2019年に再始動したWANDSが22日、公式サイトおよびSNSで“第5期”としての活動を終了することを発表した。来年3月をもって現体制での活動を終え、同月にはラストライブツアーを開催する。


 WANDSは2019年、上原大史(Vo)、初期メンバーの柴崎浩(Gt)、木村真也(Key)の3人体制で第5期として再始動。発表では、上原から「自身の新たな表現へ進んでいきたい」という強い意向が示され、慎重な協議を重ねた結果、第5期としての活動を来年3月で一区切りとする結論に至ったと説明した。

 来年3月には、メンバーの希望によりラストライブツアーを開催。3月9日に大阪・Zepp Namba(OSAKA)、12日に東京・東京ガーデンシアター、22日に愛知・IGアリーナの3会場で実施される予定で、公演の詳細やチケット情報は後日案内される。第5期としての活動終了後も、各メンバーはそれぞれ音楽活動を続けていくとしている。

 上原は「この度、私“上原大史”は「WANDS」としての活動を終え、一人のアーティストとして活動していくことを決意いたしました」と報告。「皆様と共有しあった時間のすべてが、今でも私の中で輝いていて、心から大切に思っています。それは、嘘偽りのない本心です」と感謝の言葉をつづりながらも、「私が『WANDS』という歴史あるバンドのボーカルを担ったまま今後も活動していくことで『WANDSの大切な歴史やイメージを損ねてしまうのではないか』『荒らしてしまうのではないか』そんな“枷”が自分の中にずっとあり、7年経った今でも、モヤモヤとした気持ちをどうしても拭うことができなかった…。そして今、WANDSの上原大史としてやれることはやり切ったのではないかと思っています」と胸中を明かした。そして、「正直、今回の決断を下すことは、とても怖いものでした」としながら、「2027年3月のラストライブツアーでは、皆様への感謝を胸に、WANDSのボーカルとして最大限に努めさせていただきます」とコメントした。

 柴崎は「今まで通りWANDSのこれからを見ていた僕にとって、上原からの申し入れは大変ショックでした」と率直な思いを吐露。「『まだまだ続けたかった』が僕の思いです。
次の景色をみんなに見せたかったです」と無念さをにじませつつ、改めて上原と木村に感謝し、「僕のWANDSを続けたいという思いは一旦断ち切られてしまったけれど、その思いは今もなお消えていません。その時が来る事を願って前向きに活動していきます」と前を向いた。

 木村は「活動終了のお知らせをする日が来てしまい、とても寂しい気持ちです」とコメント。「ここまで見守ってくださったファンの皆様、メンバー、スタッフ、関係者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝を伝え、「WANDSに新たな可能性を示してくれた上原の次なる挑戦を陰ながら応援しています」とエールを送った。

■WANDSメンバー コメント

▼上原大史(Vo)
いつも温かく応援してくださり、ありがとうございます。

この度、私“上原大史”は「WANDS」としての活動を終え、
一人のアーティストとして活動していくことを決意いたしました。

この約7年間、WANDSのボーカルとして活動させていただいた事、そしてその中で出会えたすべてに、心から感謝しています。
様々な思いがありましたが、皆様の沢山の支えにより、ここまで続けることができました。

今は心から「やってよかった」「出会えてよかった」と思えています。

皆様と共有しあった時間のすべてが、今でも私の中で輝いていて、心から大切に思っています。それは、嘘偽りのない本心です。

一方で、私が「WANDS」という歴史あるバンドのボーカルを担ったまま今後も活動していくことで
「WANDSの大切な歴史やイメージを損ねてしまうのではないか」「荒らしてしまうのではないか」
そんな“枷”が自分の中にずっとあり、7年経った今でも、モヤモヤとした気持ちをどうしても拭うことができなかった…。

そして今、WANDSの上原大史 としてやれることはやり切ったのではないかと思っています。

正直、今回の決断を下すことは、とても怖いものでした。

「WANDS」という大きな名刺を手放した自分に、何がどれだけ残るのか。
その不安は、今も決して小さくありません。

それでも、「怖いからやらない」 という選択は出来ませんでした。

ただ、この決断が、WANDS第5期を続けたかった柴崎さんの思いや、第5期のこれからを楽しみにしてくださっていた皆様の期待に応えられないものになったことは、重く受け止めています。

