【西平早通信員】伝統的な沖縄の武道を学ぶ「第25回沖縄武道夏合宿」が6月27、28の両日、イタリア・ヴェローナのブッソレンゴにある本部道場で開かれた。沖縄空手道イタリアとイタリア沖縄古武道協会が主催。
地元イタリアをはじめ、ドイツやオーストリア、ハンガリー、チェコ共和国の欧州5カ国から、空手45人、沖縄古武道75人の計120人が参加した。
 講師を務めたのは又吉古武道9段範士で、沖縄剛柔流8段教士の最高位の資格を持つアンドレア・グアレッリさん(65)。沖縄での修行経験を持ち、長年の普及活動が評価され、県から「ウチナー民間大使」に認証されている。
 合宿中は記録的な猛暑で、場は室温が37度に達したが、本場の技術を学びたいという門下生たちは道着を大粒の汗で濡らしながら稽古に没頭した。古武道の棒術やサイ、鎌など高度な武器術の稽古では気迫に満ちた声が響き渡った。
 最終日には、日頃の修練の成果を試す厳格な昇段・昇級審査会があった。合格を果たし新しい帯を受け取った瞬間には、張り詰めた緊張が歓喜へと変わった。今回は新たに2人が4段と5段・師範位を取得し、欧州の沖縄伝統武道のレベルの高さを示した。
 門下生からは「ヨーロッパ中の仲間と再会する貴重な機会だった。学びへの意志と情熱に刺激を受け、疲れや暑さも吹き飛んだ」「厳しい審査を終えた時の達成感はひとしお」との声が上がった。
 合宿を終えた一行の多くは、7月19日から21日にかけて豊見城市の沖縄空手会館で開催された「2026年沖縄古武道友情合宿」に参加。世界中の仲間と共に充実した汗を流し、本場の精神を肌で感じ取った。

(写図説明)合宿の参加者が見守る中、棒の攻撃に対してサイを使った防御の実演をする門下生たち=6月27日、イタリア・ヴェローナ
@イタリア 猛暑なんの 気迫の鍛錬 沖縄武道合宿に120人 ...の画像はこちら >>
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