croissant from Pattaya, Thailand Goes Viral[https://www.lifestyleasia.com/hk/dining/sai-wan-bakehouse-mor-oi-croissant-pubic-hair-viral-croissant/]