2027年3月のラストライブツアーでは、皆様への感謝を胸に、WANDSのボーカルとして最大限に努めさせていただきます。

これまでWANDS第5期を応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

今でもメンバーのことは変わらず大好きです。
そして、支えてくださったファンの皆さんのことを何より愛しています。

これからの新たな歩みも、見守っていただけましたら幸いです。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。


上原大史

▼柴崎浩(Gt)
WANDSを支えてくれている皆様へ。
とても残念なお知らせをしなければなりません。WANDS第5期の活動を終了する事になりました。
今まで通りWANDSのこれからを見ていた僕にとって、上原からの申し入れは大変ショックでした。
上原の才能に惚れ、共鳴し、一つ一つ積み重ねたものが終わるということです。「まだまだ続けたかった」が僕の思いです。次の景色をみんなに見せたかったです。
けれどボーカリスト不在で活動は出来ません。なので終了に至りました。

再始動に至るには、WANDSの続きを見たいって僕の気持ち、上原の決意、木村の協力、プロデューサーの思い、これまでに残されてきた楽曲の数々、さまざまな思いや事の巡り合わせがあって実現しました。
上原が加入を決めてくれたことや今まで一緒に頑張ってくれて素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたことに感謝してます。
木村が再始動に協力してくれてこれまで頑張ってくれたことへも同様です。

そして多くのファンの方々に支えて頂きました。
その全てが無ければ出来ない素晴らしい経験をさせてもらいました。

これまで簡単な道のりではありませんでした。またいつでも再始動できるとも限りません。
僕のWANDSを続けたいという思いは一旦断ち切られてしまったけれど、その思いは今もなお消えていません。

その時が来る事を願って前向きに活動していきます。

これまでWANDS第5期を受け入れて応援してくれた皆さん本当にありがとう。
心から感謝しています。
WANDS第5期のこの先を見せてあげられなくてごめんね。
今までありがとう。

柴崎浩

▼木村真也(Key)
活動終了のお知らせをする日が来てしまい、とても寂しい気持ちです。

WANDS第5期の始動が決まった時、上原や柴崎の姿を見て、「自分にできることがあるなら力になりたい」という思いでここまで歩んできました。


しかし、私が体調を崩してからは、思うように活動に参加できず、ライブやイベントで皆さまとお会いする機会も少なくなってしまいました。応援してくださる皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、それでもSNSやお手紙を通して温かい言葉をかけ続けてくださったこと、本当に大きな励みになっていました。

ここまで見守ってくださったファンの皆様、メンバー、スタッフ、関係者の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
WANDS第5期として過ごした日々や皆様との思い出は、これからもずっと大切にしていきます。

そして、WANDSに新たな可能性を示してくれた上原の次なる挑戦を陰ながら応援しています。

木村真也

■WANDSに関する主なオリコンランキング記録
【WANDSシングル累積売上枚数TOP10】
1位…『もっと強く抱きしめたなら』(1992年7月1日発売)
最高1位、累積売上166.3万枚
※ミリオン達成作品

2位…『時の扉』(1993年2月26日発売)
最高1位、累積売上144.3万枚
※ミリオン達成作品

3位…『世界が終るまでは…』(1994年6月8日発売)
最高1位、累積売上122.1万枚
※ミリオン達成作品

4位…『愛を語るより口づけをかわそう』(1993年4月17日発売)
最高1位、累積売上112.1万枚
※ミリオン達成作品

5位…『Jumpin'Jack Boy/White Memories』(1993年11月17日発売)
最高2位、累積売上82.7万枚

6位…『恋せよ乙女』(1993年7月7日発売)
最高1位、累積売上81.9万枚

7位…『Secret Night~It's My Treat~』(1995年2月13日発売)
最高1位、累積売上63.1万枚

8位…『Same Side』(1995年12月4日発売)
最高2位、累積売上23.4万枚

9位…『錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう』(1997年9月3日発売)
最高4位、累積売上21.3万枚

10位…『WORST CRIME/Blind To My Heart』(1996年2月26日発売)
最高9位、累積売上13.5万枚

【シングル1位獲得作品数:6作】
『もっと強く抱きしめたなら』、『時の扉』、『愛を語るより口づけをかわそう』、『恋せよ乙女』、『世界が終るまでは…』、『Secret Night~It's My Treat~』 ※獲得順

【アルバム1位獲得作品数:4作】
『時の扉』、『PIECE OF MY SOUL』、『SINGLES COLLECTION+6』、『WANDS BEST~HISTORICAL BEST ALBUM~』 ※獲得順

※オリコン調べ(2026/7/27付)
編集部おすすめ