台風6号の接近に伴い、那覇市は31日夜から同市泉崎の市役所本庁舎を避難所として開設している。庁舎内に簡易テント20基以上を設け、中には簡易ベッドを備えた。
1日午前10時現在で24世帯28人が避難している。午後0時11分には、避難者が集中したため、新規受け入れを制限している。
【台風6号】避難情報まとめ(随時更新)

那覇市役所本庁舎内に設置された簡易テント=1日午前、同市役所

 那覇市寄宮の女性(30)は、2023年の台風6号で自宅が2日間停電したことを思い出し、「念には念を」と歩いて自主避難してきたという。「停電するといけないので冷蔵庫の中身は昨日片付けてきた。3年前のような大きな被害にならないと良いが...」と心配そうに話した。
 那覇市の女性は「1人で住んでいるので万が一に備えて避難した。パーテーションの中は安全だし眠れるので快適だ」と話した。
 那覇市古波蔵の戸建て住宅に1人で暮らす男性(70)は、持病の薬とパン三つ、バナナ2本をかばんに入れて避難してきた。2023年の台風6号では、家のトタン屋根が吹き飛んで雨漏りし、物置が倒壊したという。「今回の台風では家ごと壊れてしまうかも。避難所だと安心だね」。台風が過ぎ去るまでは簡易ベッドで横になって過ごすという。

 那覇市具志の女性(49)は、夫とともに1日早朝に市役所へ来た。高台にある自宅は「遮るものがなく、風が直撃する」という。強風で窓ガラスが割れた時に備え、避難する前に、書類や洋服、電化製品をタンスの中にしまい込んできた。「被害が少なく無事に過ぎ去ってほしい」
 知念覚市長は1日午前に避難所を訪れ、「台風の最接近は1日夕方。市民の皆さんは自分の身を守る行動を取ってほしい」と呼びかけた。
 那覇市は津波避難ビルやなは市民協働プラザなど計8カ所で避難所を開設している。避難情報は県の防災情報ポータル「ハイサイ!防災で~びる」で確認できる。https://bousai-okinawa.my.salesforce-sites.com/(社会部・西口優子、小島弘之)

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