環境省は2025年度に実施した絶滅危惧種ジュゴンの生息調査で、名護市・屋我地や石垣、西表、伊良部の各島の計6海域で食(は)み跡が見つかったと公表した。石垣島名蔵湾北部で自動撮影したカメラには、ジュゴンの可能性がある大型動物の尾びれなどが映っていた。
新基地建設が進む名護市東側海域では今回も食み跡を確認できなかった。

 本島北部ではジュゴンが餌場として利用する頻度が高い3海域で漁業者の協力によるモニタリング調査を実施。屋我地島済井出海域の2カ所で食み跡を確認したが、古宇利と嘉陽海域では見つからなかった。大浦湾側の嘉陽海域は18年度まで毎年食み跡が見つかっていたが、19年度以降見つかっていない。
 先島諸島では、ドローン空撮と潜水の調査で石垣島名蔵湾北、東部▽伊良部島佐和田▽西表島ホネラ、東部-の海域で食み跡が確認された。先島諸島では19年度以降これまでに14海域で見つかり、今回初めて調査した名蔵湾東部と西表島東部の2海域でも確認された。環境省はこれ以外の先島3海域を含め、餌場として恒常的に使われている可能性があるとみている。
 石垣島名蔵湾北部で撮影されたのは、ジュゴンの可能性がある尾びれのほか、黒っぽい体の影など計3枚。同一個体かは不明という。(社会部・塩入雄一郎)
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