本作は、マイケル・ジャクソンがジャクソン5の一員として才能を開花させた幼少期から、世界的スーパースターへと駆け上がる過程にあった葛藤、その才能ゆえの孤独を、27曲もの名曲とともに描く。
■「マイケルも同じように努力した」過酷な2年間
俳優デビュー作でマイケル役に挑んだジャファーは、マイケルの実の甥。撮影前に約2年間の準備期間があったことを明かした。
「みんなを驚かせるような形でマイケルを体現したかったんです。彼が持っていたエネルギーに少しでも近づこうと、常にそれを目標にしていました」
歌やダンス、演技のトレーニングを重ねる中で、「信じられないほど過酷な日々が何日もあった」と振り返る。
それでも諦めなかった理由について、「マイケルにもきっと同じような大変な日があったはず。でも彼は翌日にはまた起きて練習を続けていた。だから僕も同じようにしました」と語り、「家族の支えが疑念や不安を乗り越える原動力になりました」と感謝を口にした。
■幼少期マイケル役が苦労した“ダンスの違い”
一方、ジャクソン5時代のマイケルを演じたジュリアーノは、役作りで最も苦労したのはダンスだったと明かす。
「役をもらう前は、大人になってからのマイケルのダンスばかり踊っていました。
■お気に入りは「ABC」と「ビリー・ジーン」
劇中でお気に入りのパフォーマンスについて聞かれると、ジュリアーノは「ABC」とカウンティフェアのシーンを挙げた。
「衣装が本当にかっこよくて、自分が本物のマイケルになったような気持ちでした。『ABC』は撮影当時、僕が一番好きな曲だったんです」
ジャファーは「スリラー」と「ビリー・ジーン」の再現シーン。
「特に『Motown 25(1983年のモータウン25周年記念コンサート)』での『ビリー・ジーン』は、世界中が初めてムーンウォークを目撃した歴史的な瞬間でした。観客の皆さんに当時の特別感を感じてもらうため、絶対に間違えられないという責任感がありました」と振り返った。
■初来日で和牛のとりこに
今回が初来日となった2人。ジャファーは「日本でプロモーションツアーを締めくくれたことは本当に特別です。マイケルが日本を愛した理由がよく分かりました」と笑顔を見せた。
さらに、「今のところ一番のお気に入りは和牛です。最高ですね。
ジュリアーノは、「サムライ・ミュージアムに行ったことが一番楽しかった」と日本滞在を楽しみつつ、「プレミアイベントでファンの皆さんがマイケルの衣装や手袋を身につけて来てくれたことがうれしかったです」とコメント。「映画を観ながら一緒に歌って踊ってくれたらうれしい」と呼びかけた。
■お互いのマイケルを絶賛
お互いの演技について質問が及ぶと、ジュリアーノはジャファーをひと言で「完璧」と表現。
ジャファーも「ジュリアーノは本当に努力家。若いマイケルが持っていた繊細さや大人びた魂を見事に表現していました」と称賛した。
さらに、「撮影中は、まるでマイケル本人がジュリアーノと一緒にいるように感じていました」と語ると、ジュリアーノも「ジャファーの『Motown 25』のシーンは、本物の映像と動きが完全にシンクロしていた。2年間努力してきたことがよくわかりました」と絶賛。
“2人のマイケル”が互いを認め合う姿からは、作品に懸けた並々ならぬ思いがうかがえた。
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